Uber配達員Tさんから学んだ「仕事のあり方」
(本日のお話 2190字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は4件のアポイント。
また2回目のワクチン接種でした。
(ようやく、です)
明日も仕事が絶好調であるので
熱は出ないことを祈るのみです。
*
さて、先日お昼に
UberEATSを頼んだのですが、
その際に、ちょっとした
感動を覚える体験がありました。
そして、その体験から、
「仕事とは何か?」
について、ふと
考えてしまいました。
今日はその体験と気付きについて
皆様にご共有させていただければと思います。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは、
【Uber配達員Tさんから学んだ「仕事のあり方」】
それでは、どうぞ。
■「ねえねえ、すごいんだけど!」
昼11:30。
妻が玄関口で、
ちょっとテンション高めに、
そうつぶやいておりました。
リモートワーク下で、
ちょっと忙しかったので、
マクドナルドを食べようと、
Uberで注文したのでした。
■妻がたまたま
郵便物を受け取りに玄関を開けた際に、
Uberの配達員の方が、
マックのハンバーガーセットを
届けに来て、鉢合わせになりました、
そして、その商品を渡された際に、
一緒に小さなカードを渡されたそうです。
そのカードには、手書きで、
以下のように書かれていました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この度は、UberEATSをご利用いただき、
誠にありがとうございます!
だんだん気温が下がり、寒くなってきましたので、
体調を崩されないよう十分にお気をつけください^^
また、お手紙を読んでいただきありがとうございます!
またのご利用をお待ちしております!
Uber配達員T
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
…と。
ちょっと丸っこい字で、
カードにびっしり書かれています。
■地味なようですが、
これにはちょっと驚きました。
これまで幾度となく
Uberを頼んできましたが、
このようなことは
私も妻も”初”でした。
…というか、
Uberは都内で頼むと、
顔も合わせず商品を置くのみです。
…とすると、
おそらく配達員さんは、
自宅でそのカードをたくさん書いて
懐に忍ばせた上で配達をしていることになります。
■妻が「いい笑顔の好青年だったよ」と
言っておりましたが、
なんとなく、
その爽やかそうな笑顔
そして仕事への向き合う真摯な姿勢を
想像してしまいました。
(私は会っていませんけど)
そして、何かをもらうと
お返ししたくなる”返報性の法則”が
発動してしまいまして、
Uberの
「チップを渡す」ボタンを
ふと押してしまったのでした。
■そしてハンバーガーを食べつつ、
研修でよく使われる、
『三人のレンガ職人』
のお話を、思い出しておりました。
内容としては、
ざっくりこんな話です。
*
一人目のレンガ職人に
「何をしているんですか?」と聞くと
『見りゃわかるだろ。
レンガ積んでるんだよ』
と仏頂面で答え、
二人目のレンガ職人に
「何をしているんですか?」と聞くと
『教会を立てているんだよ』
と真摯な様子で答え、
三人目のレンが職人に
「何をしているんですか?」と聞くと
『町の人が幸せになれる
憩いの場所を作っているんだよ』
とキラキラした瞳で答えた、
…みたいな話。
■何がいいたいかと言うと、
やることは同じでも、
「仕事にどんな意味をもたせるか」
によって、働きがいも、
働き方も変わってくる、
というたとえ話です。
これは現実でも同じようなもので、
・やっていること先にある目的はなにか?
・自分はなぜ、何のために働いているのか?
という大きなビジョン・ミッションに
共感しながら働くことで
仕事には温度や熱がこもる、
という話です。
■ちなみにちょっと脇道にそれますが、
奇しくも同日、
外出帰りコンビニで
『チョコモナカジャンボ』
というアイスを買って
レジに並んでいたときのこと。
つい手を滑らせて
ジャンボを落としてしまいました。
すぐに拾って
レジで会計をしようとしましたが、
レジの店員のパートさんは、
「お取りかえしましょうか」
とサラリと言いました。
私は「いえ、大丈夫です!」、と
そのままアイスを購入しましたが
その言葉をかけてくれたという
その行為によって
”心がほっこりして、
なんだか幸せな気持ちになった”
のでした。
■そして思います。
・Uberの配達員にせよ
・コンビニのレジにせよ、
『仕事の基本スタンス』とは、
【誰かを、できる範囲で
ちょっとだけ幸せにする】
という行為なのではなかろうか、
…と。
以前の職場の同僚が、
「1日が始まるときに
誰か1人、ほんのちょっとでよいから
幸せにできたらいいなと思ってます」
と語っていましたが、
まさにそんなスタンス。
■もちろんそれは
・接客や営業
・カスタマーサポート
など、
”感情労働”
と呼ばれるものだから当たり前だろう、
と言われそうですが、
必ずしもそうとは限らない、
と思うのです。
■どんな仕事であれ、
”関わる人への
ちょっとした声かけ”
(ねぎらいの言葉、
感謝の言葉、親切な言葉)
などは、誰でもできるし、
それで誰かはちょっとだけ
幸せになったり、元気になったりする。
そしてそれは自分ができる
”いつもの毎日の中に付加できる
ちょっとした素晴らしいこと”
だと思うのです。
■同じ仕事でも、
「誰かのためになる一工夫」
を加えること。
きっとそれによって
自分も周りも得られるものが
”増し増し”になっていくのだと思います。
あんまり、
そのような青っぽい話は、
社会人歴が長くなるとしなくなりますが
改めてUber配達員のTさんから、
”仕事の基本スタンス”
を学んだように思った次第です。
誰かをちょっとだけ幸せにする…
大事だなあ、と思います。
Uberの配達員さんは、
そうするとチップがもらえるから、
と思っていた可能性もありますが(笑)
それも含めて、個人的には拍手!だと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
もしこちらが親切を続ければ、
たとえ良心のひとかけらもない人間でも、
必ず受け入れてくれるだろう。
マルクス・アウレリウス(古代ローマの皇帝/121-180)
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