「出会った学び」を自分のものとして取り入れる技術
(本日のお話 2038字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
並びに夕方からは人事の会。
その後打ち合わせなどでした。
*
さて、本日のお話です。
先日より「アンラーニング」をテーマに
皆さまにもご紹介をさせていただきました。
そのまとめのプロセスの中で、
思うことがありましたので、
今日はそのお話について、
皆さまに学びと気づきをご共有させていただければと思います。
それでは参りましょう!
タイトルは
【「出会った学び」を自分のものとして取り入れる技術】
それでは、どうぞ。
■話は急に変わりますが、
私、以前、
求人広告の営業をしていました。
なので、過去の習慣からか、
ふと駅前やコンビニの
タウンワークに目が留まることがあります。
(別にバイトを探しているわけではなく)
そういえば、
20年前、私が学生時代は
バイト雑誌は100円で売っていました。
それがしばらくして、
バイト雑誌は0円、フリーとなりました。
そして、最近は
タダであっても、
そのままラックに放置されており
「ああ、フリーペーパーも
こういった立ち位置になっているのだろうか」
と感じたのでした。
■まさに
”情報の価値の変遷を感じる
典型的な事例”
と思えます。
正直、今の時代
必要な情報、知識は
ちょろっとGoogleさんにきけば
表面的なものは膨大に転がっています。
ただ、大事なのは、
本当に自分にとって必要で、
有益な情報について
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1,上手に検索する技術
2,上手に自分のものとして取り入れる技術
3,上手に引き出す技術
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ことだと感じています。
■様々な工夫が
人によってあると思います。
例えば
『1,上手に検索する技術』
でも、Googleではなく、
「Google Scholar」という
論文検索をすると、より骨太な情報が出てきます。
こういった方法もそうでしょうし、
一次情報に出会いに行くために、
あえて売れている本ではなく、
研究書のような「日があたっていない良書」
を探す方法もあるでしょう。
■そして今日特に
フォーカスをしたいのが、特に
『2,上手に自分のものとして取り入れる技術』
でございます。
*
というのも先日、
大学院の2年生に向けて、
最後の論文に相当するものを、
どのようにまとめたらよいのかを、
現在の1つ上の大学院の先輩から
聞く機会がありました。
その時、先輩が語っていた
印象的だったのが、
「今関連論文を集め、まとめている。
しかし、読んだ内容を忘れたり、
どこに何があったかわからなくなる。
整理することがポイントだと思う」
という話でした。
そして、
当たり前のようですが、
ものすごく大事だな、
と思ったのです。
■、、、というのも、
(もしそれが
実用的な学びとしての読書であれば)
いくら本を大量に読んだとしても、
”それらを必要なときに、
必要な箇所を脳内に想起することができない”
とか
”学んだ内容を
(ある程度)語ることができない”
のであれば、
使えないという意味で
学んでいないに等しい
と(私は)思うからです。
■そして、上記は
私自身に対して、
問いかけていることであります。
例えば、
昨日までのメルマガで、
合計6回に亘って
「アンラーニング」
の話を伝え続けてまいりました。
これはなぜそうしているかと言うと、
「絶対忘れるから」です。
ぶっちゃけ、書いたそばから
ガンガン忘れていきます。
一昨日読んだはずなのに、
次の日開いてみると、
あれ、こんな事書いてあったんだ、、、
と自分でも驚きます。
■私の脳のスペックの問題かもですが
このようにお伝えした知識ですら、
「あれ、そんな事書いたっけ?」
と忘れていくのです。
だから、
「記憶の外部貯蔵庫」として言葉に残し、
いつでも引き出せるように
工夫をしておきたいと思っています。
ゆえに、
『2,上手に自分のものとして取り入れる技術』
が大事だと思うわけです。
■願うならば、
一度出会った知識は
保持し続けたいものです。
しかし、
学びをシャワーとして浴び続けると、
何度も登場する知識や概念は別として
ある短期間に出会った知識とは、
どうしても刹那的な向き合いとなります。
すると、
まるで電車が駅に停車して、
そして過ぎ去っていくかのごとく、
「そういえばそんな駅あったなあ
(景色も特徴も思い出せないけど)」
という感覚になります。
まあ、回りくどくいいましたが
「忘れる」のです。
■だからこそ、
出会った知識を自分のものとして
保持し、活用するために、
1,上手に検索する技術
はもとより、
2,上手に自分のものとして取り入れる技術
ということで、
・ブログやメルマガなどに記載する
・「外部記憶装置」として思考の軌跡を残しておく
という習慣を持つことは、
情報を活用するためには、
有用だと感じています。
■一度かけば、
「なんかそれっぽいこと
書いた気がする」
くらいには覚えているので、
そこから検索して
上手に引き出すことで、
学んだことを積み上げ、
学んだことを活用し続けられるようになります。
、、、ということで、
昨日まで何度もアンラーニングの話を
書き続けてきた背景には、
そんな思いがありました、
というお話でございました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
人に頼む方法さえ身につけておけば、
人生を切り抜けられる。
ポール・オーファラ(米国の実業家・キンコーズ創業者/1947-)
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