敬意と感謝をもって「巨人の肩」に乗る
(本日のお話 1545文字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日金曜日は、
午前はケース作成のためのインタビュー実施。
午後から対面でのコーチング研修。
夕方、帰宅後8キロのランニングからの、
大学院の授業でした。
30-40分なんとか走ると、
頭がスッキリしてよいですね。
*
さて、本日のお話です。
先日大学院の授業で、
「最近の出来事を振り返る」
というコーナーがありました。
その中で、
「最近忙しくて、完全に消化不良である・・・」
という声が口々に漏れてきたのですが、
その話に共感を覚えるとともに
「アウトプットの心構え」について
思いを馳せるきっかけになりました。
本日はそんなちょっとした私の内省を言葉にしつつ、
学びと気づきをご共有させていただければと思います。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは
【敬意と感謝をもって「巨人の肩」に乗る】
それでは、どうぞ。
■大学院の授業を受けていると、
びっくりするくらい、
得るものが多い毎日を過ごします。
※毎度ですが、人と組織づくりの専門家を目指す皆さま、
「立教大学大学院 経営学専攻リーダーシップ開発コース」は
心よりオススメでございます。
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■さて、大学院に入って、
もう1年ちょっと経とうとしていますが、
一晩の感想は、
「こんなに多くの宝物のような知識が、
すでに存在していたのだ」
と知ることです。
世の中の研究者たちは、
私たちが何となく気になっていることを、
科学的なアプローチで解き明かそうと
日夜努力をしているようです。
それが、1950年代だったり、
1970年代だったり、ずっと前からあるものも含め、
「巨人達の知恵」
の偉大さに、ただただ圧倒されるばかりです。
■そのようなもう古の存在のような、
「超巨人達」の話については、
”堂々とパクる(=拝借する)”
ことができます。
おそらくそういった過去のものは、
著作権が切れているような感覚がするのか、
あるいは共有物として
人類の財産として共通認識が生まれるのかは
わかりませんが、
「皆のもの」という感じがするからかもしれません。
■しかし、身近な人だと、
ちょっと違ってきます。
例えば、企業研修のプログラムを考えるときに
これまで大学院の授業で学んできたことで
「この学びはぜひ、
おすそ分けさせていただきたい、、、!」
と思うことも多々あります。
ただ、それは身近すぎるため
(=時間的に、関係的に)
著作権に触れるような使い方をしていなにせよ、
そのアイデアや考えている知見を拝借するのは、
抵抗感を覚えるのが常です。
■ただ、一定のモヤモヤを抱えつつ、
最近は割り切るようになってきました。
それは
「他者の知見を、最大限敬意を持ちつつ
フル活用させいただく」
ということです。
つまり、
自分で考えたものではないと明示し、
引用元を明らかにした上で、
ガシガシ紹介させていただく、
ということ。
■これは実は、ちょっと抵抗感を感じることです。
なぜなら先人の功績であり、
いわば自分は「巨人の肩に乗っているだけ」です。
新しいことを生み出しているわけではありません。
なので、味方によっては恥ずかしさも感じるかもしれない。
■ただ思うのが
1,素晴らしい知識を自分では生み出せない、と認めつつ、
2,その内容をお借りする
3,できる限りわかりやすく流通させる
というパイプ役になることも、
実は大いに価値なのでなかろうか、、、
と最近思うようになってきました。
■物事を0→1で新しく生み出すのは、
時間もかかり、そして消化不良にもなります。
ただ、もし相手が許してくれそうならば、
「誰かの知恵を拝借させていただく」
(乱暴に言えば、TPP(徹底的にパクる))
ことで、自らをスピード感を持って
アップデートさせることもできると思うし、
それによって周りにも
プラスの影響を与えられるのでは、
などと思った(言い聞かせている)のでした。
■先人の知恵を活用させていただき、
自分なりの言葉や解釈を載せて、伝えていく事。
そんなことを
(敬意と感謝を持って)
『巨人の肩に乗る』
というキーワードとともに、
改めて大事にしたい、などと思った次第です。
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<本日の名言>
独創力とは、
思慮深い模倣以外の何ものでもない。
ヴォルテール(フランスの作家/1694-1778)
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