メールマガジン バックナンバー

2947号 2022年3月17日

強みの4つの開発戦略とテクニック

(本日のお話 1575字/読了時間2分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は1件のアポイントと
午後はお休みをいただいておりました。

余談ですが
リモートワークで腰痛になりがちでしたが、

体幹トレーニングをしたら、
あっという間に腰痛が消えて驚きます。

マッサージなどの対症療法でなく、
脊柱起立筋等の筋力をアップさせるとう
根治療法のほうが、効果もあるし、

またマッサージのお金もかからず
コスパがよさそうです。
(ちょっと疲れますけど)

引き続き、取り組んでいきたいと思います。



さて、早速ですが本日のお話です。

先日よりお届けしております、

「組織におけるストレングス・ベースの
リーダーシップ・コーチング」

『Strength-Based Leadership Coaching in Organizations
An Evidence-Based Guide to Positive Leadership Development』


について、本日もお届けしたいと思います。

本日は「第6章 強みの開発」の”後編”でございます。
それでは早速まいりましょう!

タイトルは、

【オススメの分け方!強みの4つの開発戦略とテクニック】

それでは、どうぞ。

■「強みを活かす」。

今日もこのテーマで掘り下げていきますが、
また”活かす”という定義でも、
色々な活かし方(=開発戦略)があるわけです。

ちなみに

その”活かし方(開発戦略)とは、
以下の4パターンが汎用的である、

とのこと。

その4つの強みの開発戦略と
続くご紹介のテクニックは、

「なかなかわかりやすいじゃん!」
と読みながら静かに感動しておりました。

■ちなみに、こういう分け方です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<強みの4つの開発戦略>

1)「完全に強みが活用できている」場合
2)「強みが活用できていない」場合
3)「強みの使いすぎ」の場合
4)「強みの誤った使用(利己的・倫理に反する使用)」の場合

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上記の4つの場合に対して、
それぞれ開発戦略を考えよう!

というお話。

■「強みを開発する」
「強みを活かす」

と考えたとしても、

(当たり前ですが)
人は特定の1つの技能だけで仕事をして
成果を出しているわけではありません。

いくつかの強みを組み合わせたり
補完し合ったりして結果を出しています。

ゆえに「強みを活かす」というのは、
「強み」を成果につなげるための
様々なパターンを網羅的に考え、

「自分の強みが、
最も働くシステム創り上げる」

ことが目指す一つの方向性なのでしょう。

■そして、それを考える上で

どんな観点があって、
どんなことに気をつければよいかを知ることで

上手に強みを活かし、育てることができる
といえるかと思うわけです。

■では、実際にどんな視点で
強みの開発を考えるとよいのか?

以下整理をいたしました。

―――――――――――――――――――――――――――――

<強みの4つの開発戦略とテクニック>

1)「完全に強みが活用できている」場合
1,目標との整合性をとる
2,弱点を補強する
3、(使える)コンテクストを更に広げる

2)「強みが活用できていない」場合
1,強みを補完するペアリングを考える
2,強みの認識を高める
3,ピーク時の経験(から強みを導き出す)

3)「強みの使いすぎ」の場合
1,中和する強みを適用する(自制心など)
2,強みの使用頻度の最適化(スイートスポットを見つける)
3,脱線の管理をする(致命的な弱みにならないように管理する)

4)「強みの誤った使用(利己的・倫理に反する使用)」の場合
1,価値観の明確化
2,中和する強みを適用する(自制心など)

※参考:『Strength-Based Leadership Coaching in Organizations
An Evidence-Based Guide to Positive Leadership Development』
第6章より
――――――――――――――――――――――――――――――

■いかがでしょうか。

流し見をすると、何が何やら、、、
という内容だったかもしれませんが、

こう見て見ると、
とても大事な事が書かれているように思います。

例えば、

・完全に強みを使えているなら、
更に色んな場面で使えるようにしましょう、

とか、

・強みを活かせていないなら
「そもそも自分の強みを認識する」ところから
始めましょう、

とか、

・良かれと思って使っている強みが
”強みのつかいすぎ”になっていて、
周りにとっては役に立っていない場合は、
その出力をコントロールしましょう、

とか、

・そもそもそれって、自分のためだけに使ってません?
人のために使ってますか?

などは、とても大切な問いであり、
自分の強みを活かす方向性を考えるための
思考ツールである、

とも思うわけです。

■「強みを活かす」とひとことで言っても、

それは個人によって、そして文脈によって、
必要な「開発戦略」や「テクニック」は
違ってきます。

これらを分類して、
それぞれで開発戦略を考えてみる。

そして、それぞれを言語化してみる。

もしそれをやったとしたら、
必ずや、自分の強みをより活かすことができる状態に
近づいていくのだろう、と思います。

ご参考になれば幸いです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

==========================
<本日の名言>

真に有能な人の特質は、
決して自分に満足しないところにある。

プラウトゥス(古代ローマの劇作家/BC254-184)

==========================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す