「イケてないよね」と言ってくれる人を大切にする
(本日のお話 1702字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は15キロのランニングでした。
これから大きな変化もありそうなので、
今一度、リスタートの気持ちで
帯を締め直して参りたいと思います。
*
さて、本日のお話です。
今日は論文から少し離れて、
この週末に実家に帰った時の気付きを、
皆さまに共有させていただければと思います。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは、
【「イケてないよね」と言ってくれる人を大切にする】
それでは、どうぞ。
■私事ですがこのメルマガ。
現在の読者の中には、
父・母・姉、
妻、従姉妹など、
紀藤の親族・友人も
多分に含まれております。
そして最近の近況を
このメルマガを通じて
父母に報告する形にもなっています。
メルマガは、親孝行(?)のツール
でもあります。
■ちなみにそんなメルマガについて
母や姉に聞くと、
「最近は、論文ばっかりでつまらん。
だから読んでいない」(by母)
「メルマガ?開いてないよ」(by妻)
「以下同文」(by姉)
とのこと。
率直なフィードバック、
気が引き締まります。。。(汗)
■さて、その中で、
母と姉がいう、
最近唯一面白かったネタが
「ピアノの発表会」の話だったらしく(参考↓)
https://1lejend.com/b/detail/HSfoIRnMfw/4131962/
「失敗した感じが
誰にも思い当たる節があってイイ」
とのことで、
珍しく高評価を得ました。
■そんな流れで、
ピアノの発表会の際に
妻が撮影したスマフォの映像を見せて、
感想を聞いてみよう、と思いました。
率直に「どう思うのかな」と思ってです。
すると、こう返ってきます。
(本物の曲と比べて)
「全然違う曲じゃんw」
「康行(私)のは音が流れてる。
粒がはっきりしてない」
「あ、間違えた!」
、、、とのこと。
SNSで恥ずかしげもなくアップをすると、
「いいね!」しか見えませんが、
実際「あららら・・・」と思う人が
多数いるはずの演奏でしたから、
このリアクションから、
忘れかけていた(下手であったという)現実を
再認識させられた気がしました。
しかし、家族であり、
切れることがない縁だから、
”本音のフィードバックを
サラリとくれた”
ともいえますし、
そのことで、冷静に
自分の今の姿を見つめることができた、
とも言えます。
■多くの場合、皆さん、大人です。
そして優しいし、
わざわざ人を傷つける事も言いません。
ゆえに「本音」があっても
言わないことも多いもの。
近い距離の人なら
率直語れるかもしれない。
でも知人くらいの方に、
ザラつきがある言葉を
躊躇なく伝えられるかというと、
やはり言葉は選ばれるものです。
(選ばない人もいるでしょうけど)
■大人がゆえ、
色々感じて、
混じり合った感情や意見の中で、
嘘ではないけど、
一番大きな感情でもないものを
オブラートに包んで、前向きな形で伝える、、、
そんなことを
行ったりするようにも思います。
それは相手を傷つけまい、
という気持ちでもあるし
自分が好かれたい、
という気持ちの現われでも
あるかもしれません。
■ただ言えるのは
諸々の心理を考えても、
「人は常に本音を言うとは限らない」
わけですし、
ありがたい言葉は
ありがたい言葉として受け取ったとしても、
本音を言うとは限らない、
ということを考えると
「自分の姿を誤認してしまう
危険性もある」
と言えます。
、、、とすると、
”現実をハッキリと見せてくれる、
曇りなき鏡のような存在”
(今回で言えば母・姉・妻)
はありがたいと思うべきであるし、
そういった人からのフィードバックは
最も多くの人が思うであろう意見として
受け取る必要があるよな、、、
と思ったのでした。
■誰しもが自分のことは
どこかかわいいものですから
”自己奉仕バイアス”
ともいわれるように、
自尊心を保ちたい気持ちから、
自分の良いところに着目してしまうこと、
少なからずあるように思います。
でも、そうしていると結果として
裸の王様になってしまい、
望ましくないことにもなりかねません。
■ゆえに、
【「イケてないよね」とずばり言ってくれる人】
例えば、身内がゆえに
率直なフィードバックをくれる人を大切にし
「やっぱりそうだったよね」
(やっぱり裸だったよね)
とありのままの自分を見つめることも
大切なことだよな、
などと思った次第です。
もちろんありがたい言葉は受け止め、
その優しさと言葉で自分を勇気づけつつも、
一方その言葉に甘えず、
自分の姿も正確に認識できるよう
冷静な目も持っていたいな、
と思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
マイスル・デイヴィスはブーイングを浴びた。
ハンク・ウィリアムズもブーイングを浴びた。
ストラヴィンスキーもブーイングを浴びた。
あなたもたまにブーイングを浴びないと何者でもなくなる。
ボブ・ディラン(米国のミュージシャン/1941-)
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