「みんなの参考論文、全部読んでます」の一言インパクト
(本日のお話 2032字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は、終日翌週の
レゴを活用した対話型の研修の準備。
一緒に実施するパートナーと
デモ実施をしたり、問いを練ったり、
なかなか濃厚な日曜日でした。
最近ますます「問い」の大切さと、
またそれを作り上げる難しさを感じます。
もっと様々な視点を持って出来るようになりたい、と
思った一日でした。
今週も盛りだくさんなので、
頑張りたいと思います。
*
さて、本日のお話です。
土曜日に、大学院のプロジェクトの
成果報告会がありました。
色々楽しくも刺激的な1日でしたが
振り返ってみて1番印象に残ったのは
「懇親会での先生の一言」
だったなあ、と思ったのでした。
今日はそのお話から
他者からの学び(一言のインパクト)について、
気づきをご共有させていただければと思います。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは、
【「みんなの参考論文、全部読んでます」の一言インパクト】
それでは、どうぞ。
■現在通っている大学院。
※立教大学大学院経営学専攻
リーダーシップ開発コース
https://ldc.rikkyo.ac.jp/
こちらの2年次のプロジェクトでは、
22名いる同期の仲間が
・それぞれクライアント組織を見つけ、
・経営課題を、そしてまつわる人・組織の課題を特定し、
・先行研究、理論に基づいて経営インパクトをもたらす解決策を行う、
・そして評価するという、
一連の流れを一人で行っていきます。
■そして、土曜日は、
その春学期の成果報告会ということで
皆で中間の発表会を行いました。
5名1グループくらいに分かれて
・10分のプレゼン
・教員・同期の仲間から質問12分(耐えるのみ・・・)
という流れでした。
■皆、さすが、、、と思うものばかりで
また大変刺激になりました。
私(紀藤)の発表は
”「マネジリアルコーチング」をテーマに
マネジャーの皆様の変化変容を通じて
現場のキャリア自律支援を行う”
というテーマで進んでおり、
ある意味、王道(と勝手に思っている)です。
もちろんフィードバックにより
良くも悪くも、自分のまだまだ
掘り下げられていないところ、
これから探究すべきところを
明らかにしてもらった感じで、
良くも悪くも予想の範囲内であった、
とも感じました。
■ただ成果発表会の中で、
より刺激的だったのは
やはりチームの仲間の発表でした。
例えば、
・イクルーシブ・リーダーシップ
・リーダー・アイデンティティの変容(他水準自己概念獲得)
・知覚された組織的支援(POS:Perceived Organizational Support)
などなど、
連続して話すと舌を噛みそうな概念、
自分が見たことも聞いたこともないような概念を用いて、
組織の課題に紐づけているところに、
刺激と、好奇心と
自分の勉強不足感とあこがれが
入り混じった気持ちを感じつつ、
(こういうのも、深く離開したいなあ)
と、なんだかミーハーな気持ちを
覚えて発表を聞いていたのでした。
■、、、とそれを踏まえて、
時間が進み、場面は変わって、夜の懇親会。
完全なリモートワークでの授業なので
なかなか先生方ともお話をする機会がないのですが、
そんな雑談の中で
先生がふと、こんなことを言われていました。
「今回のプロジェクトで、
皆さんが参考文献に書かれた参考論文、
全部読んでますよ。
そこから、皆さんの資料で(気になるところを)
◯つけたりして、チェックしてます」
とのこと。
、、、!
めちゃくちゃ忙しいのに、
そこまでされているのか、という驚きの中、
このような話を続けられていました。
「ちなみに研究って、
一人でやるのは限界があるんです。
他の人が読んだ論文を調べて、
視野を拡げることをしてますよ」
と。
(みたいな話だったと思います)
■ここで私が刺激を受けたのは
大きく2つでした。
1つ目は、
『トップランナーとして走られている先生でも、
視野を拡げ続けている』
ということ。
ものすごく多忙であり、
既に膨大な知見がある。
先生ですら(だから、とも言えますが)
それくらい貪欲に読んでいるのに、
初学者の自分が貪欲に学ばないのは、
どういうことだろうか、
インクルーシブリーダーシップかっこええ、、、
とか言っているよりも、参考文献紹介されているのだから、
それを読めばいいじゃん、、、と
自分自身が無意識に
「これくらいの学びでよいだろう」と思っている範囲が、
いかに小さいかを思い知らされ、反省をしたのでした。
■そして2つ目が、
『仲間の研究から学ばせてもらう』
こと。
これまた当たり前ですが、
それぞれ違った能力と視点を持つ仲間が存在している
コミュニティがあるわけです。
特に大学院は、お金と時間と労力を使って、
そこに飛び込んできた人々の集団。
その人達が全力で頑張った軌跡が
プロジェクトの報告書に現れています。
そして参考になった論文の一覧も、
そこに全部開示してくれている。
加えて、多分質問すれば、
色々教えてくれるはず。
それらの情報を
リソースとして活用しない手はない、
ということでした。
■先生というその領域での
大きな地図を持っている人ですら、
”自分一人で出来ることは限界がある”とし
他者(学生)からの学びを、
ご自身の学びに変えているということは、
大いに刺激にあるとともに、
自分に当てはめても
自分の小さな視点から脱却し、
他者の視点を取り入れて地図を拡大するために、
必要な学びのプロセスなのだろう、、、
そんなことを思ったのでした。
■そして書いてみて、改めて思います。
それは
”書籍からの学びよりも
他者の一言のインパクトは大きい”
ということ。
誰かの一言は、
自分の行動を改めよう、
とするきっかけにもなりえます。
これから
大学院は夏休みのようなので、
・視野を広げる(=論文もっと読む)
・仲間の研究から学ばせてもらう
この2点は、この夏にしっかり
注力していきたい、
そんなことを思った次第です。
まだまだ学ぶことは
たくさんありそうです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
批判を恐れることは、成功を恐れることだ。
ナポレオン・ヒル
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