キャリアコンサルタントの資格取得への旅(1)ーキャリコンにどうやってなるの?編ー
(本日のお話 2356字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日日曜日は、
キャリアコンサルタントの試験、
また夜は10キロのランニングでした。
*
さて、繰り返しになりますが、
メルマガでもお伝えしてきました
キャリアコンサルタントの試験の学科試験が終わりました。
ある民間の機関から
回答速報が出るのですが、
それにより、学科の結果(暫定)がわかりました。
結果は、
【40点/50点】
でございました。
合格ラインは35点なので
大丈夫そうです。
いやはや、よかったよかった。
*
さて、本日のお話です。
メルマガの読者の皆様に、
キャリアコンサルタントに興味がある方も
いらっしゃると聞いております。
ゆえに、
この勉強の過程で得た知識について
きっと役に立つこともあるのではなかろうか、
と思っております。
ということで忘れないうちに
整理をしつつ、皆様にご共有できればと思います。
それではまいりましょう!
タイトルは
【キャリアコンサルタントの資格取得への旅(1)ーキャリコンにどうやってなるの?編ー】
それでは、どうぞ、
■『キャリア』とは
出世とか昇進だけではなく、
その個人が仕事に関わる歩みすべてを表す、
「働く人生そのもの」
とも言える言葉です。
キャリアの持つ言葉の意味を
テーマにしただけでも
実に多くの研究者の意見があります。
しかし、”働くこと”は
悩みも喜びも
やりがいも葛藤もある、
人生の旨味が凝縮された
そんな世界だと私は感じます。
ゆえに、実に魅力的な言葉だと
個人的に感じております。
■そして
『キャリアコンサルティング』
ですが、
”個人のキャリア形成に関わる相談を
総称するもの”
とされています。
キャリアコンサルタントは
これを行う専門支援者とされており、
・名称独占の国家資格である
・企業、ハローワーク、教育機関
労働力需給調整機関などで活躍している
・登録者は6万644人(2022年2月時点)
などの特徴を持つそうです。
■ちなみに、
このキャリアコンサルティングの需要は
年々高まっているようです。
まず、国が「キャリア形成」
という言葉を使い始めたのは
2001年に遡ります。
・労働者の雇用の安定のために
「職業生活(キャリア)の設計」が必要だよね(2001)
と法律で定義され
↓
・じゃあ、この設計に関わる
専門支援人材を整えよう!となり(2002)
↓
・キャリア・コンサルティング実施のための
能力体系をまとめて、技能検定も作りましょう(2002~2011)
↓
・キャリアコンサルタントの能力評価試験制度が開始され、
名称独占の国家資格になった(2016)
という歩みを経てきました。
■その後も、
「人生100年時代」
「働き方改革」
など、働き方に関して
社会環境、産業構造・労働構造も
どんどん変わってきていますので、
必要な能力も、その都度、
改正されながら今に至っています。
そして、その需要も
浸透の必要性もますます高まっている、
と思われます。
そんな背景もあるので
「キャリアって面白い」
「働く人の支援をしたい」
という方にとっては、
興味深い資格であるかと思います。
■さて、では実際に
そんなキャリアコンサルタントに
なるためには、どのようなプロセスが
必要になるのでしょうか?
以下、簡単にまとめてみたいと思います。
ステップとしては
1)養成講座に行く or 実務経験を積む(3年以上)
2)キャリアコンサルタントを受験する
3)キャリアコンサルタントになる
です。
■まず、
「1)養成講座に行く or 実務経験を積む」
についてです。
「キャリアコンサルタントの勉強方法」は
2パターンあります。
1,民間の養成講座で学ぶ
2,独学で勉強
のいずれかです。
民間の養成講座は
30~50万円ほど費用がかかります。
しかし、教育訓練給付金があるので
最大70%が支給されます。
一方、
3年以上の実務経験がある人は
養成学校に通わなくても受験資格が得られるため、
独学での対応も可能です。
どちらでも、
「150時間程度の学習時間が必要」
とありましたが、
私は独学で学んだ組として
ゼロベースから学んでも、
それくらいあれば
十分に、資格取得はできる印象を持ちました。
(まだ、受かってませんが、、、)
■次に、
「2)キャリアコンサルタントを受験する」
です。
「キャリアコンサルタント試験と合格率」
についても触れてみたいと思います。
キャリアコンサルタントは
「学科」「実技(論述&面接)」
という2科目の試験に分かれています。
*
まず「学科」の試験ですが
持ち時間は100分です。
(ほとんどの人は時間が余ります)
・キャリアに関する理論
・労働市場や制度、
・カウンセリングの技法
・キャリアカウンセリングの倫理
などについて4択で広く問われます
35点(50点)で合格です。
学科試験の合格率は、
直近(2021)では「61.7%」でした。
次に、「実技」ですが
・論述(50分の筆記試験。
キャリアカウンセリングの逐語録を読み、
設問に対して、記述で答える。
これは時間がカツカツです)
・面接(15分ロープレ+5分の口頭試問)
の合計で判定されます。
実技試験の合格率は
直近(2021)は「57.7%」です。
*
そして
学科&実技の同時合格率は
「43.9%」となっています。
■これらのことから
「キャリアコンサルタントの難易度」
を考えてみると、
国家資格の中では
50~60%というのは、
(社労士7.9%などと比べると)
比較的取得し易い、
と言えそうです。
※参考までに
「国家資格の難易度ランキング」では、
超難関 S(弁護士、医師、司法書士など)
難関 A(中小企業診断士、社会保険労務士など)
普通 B(宅地建物取引士、保育士など)
やや易しい C(ITパスポート、FP技能士2級など)
易しい D(普通自動車免許、食品衛生管理者など)
にて、
キャリアコンサルタントの難易度は
「普通 B」
に含められていました。
■ということで、
キャリアコンサルタントの資格諸々について
まとめてみました。
ということで、
実際、独学の場合
どのような勉強をしたのか、
については明日に続けたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
成功の秘訣は、何よりもまず、
準備すること。
ヘンリー・フォード
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