ローランドから学ぶ「聞き上手」への道
(本日のお話 1601字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は8件のコーチング。
また2件のアポイント。
夜からはコーチング仲間
情報共有会でした。
*
さて、本日のお話です。
今週、半年間続いた
研修の振り返りも兼ねて、
合計25名の方と、個別コーチングを
行う機会をいただきました。
その中で、よく頂いた質問があり
そのことについて思うことがありましたので
今日はそのお話からの気づきを、
皆さまにご共有させていただければと思います。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは
【ローランドから学ぶ「聞き上手」への道】
それでは、どうぞ。
■「メンバーや社員の相談に乗るとき、
うまく相手に寄り添えるか不安です」
という相談を、
今週、4人ほどの方に頂きました。
例えば、
「機械トラブルなどは、
対処方法が決まっているからいいけど、
人の心が関わるものについては、
・どのように聞くのが正解か、
・自分が相手の感情に飲まれてしまわないか
などが心配」
とのこと。
■特に、ごちゃっとしている
相手の思考を紐解いていくのは、
どのようなアプローチが必要なのか、
なんとも難しく感じるのは
当然なのかもしれません。
ただ、私もコーチングをやっていて、
色々な方の聞き方を見ることがありますが、
「聞き上手の人」を見ていると、
『「聞き上手な人」には型がある』
と気づきます。
■例えばですが、
「へー、◯◯なんだね」
と相手の言葉を
さりげなく”繰り返す”などもそう。
余談ですが、先日YouTubeで
ローランド
(あの伝説のホストと言われた人)
の動画を見ておりました。
■”ローランドが、
彼女いない歴=年齢のテレビのADを
モテるように改造する!”
みたいなYouTube番組。
ローランドが
そのモテないADさんに対して、
「服選ぼうか。何色が好きなの?」
と聞くと、
「緑が好きなんです」
「へー、緑が好きなんだ」
とか、
「どっちのジャケットが好き?」
「こっちのほうがしっくり来ますね」
「うん、しっくり来るんだね」
みたいに、
相手の言っていることを
・適切なタイミングで
・ごく自然に
・エレガント
”繰り返す”を行っていて、
「すごく感じが良い方だなあ」
と思わされました。
言ってしまえば、
これも”お決まりのパターン”とも言えます。
■上記は一例ですが、
他にもコーチングを行っていると、
相手の深い部分に
触れていくのが上手な人は、
”パワフルで使える質問集”
を持っているように感じます。
例えば、
・「本当は、どうしたいのですか?」
(相手の本音に迫る質問)
・「◯◯の満足度は、10点中何点くらいですか?」
(程度の違いを明確にする質問/スケーリング)
・[今できることを、3つ挙げるとしたら?」
(選択肢を広げる質問/リスト3の質問)
という質問を使う。
あるいは、
自分の意見を伝える際に、
・「ちょっと思ったこと、伝えてもいいですか?」
(許可取りの質問)
と伝えて、相手に意見を
受け取る準備をしてもらう、
など。
■これらは自然に使っているようだけれど、
”今思いついた質問”などではなく、
「何度も使いなれたパワフルな質問」
をツールボックスのように持っていて、
適切なタイミングでそれを引き出している。
どのタイミングで、
どの質問が効果的なのかは、
経験が必要となりますが、
「ある質問を自然に使えるまで、
何度も練習をする」
ことこそ、
”聞き上手になるための練習方法”
なのだろう、と思います。
■たぶん、ローランドだって、
下積み時代に、
”相手に好感を持たせる言葉”
”相手に踏み込む仕草”
などを、自然とできるように
何度も練習をしたのではないか、
と感じます。
(わかりませんけど)
ただ、
効果的な技術(問い)を理解し、
それを自然に支えるように繰り返せば
ローランドの素晴らしき
”繰り返し”の技術のように
・適切なタイミングで
・ごく自然に
・エレガントに
に発動できることが出来るのかな、
と思います。
■私自身
様々な「問いのレパートリー」を
自らの引き出しに入れて、
いつでも取り出せるように
練習していきたいな、
と思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
試してみることに、失敗はない
デイル・ドーデン(アメリカの実業家/1950-)
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