グルポン合宿の体験記 ー無理ゲーの中で立ち現れる課題と向き合う(2日目)ー
(本日のお話 2153字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
月曜日から、引き続き
南山大学、立教大学、玉川大学合同の、
診断型組織開発の授業(通称:グルポン)に
来ております。
昨日は2日目でございましたが、
なかなかスパイシーな時間を過ごしております。
ということで、本日の
「グルポン体験」からの学びを、
皆様にご共有させていただければと思います。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは
【グルポン合宿の体験記 ー無理ゲーの中で立ち現れる課題と向き合う(2日目)】
それでは、どうぞ。
■「人と人が何かを共に創り上げる」
というのは、
実に難しいことです。
そして、チームで
何かを創り上げる過程で
組織に起こる様々なこと、
そしてそれらの事実を内省の材料とし
自らの学びに変えるのが、
先日もお伝えさせていただいた
「グルポン」でございます。
※昨日のお話はこちら↓
グルポン合宿の体験記 ー診断型組織開発を実践する(1日目)ー
https://1lejend.com/b/detail/HSfoIRnMfw/4383059/
■今回は、
「リベンジおかわり戦」
ということで
2回目であり、
前回の躓きから学びを積み重ねていること
そして、
大学院の経験の中で、
自分も知識・スキル共に、
多少はレベルアップしている(気がする)
ということで、
きっともっと”上手くできる”のだろう
ということを考えておりました。
■、、、が、2日目を終了して、
「そんなに物事は
スイスイ上手くいかない」
というスパイシーな体験をしている
今この瞬間でございます(汗)。
■改めて感じていることですが
チームは生成してから、
時間や経験とともに、
・共通のルールが自然とできたり
・共有された価値観が生まれてきたり
・お互いの役割分担がされ、合意が取れてきたり
・お互いの信頼関係が確立されてきたり
と少しずつ変容していきます。
そして、
感情を持った人間の集団がチームなので
上がったり、下がったり、
上手くいったり、いかなかったり、
を繰り返します。
■できることなら
ストレスもなく、
ルールも決まっており、
課題を達成するための
役割やリーダーシップも素晴らしく発揮されている
「完全なチーム」
を、夢見てしまうこともありますが
実際はそんなものがあるはずもなく。
結局何かの課題を感じるのが
「チーム」というものの宿命なのでしょう。
■そのように
どんなときでも
何かしらの課題、伸びしろを
抱えるチームであるのに加えて
・生成して間もないチームである
・メンバー同士の
お互いのバックグラウンドの違いがある
・ゆえに、当たり前の考え方・行動の違いがある
などが入ると、
難易度もあがります。
今回で言えば、
3大学合同であり、
社会人大学院生も含まれています。
南山大学の人は、
・模造紙を使ってまとめる、とか
・タイムスケジュールをタイスケと略す、とか
・対話は地面に座って車座で行う
という、いつものやり方があり、
立教大学の人は
・PCのドキュメントを使って議論をまとめる、とか
・グループワーク→ グルワ
・対話は机を囲んで行う
社会人大学院生の人は
・それぞれが社会人経験で学んできた
会議の進め方や課題分類の方法がある
というように、
やってきた行動も違っています。
そして、
人は社会的に物事を決めるので、
正しいから意見が通る、とか
理論だっているからそれに決まる、
というわけではなく、
その場の流れや空気も、
色濃く反映されるものです。
■そこに加えて、さらに
「制限時間という
タイムプレッシャー」
が入り、
”50分間のワークの準備まで
あと30分で作成しましょう”
などという条件が入ると、
「完全なる無理ゲー」
(=クリアできないゲーム)
ができあがっていきます(汗)。
■お互いの当たり前のやり方を
共有したりすり合わせる時間が
なかなか取れない。
かつ、やることも
次々とやってくる。
そんな中では。
・誰かの意見に寄せて
強引に進めてしまわざるをえない、とか
・クオリティにギリギリまでこだわるか
あるいは合理的に進めるかの迷いがある中で
とりあえず進んでいる、とか
・時間がないから意見を言うと
逆に混乱させてしまうかも、と遠慮してしまう
それがどこかしこで多発する
などが起こります。
チームの水面下で、
チームメンバーの胸の内では
様々な感情が渦巻き、
不安や期待、葛藤や苦悩などが
順調に育っていく、、、。
そんな魅力的な構成を持ったものが
「グルポン」というワークなのでした。
■そんなプロセスを
チームで体験しながら、
自分の課題として
そのモヤモヤが跳ね返ってきます。
そうした課題を考えながら
「もうちょっと自分が
皆の意見を集約させられるような
意見を言えたらよいのに、出来ない歯がゆさ」
とか、
「2度目で社会人なのに、
しかも組織開発の仕事もしているのに
あまり貢献できていいない不甲斐なさ」
みたいなものを感じ、
2回目なのに、やっぱり上手く出来ない
という自らの課題と
内省させられる機会をいただいている
、、、
そんな体験をしております。
■今回のレアなグルポンの
企画をしていただいている先生が
こんな言葉を昨日の懇親会で
何気げに口にされていました
「終わった時に、
自分もチームも本当に大変だった、と言えたほうが
いい学びがあったのだと感じます」
そして、
「逆に、終わった時に
”完璧なプロセスだった!”と言っている人がいるとしたら、
逆に信頼できないかもしれません」
、、、何となく、
救われた気落ちがしました。
■この話を聞きながら
一生懸命やれば
自分に対しても、
チームに対しても
何かしらの課題を感じて然るべきだし、
そういうプロセスを繰り返すのが
チームを作るということ、
生きるということかも(大げさ?)
そんなことを感じている次第でございます。
ということで、本日も合宿3日目、
行ってまいります。■おはようございます。紀藤です。
月曜日から、引き続き
南山大学、立教大学、玉川大学合同の、
診断型組織開発の授業(通称:グルポン)に
来ております。
昨日は2日目でございましたが、
なかなかスパイシーな時間を過ごしております。
ということで、本日の
「グルポン体験」からの学びを、
皆様にご共有させていただければと思います。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは
【グルポン合宿の体験記 ー診断型組織開発を実践する(2日目)】
それでは、どうぞ。
■「人と人が何かを共に創り上げる」
というのは、
実に難しいことです。
そして、チームで
何かを創り上げる過程で
組織に起こる様々なこと、
そしてそれらの事実を内省の材料とし
自らの学びに変えるのが、
先日もお伝えさせていただいた
「グルポン」でございます。
※昨日のお話はこちら↓
グルポン合宿の体験記 ー診断型組織開発を実践する(1日目)ー
https://1lejend.com/b/detail/HSfoIRnMfw/4383059/
■今回は、
「リベンジおかわり戦」
ということで
2回目であり、
前回の躓きから学びを積み重ねていること
そして、
大学院の経験の中で、
自分も知識・スキル共に、
多少はレベルアップしている(気がする)
ということで、
きっともっと”上手くできる”のだろう
ということを考えておりました。
■、、、が、2日目を終了して、
「そんなに物事は
スイスイ上手くいかない」
というスパイシーな体験をしている
今この瞬間でございます(汗)。
■改めて感じていることですが
チームは生成してから、
時間や経験とともに、
・共通のルールが自然とできたり
・共有された価値観が生まれてきたり
・お互いの役割分担がされ、合意が取れてきたり
・お互いの信頼関係が確立されてきたり
と少しずつ変容していきます。
そして、
感情を持った人間の集団がチームなので
上がったり、下がったり、
上手くいったり、いかなかったり、
を繰り返します。
■できることなら
ストレスもなく、
ルールも決まっており、
課題を達成するための
役割やリーダーシップも素晴らしく発揮されている
「完全なチーム」
を、夢見てしまうこともありますが
実際はそんなものがあるはずもなく。
結局何かの課題を感じるのが
「チーム」というものの宿命なのでしょう。
■そのように
どんなときでも
何かしらの課題、伸びしろを
抱えるチームであるのに加えて
・生成して間もないチームである
・メンバー同士の
お互いのバックグラウンドの違いがある
・ゆえに、当たり前の考え方・行動の違いがある
などが入ると、
難易度もあがります。
今回で言えば、
3大学合同であり、
社会人大学院生も含まれています。
南山大学の人は、
・模造紙を使ってまとめる、とか
・タイムスケジュールをタイスケと略す、とか
・対話は地面に座って車座で行う
という、いつものやり方があり、
立教大学の人は
・PCのドキュメントを使って議論をまとめる、とか
・グループワーク→ グルワ
・対話は机を囲んで行う
社会人大学院生の人は
・それぞれが社会人経験で学んできた
会議の進め方や課題分類の方法がある
というように、
やってきた行動も違っています。
そして、
人は社会的に物事を決めるので、
正しいから意見が通る、とか
理論だっているからそれに決まる、
というわけではなく、
その場の流れや空気も、
色濃く反映されるものです。
■そこに加えて、さらに
「制限時間という
タイムプレッシャー」
が入り、
”50分間のワークの準備まで
あと30分で作成しましょう”
などという条件が入ると、
「完全なる無理ゲー」
(=クリアできないゲーム)
ができあがっていきます(汗)。
■お互いの当たり前のやり方を
共有したりすり合わせる時間が
なかなか取れない。
かつ、やることも
次々とやってくる。
そんな中では。
・誰かの意見に寄せて
強引に進めてしまわざるをえない、とか
・クオリティにギリギリまでこだわるか
あるいは合理的に進めるかの迷いがある中で
とりあえず進んでいる、とか
・時間がないから意見を言うと
逆に混乱させてしまうかも、と遠慮してしまう
それがどこかしこで多発する
などが起こります。
チームの水面下で、
チームメンバーの胸の内では
様々な感情が渦巻き、
不安や期待、葛藤や苦悩などが
順調に育っていく、、、。
そんな魅力的な構成を持ったものが
「グルポン」というワークなのでした。
■そんなプロセスを
チームで体験しながら、
自分の課題として
そのモヤモヤが跳ね返ってきます。
そうした課題を考えながら
「もうちょっと自分が
皆の意見を集約させられるような
意見を言えたらよいのに、出来ない歯がゆさ」
とか、
「2度目で社会人なのに、
しかも組織開発の仕事もしているのに
あまり貢献できていいない不甲斐なさ」
みたいなものを感じ、
2回目なのに、やっぱり上手く出来ない
という自らの課題と
内省させられる機会をいただいている
、、、
そんな体験をしております。
■今回のレアなグルポンの
企画をしていただいている先生が
こんな言葉を昨日の懇親会で
何気げに口にされていました
「終わった時に、
自分もチームも本当に大変だった、と言えたほうが
いい学びがあったのだと感じます」
そして、
「逆に、終わった時に
”完璧なプロセスだった!”と言っている人がいるとしたら、
逆に信頼できないかもしれません」
、、、何となく、
救われた気落ちがしました。
■この話を聞きながら
一生懸命やれば
自分に対しても、
チームに対しても
何かしらの課題を感じて然るべきだし、
そういうプロセスを繰り返すのが
チームを作るということ、
生きるということかも(大げさ?)
そんなことを感じている次第でございます。
実に、学びになります。
ということで、
本日も合宿3日目最終日、
頑張りたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
見せかけだけの和はいらない。
最初から馴れ合っている人間に発展はない。
河合 滉二
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