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3232号 2022年12月28日

グルポン合宿の体験記 ー無理ゲーの中で立ち現れる課題と向き合う(2日目)ー

(本日のお話 2153字/読了時間3分)

■おはようございます。紀藤です。

月曜日から、引き続き
南山大学、立教大学、玉川大学合同の、
診断型組織開発の授業(通称:グルポン)に
来ております。

昨日は2日目でございましたが、
なかなかスパイシーな時間を過ごしております。

ということで、本日の
「グルポン体験」からの学びを、
皆様にご共有させていただければと思います。

それでは早速まいりましょう!

タイトルは



【グルポン合宿の体験記 ー無理ゲーの中で立ち現れる課題と向き合う(2日目)】



それでは、どうぞ。



■「人と人が何かを共に創り上げる」

というのは、
実に難しいことです。

そして、チームで
何かを創り上げる過程で

組織に起こる様々なこと、
そしてそれらの事実を内省の材料とし
自らの学びに変えるのが、

先日もお伝えさせていただいた
「グルポン」でございます。

※昨日のお話はこちら↓
 グルポン合宿の体験記 ー診断型組織開発を実践する(1日目)ー
 https://1lejend.com/b/detail/HSfoIRnMfw/4383059/



■今回は、

「リベンジおかわり戦」

ということで

2回目であり、
前回の躓きから学びを積み重ねていること
 
そして、

大学院の経験の中で、
自分も知識・スキル共に、
多少はレベルアップしている(気がする)

ということで、

きっともっと”上手くできる”のだろう
ということを考えておりました。



■、、、が、2日目を終了して、

「そんなに物事は
 スイスイ上手くいかない」
 
というスパイシーな体験をしている
今この瞬間でございます(汗)。



■改めて感じていることですが

チームは生成してから、
時間や経験とともに、

・共通のルールが自然とできたり
・共有された価値観が生まれてきたり
・お互いの役割分担がされ、合意が取れてきたり
・お互いの信頼関係が確立されてきたり

と少しずつ変容していきます。


そして、
感情を持った人間の集団がチームなので

上がったり、下がったり、
上手くいったり、いかなかったり、

を繰り返します。



■できることなら

ストレスもなく、
ルールも決まっており、

課題を達成するための
役割やリーダーシップも素晴らしく発揮されている
「完全なチーム」

を、夢見てしまうこともありますが
実際はそんなものがあるはずもなく。

結局何かの課題を感じるのが
「チーム」というものの宿命なのでしょう。



■そのように

どんなときでも
何かしらの課題、伸びしろを
抱えるチームであるのに加えて

・生成して間もないチームである

・メンバー同士の
 お互いのバックグラウンドの違いがある

・ゆえに、当たり前の考え方・行動の違いがある

などが入ると、
難易度もあがります。


今回で言えば、

3大学合同であり、
社会人大学院生も含まれています。

南山大学の人は、

・模造紙を使ってまとめる、とか
・タイムスケジュールをタイスケと略す、とか
・対話は地面に座って車座で行う

という、いつものやり方があり、

立教大学の人は

・PCのドキュメントを使って議論をまとめる、とか
・グループワーク→ グルワ
・対話は机を囲んで行う

社会人大学院生の人は

・それぞれが社会人経験で学んできた
 会議の進め方や課題分類の方法がある

というように、
やってきた行動も違っています。
 

そして、
人は社会的に物事を決めるので、

正しいから意見が通る、とか
理論だっているからそれに決まる、

というわけではなく、

その場の流れや空気も、
色濃く反映されるものです。



■そこに加えて、さらに

「制限時間という
 タイムプレッシャー」
  
が入り、

”50分間のワークの準備まで
 あと30分で作成しましょう”

などという条件が入ると、

「完全なる無理ゲー」
(=クリアできないゲーム)

ができあがっていきます(汗)。




■お互いの当たり前のやり方を
共有したりすり合わせる時間が
なかなか取れない。

かつ、やることも
次々とやってくる。

そんな中では。

・誰かの意見に寄せて
 強引に進めてしまわざるをえない、とか

・クオリティにギリギリまでこだわるか
 あるいは合理的に進めるかの迷いがある中で
 とりあえず進んでいる、とか

・時間がないから意見を言うと
 逆に混乱させてしまうかも、と遠慮してしまう
 それがどこかしこで多発する
 
などが起こります。


チームの水面下で、
チームメンバーの胸の内では
様々な感情が渦巻き、

不安や期待、葛藤や苦悩などが
順調に育っていく、、、。


そんな魅力的な構成を持ったものが
「グルポン」というワークなのでした。



■そんなプロセスを
チームで体験しながら、

自分の課題として
そのモヤモヤが跳ね返ってきます。


そうした課題を考えながら

「もうちょっと自分が
 皆の意見を集約させられるような
 意見を言えたらよいのに、出来ない歯がゆさ」
 
とか、
 
「2度目で社会人なのに、
 しかも組織開発の仕事もしているのに
 あまり貢献できていいない不甲斐なさ」

みたいなものを感じ、

2回目なのに、やっぱり上手く出来ない

という自らの課題と
内省させられる機会をいただいている

、、、

そんな体験をしております。



■今回のレアなグルポンの
企画をしていただいている先生が

こんな言葉を昨日の懇親会で
何気げに口にされていました


「終わった時に、
 自分もチームも本当に大変だった、と言えたほうが
 いい学びがあったのだと感じます」

そして、

「逆に、終わった時に
 ”完璧なプロセスだった!”と言っている人がいるとしたら、
 逆に信頼できないかもしれません」
 

、、、何となく、
救われた気落ちがしました。



■この話を聞きながら

一生懸命やれば

自分に対しても、
チームに対しても
何かしらの課題を感じて然るべきだし、

そういうプロセスを繰り返すのが
チームを作るということ、

生きるということかも(大げさ?)

そんなことを感じている次第でございます。


ということで、本日も合宿3日目、
行ってまいります。■おはようございます。紀藤です。

月曜日から、引き続き
南山大学、立教大学、玉川大学合同の、
診断型組織開発の授業(通称:グルポン)に
来ております。

昨日は2日目でございましたが、
なかなかスパイシーな時間を過ごしております。

ということで、本日の
「グルポン体験」からの学びを、
皆様にご共有させていただければと思います。

それでは早速まいりましょう!

タイトルは



【グルポン合宿の体験記 ー診断型組織開発を実践する(2日目)】



それでは、どうぞ。



■「人と人が何かを共に創り上げる」

というのは、
実に難しいことです。

そして、チームで
何かを創り上げる過程で

組織に起こる様々なこと、
そしてそれらの事実を内省の材料とし
自らの学びに変えるのが、

先日もお伝えさせていただいた
「グルポン」でございます。

※昨日のお話はこちら↓
 グルポン合宿の体験記 ー診断型組織開発を実践する(1日目)ー
 https://1lejend.com/b/detail/HSfoIRnMfw/4383059/



■今回は、

「リベンジおかわり戦」

ということで

2回目であり、
前回の躓きから学びを積み重ねていること
 
そして、

大学院の経験の中で、
自分も知識・スキル共に、
多少はレベルアップしている(気がする)

ということで、

きっともっと”上手くできる”のだろう
ということを考えておりました。



■、、、が、2日目を終了して、

「そんなに物事は
 スイスイ上手くいかない」
 
というスパイシーな体験をしている
今この瞬間でございます(汗)。



■改めて感じていることですが

チームは生成してから、
時間や経験とともに、

・共通のルールが自然とできたり
・共有された価値観が生まれてきたり
・お互いの役割分担がされ、合意が取れてきたり
・お互いの信頼関係が確立されてきたり

と少しずつ変容していきます。


そして、
感情を持った人間の集団がチームなので

上がったり、下がったり、
上手くいったり、いかなかったり、

を繰り返します。



■できることなら

ストレスもなく、
ルールも決まっており、

課題を達成するための
役割やリーダーシップも素晴らしく発揮されている
「完全なチーム」

を、夢見てしまうこともありますが
実際はそんなものがあるはずもなく。

結局何かの課題を感じるのが
「チーム」というものの宿命なのでしょう。



■そのように

どんなときでも
何かしらの課題、伸びしろを
抱えるチームであるのに加えて

・生成して間もないチームである

・メンバー同士の
 お互いのバックグラウンドの違いがある

・ゆえに、当たり前の考え方・行動の違いがある

などが入ると、
難易度もあがります。


今回で言えば、

3大学合同であり、
社会人大学院生も含まれています。

南山大学の人は、

・模造紙を使ってまとめる、とか
・タイムスケジュールをタイスケと略す、とか
・対話は地面に座って車座で行う

という、いつものやり方があり、

立教大学の人は

・PCのドキュメントを使って議論をまとめる、とか
・グループワーク→ グルワ
・対話は机を囲んで行う

社会人大学院生の人は

・それぞれが社会人経験で学んできた
 会議の進め方や課題分類の方法がある

というように、
やってきた行動も違っています。
 

そして、
人は社会的に物事を決めるので、

正しいから意見が通る、とか
理論だっているからそれに決まる、

というわけではなく、

その場の流れや空気も、
色濃く反映されるものです。



■そこに加えて、さらに

「制限時間という
 タイムプレッシャー」
  
が入り、

”50分間のワークの準備まで
 あと30分で作成しましょう”

などという条件が入ると、

「完全なる無理ゲー」
(=クリアできないゲーム)

ができあがっていきます(汗)。




■お互いの当たり前のやり方を
共有したりすり合わせる時間が
なかなか取れない。

かつ、やることも
次々とやってくる。

そんな中では。

・誰かの意見に寄せて
 強引に進めてしまわざるをえない、とか

・クオリティにギリギリまでこだわるか
 あるいは合理的に進めるかの迷いがある中で
 とりあえず進んでいる、とか

・時間がないから意見を言うと
 逆に混乱させてしまうかも、と遠慮してしまう
 それがどこかしこで多発する
 
などが起こります。


チームの水面下で、
チームメンバーの胸の内では
様々な感情が渦巻き、

不安や期待、葛藤や苦悩などが
順調に育っていく、、、。


そんな魅力的な構成を持ったものが
「グルポン」というワークなのでした。



■そんなプロセスを
チームで体験しながら、

自分の課題として
そのモヤモヤが跳ね返ってきます。


そうした課題を考えながら

「もうちょっと自分が
 皆の意見を集約させられるような
 意見を言えたらよいのに、出来ない歯がゆさ」
 
とか、
 
「2度目で社会人なのに、
 しかも組織開発の仕事もしているのに
 あまり貢献できていいない不甲斐なさ」

みたいなものを感じ、

2回目なのに、やっぱり上手く出来ない

という自らの課題と
内省させられる機会をいただいている

、、、

そんな体験をしております。



■今回のレアなグルポンの
企画をしていただいている先生が

こんな言葉を昨日の懇親会で
何気げに口にされていました


「終わった時に、
 自分もチームも本当に大変だった、と言えたほうが
 いい学びがあったのだと感じます」

そして、

「逆に、終わった時に
 ”完璧なプロセスだった!”と言っている人がいるとしたら、
 逆に信頼できないかもしれません」
 

、、、何となく、
救われた気落ちがしました。



■この話を聞きながら

一生懸命やれば

自分に対しても、
チームに対しても
何かしらの課題を感じて然るべきだし、

そういうプロセスを繰り返すのが
チームを作るということ、

生きるということかも(大げさ?)

そんなことを感じている次第でございます。

実に、学びになります。



ということで、
本日も合宿3日目最終日、
頑張りたいと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

見せかけだけの和はいらない。
最初から馴れ合っている人間に発展はない。

河合 滉二
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