アイデアが溢れ出す?!「ウォーキング+ほにゃらら」
(本日のお話 2156字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
週末は秋から始まる諸々の研修準備、
夜からは1件のミーティングでした。
色々な方とコラボレーションする機会が増えており
たくさんお力を貸して頂けることが、
大変ありがたい限りです。
*
さて、本日のお話です。
運動の秋!ですね。
そんな涼しくなった最近ですが、
”ランニング5km
ウォーキング5km+読書”
が密かなマイブームです。
川沿いの人がいないところを
ウォーキングをしながら本を読む。
そうすると、色んなアイデアが広がり、
仕事についても「ああ、こうすればよいのだ!」と
頭がクリアになる感じがして、実に心地よいのです。
今日はそのお話について、
エビデンスとなる論文の話も含めて、
ある書籍からのお話をご紹介させていただければと思います。
それではまいりましょう!
タイトルは
【アイデアが溢れ出す?!「ウォーキング+ほにゃらら」】
それでは、どうぞ。
■少し私のお話をさせてください。
今から10数年前のお話。
私(紀藤)が20代半ばくらいでした。
そのとき、なんとなく
”外資系企業”なるものに憧れて、
「いつか英語を使う、
外資系企業に転職したい」
という思いで沸き起こっていた時期がありました。
*
そんな勢いで、
「とりあえず英語を勉強しようか」と
週末の近所のモスバーガーで
単語帳を作って覚えていたのでした。
(まあ、英語を使う仕事には
結局つくことはありませんでしたが)
■しかし、「英語を勉強するぞ!」といいつつ
疲れた週末の勉強は、
そもそも気が乗るものではありません。。。
速攻で机に突っ伏しては
眠ってしまっておりました。
これはいかん、、、
モスに寝にきたわけではないのに、、!
と、
どうにかせねば、ということで
近所をウロウロと練り歩きつつ、
”歩きながら”
英語を喋りつつ
学習していた記憶があります。
■、、、しばらくすると
その”歩きながら”学習した
その単元が異様に頭に残っていることに
気が付きました。
まさに、
”歩くことによって、学びが加速した”
ことが実感としてあったのでした。
そして
「なにコレ・・・
歩きながら勉強って
めっちゃ定着するじゃん」
と思った記憶が未だに刻まれております。
(しかし、当時は歩く筋肉が貧弱すぎて、
筋肉痛になってしまったので、
その後再度やることはありませんでした汗)
■さて、そんな記憶が
脳裏に薄っすらと残る中、
約1年前、ある本と出会いました。
それが
『運動脳』
アンデシュ・ハンセン (著), 御舩 由美子 (翻訳) /サンマーク出版
という本。
※内容を簡単に要約してます↓↓
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/11125/
この本には、
・有酸素運動をはじめとした運動が、
どれほど脳にプラスの影響を与えるのか
について、
最新の研究結果などを
科学的な観点から説明しています。
(この本は超絶オススメです。
ウェルビーイングも、ストレスも、
とにかく運動が大事!!と思わされます)
そして、その中で
「歩くことが
アイデアの創発に与える影響」
についても、
詳しく書かれていたのでした。
*
以下、関連する部分について、
一部引用をいたします。
(ここから)
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<アイデアが歩き出す>
近年、”運動をすると創造性が増すこと”が
科学的にも立証されている。
そのなかでも抜きん出て目覚ましい結果を報告したのが、
スタンフォード大学の研究チームが行った実験だ。
*
この実験には、176名の被験者が参加し、
創造性を測る数種類のテストを受けた。
被験者たちは、屋内や屋外で歩いたり、座ったり、体を休めたりといった
様々な条件下でテストを受けることになる。
この研究論文のタイトル
「アイデアを歩かせよう:創造的志向におけるウォーキングの効能」こそが、
結果をそのまま表している。
被験者が
”歩きながらテストを受けた場合、
5人に4人の割合で好成績をあげた”
のである。
その差は明らかだった。
とくにブレインストーミングと新しいアイデアを出す能力において、
歩きながらテストを受けた被験者の成績は、
歩かずに受けた被験者をおおむね60%も引き離していた。
*
ただし、収束的思考ーー
「正しい」回答や共通点を探す能力は上がらなかった。
また創造性が増すのに、
歩いた場所は関係ないことがわかった。
※アンデシュ・ハンセン (2022)『運動脳』を引用の上、一部編集して記載
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(ここまで)
とのこと。
■うーん、めっちゃ納得。。。
このお話を読んだ時に、
体感覚として、深く納得してしまいました。
他にも著書『運動脳』では、運動することが
”「暗記力」を高める効果”
もあるという点にも言及されています。
(よって、私の「歩きながら英語学習」も
いくばくかの影響があるのでは、と推察します)
■そして、最近の私のマイブーム、
『ランニング5km
ウォーキング5km+読書』
ですが、この紹介されていた実験を踏まえると、
あながち悪くないアイデアを広げる方法である、
と感じさせられたのでした。
(本をただ読むのではなく
頭の中で対話が始まるイメージです)
もちろん、人にぶつかったりとか、
そういう危なさがない場所でやることがポイントなのですが(←ここ大事)
たとえばそれが
「ウォーキング+読書」でも
「ウォーキング+内省(振り返り)」でも
「ウォーキング+ブレスト(ジョブスみたいですね)」
でも、
『ウォーキング+ほにゃらら』
によって、私達の脳は、
更に目を覚ますのかもしれないな、、、
そんな事を感じた次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
最も使えるアイデアは
脱線したり行き先が見えない会議から生まれるものである。
ジェフ・ベゾス
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