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2618号 2021年4月21日

ボクシング夜23時の追い込み練習から思う/叱咤激励が自己限定を越えさせてくれる

(本日のお話 2653字/読了時間3分半)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件の打ち合わせ。

並びに夕方からは
大学院のプロジェクトミーティング。

そして仕事終わりの夜21:30から
ボクシングのジムへ。



また昨日、告知をさせていただきました

「ストレングス・ファインダー・ワークショップ」ですが、
即日にて、満席となりました。

(お申し込みいただきました皆さま、
ありがとうございます!)

また次回は夏~秋ごろ、開催予定でございます。



さて、本日のお話です。

リモートワークが常態となってから
運動不足が気になっている方も
少なくないのではないかと。

動かないとびっくりするくらい
体力が落ちてしまいますね。。。

そしてそれは日々の生産性にも、
またご飯の美味しさにも睡眠の深さにも
影響してくる、と感じます。

ゆえに私もそんなことを意識し、
少し前から

1週間に2回、
ランニング(10キロ)または
キックボクシングジムに通うことを

ルーチンにしています。

そして、昨晩
”ボクシングクラス”の練習にいったのですが、

その練習にて、

「叱咤激励されることの力強さ」

を身にしみて感じたのでした。

今日はそのお話について学びと気づきを、
皆様にご共有させて頂ければと思います。

タイトルは、

【ボクシング夜23時の追い込み練習から思う/叱咤激励が自己限定を越えさせてくれる】

それでは、どうぞ。

■火曜日の夜21:30。

割と遅い時間から、
私が通っているキックボクシングジムでは

”ボクシングクラス”

が開催されています。

日本ランキングの
上位のプロボクサーのコーチが
本格的に教えてくれるというこのクラス。

私も予定が合う時にたまに参加しています。

(私実は、大学時代は
ボクシング部でありました)

■昨日の参加メンバーは、約8名。

基本メニューは、

・準備運動
・シャドーボクシング
・対人練習1 ディフェンス
・対人練習2 オフェンス
・対人練習3 マスボクシング(当てないスパーリング)
・サンドバック打ち
・補強

など。

これを約1時間ちょっとやる流れです。

■ただ、このボクシングクラスの特徴は

”デフォルトが体育会系”

であるのが特徴。

サンドバックを打つときも、
コーチがいつも、大声でこう叫びます。

コーチの雰囲気は、松岡修造と、
俳優の吉田鋼太郎を足して2で割った感じ。

「40秒!!
サンドバック打ち続けましょう。

40秒体力を温存してやるのも自分。
最初から飛ばして出し切るのも自分。

じゃあ、いきましょう!」

(全力でやれ、というメッセージですね)

そして、

サンドバックを打ち終わった後、
ヘロヘロになっている皆に、
こう問いかけます。

皆はハアハアと息をしています。

ちなみにコーチも練習に参加しており
息があがっています。

「さっきの40秒…自分に勝てた人?

(手を挙げる人がパラパラとでる)

そう!そこが大事なんですよ」

と。

実に、体育会系です。

■そして練習が
ほぼ終わりかけた頃、
コーチが笑顔でこう言います。

「よーし、だいぶ体も温まりましたね!

じゃあ、補強やりましょうか。」

そして、

・腕立て25回 ×2回

・腹筋(プランク)1分間

・腕立て付きのバービー37回

をやります。

そして

皆がヘロヘロになった後、
重ねるようにこう言います。

「じゃあ、最後!

いつものように
懸垂やりましょうか!」

そして、懸垂20回。

「回数じゃないからね!
自分が全力を出したかどうか!」

コーチ自身が上記のメニューを
顔を歪めながらもやり切って、

参加メンバーもそれに
ついていこうとする、

”追い込みつつ、出し切る雰囲気”

が出ていました。

ちなみに時間は
23時を回っています(苦笑)。

そんな練習をしながら、

「1人では絶対に
ここまでやらなかったし、
できなかったな」

と思う自分がいるのでした。

■上記の練習が合う、合わないは、
人によってまちまちでしょう。

追い込むのが好きな人は好きだし、
そうではない人はまっぴらごめん、

という内容かと。

内容はおいておいて、

私がボクシングクラスに参加をして、
改めて思ったのが、

【人は誰かの”叱咤激励”により、
自分の限界を越えられる】

ということでした。

「叱咤激励」とは

”叱咤(=大声で叱る)”という
単語が入っていますが、

この四字熟語の大きな意味は

『大きな声で激しくも、相手を強く応援する』

という意味だそう。

この

”激しく、強く応援する”

この力を感じるのです。

■思うに、私達はどこかで

「自己限定」をしている節が
あるようにも思うのです。

本当は、自分が出し尽くしたら
手が届く範囲のことだったとしても、

「いやー、それは無理でしょ」

と、どこかで壁を感じ、

傷つくことを恐れ、
あるいは無駄になることを恐れて

全力を出しきれないことが
あるのではないでしょうか。

■確かに全力を出して、

投資した時間とエネルギーが
結果に繋がらなかったら、
やはり残念な気持ちになります。

だから、

リミッターのようなものを
どこかでかけてしまうことが、
どこかであるのかもしれない。

、、、私は私自身を振り返り、
そういうこと、結構あるよなあ、

と思っています。

■ただ、今回の
ボクシングクラスで学んだことは

コーチがすぐ側で
”叱咤激励”し続けてくれること、

「40秒、出し切って下さい!」

「回数じゃない。自分が全力でやったか」

「ハイハイハイハイ!もっともっとー!!」

と耳元で声を張り上げて
背中を押してくれることによって

自分がもう一歩、更にもう一歩と、
限界を越えて進むことができることを

感じたのでした。

■そしてこれは、

他の多くのことにも
通ずることだと思います。

例えば、なにかの目標を目指す際、

それが

資格取得であれ、
勉強であれ、営業の数字であれ、

「まあ、頑張ってるよね。
それなら仕方ないか」

と優しさという名の衣で
目標を達成しないことを認めるのではなく、

その人の可能性を信じ

本人の根底の望みを察知し
本人が頑張れる余地も見極めた上で

「もっとできる!まだまだ出来る!
出し切ろう!」

と迫るような強さ、

”叱咤激励の姿勢”にこそ、

その人の「自己限定」の壁を壊す力が
あるのだろう、

と感じるのです。

そのときは大きなお世話だ、
そんなに追い込まなくても…

と思っても、結果的に鬼気迫る勢いで
背中を押した人の何人かは、

壁を突破していく姿を
これまでも私も目にしてきました。

■人は、一人では
なかなか頑張れないもの。

つい甘えてしまうことも、あるもの。

だからこそ、時に
自分を追い込んでくれる他者、

激しく、強く応援してくれる他者の存在は、
実に貴重であり、希少です。

自分の既成概念や限界を突破できる場を設ける、
そんな仲間をそばに置く、

とても大切なことだなあ、

そんなことをボクシングクラスにて
思った次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>

自分に打ち勝つことは
勝利のうちで最大のものである

プラトン

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