メールマガジン バックナンバー

3527号 2023年10月21日

勝ちパターンより、野生と直感を大事にする

(本日のお話 1456字/読了時間2分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
その他研修の準備など。

また、本日土曜日は、
リベラルアーツをテーマにした
終日の研修でございました。



さて、本日のお話です。

涼しくなってくると、
研修が増えるシーズンに突入します

それに伴い、研修で登壇させて頂く機会も
増えている今日この頃。

そんな”ファシリテーター”
としての役割を担う中で

「直感の大切さ」

について、思うことがありました。


今日はそのお話について
思うことを記載してみたいと思います。

それではまいりましょう。


タイトルは



【勝ちパターンより、野生と直感を大事にする】



それでは、どうぞ。



■同じテーマの研修を、
何度も繰り返しやっていくと、

”勝ちパターン”

のようなものが
出来上がってくる感覚があります。

(なんか偉そうですけど・・・汗)


ちなみに勝ちパターンといっても、
言うなれば”はずさないパターン”であり、

このコンテンツを、
このスケジュールでやれば
一定の納得度は得られる

そんなもの内容です。



■そうしたパターンを持つと、
事前に描いた準備が力を持ちます。

「あ、今スケジュールから5分押しだ。
 コメントを聞くのをやめにして、
 少し巻いていこう」
 
とか、

「今日は質問が多くて、
 スケジュールよりも押し気味だから
 グループワークをちょっと短くしよう」

みたいな感じ。


事前に、分刻みで計画をし

・このコンテンツを何分くらい語ろう

・どこで全体に問いを投げかけて、
 どのような発言を狙おう

・まとめスライドはいつものコレで締めよう

みたいに、
ちょっとだけ積み上がった経験で
”結果予測がしやすいプログラム”ができ、

それらのものに、ある意味依存する、、、
そんなイメージを持つこともあるのでした。



■それは、決して悪いことではありません。

安定感のあるプログラムは、
受講者の方の反応が予測できるので、
安心です。

それくらい、

”受講者のリアクションの
 理論的飽和点”
 
のようなものを越えた、
とも考えられるかもしれません。


よくできた脚本と予測できるリアクション。

それに沿って進めれば
ある程度の合格点を取ることはできる。

悪くありません。



■しかし一方、そうしたものは

「確かに目標は達成して
 GOODだけどGREATではない」

という

・そこそこで終わる
・もう一歩踏み込みが足りない
・受講者の心に刻まれない

そうしたことが
最近起こっていたのかもしれない、

、、、そんな事をふと思ったのでした。



■タイムスケジュールでは
含まれていない内容だけど、

”この内容は是非伝えたほうが良い”

と直感が言っている。


セオリーでは話し過ぎかもしれないけれど、
今は伝えるべきタイミングな気がする、、、

こうした言葉にできない、
直感のようなもの。


人と人が作り出す空気は、
AIでは見えない何かがあると思います。


そしてそれを

「実践知」とか
「野生」と呼ぶのでしょう。



■本日土曜日、

かなり当初の計画よりも、
内容を変更して研修を行いましたが
(まさに野生重視にて)

懇親会の際に、参加者の方に、

「これまでのプログラム(紀藤的によくできたと思っているプログラム)
 より面白かったし、気づきが多かった」
 
という話をいただき、

改めて”野生”とか”直感”を大切に、
心を開いて参加者の皆様と向き合いたい、

そんな事を思ったのでした。


青臭いかもしれませんが、

準備と知恵だけでなく、
熱意と勇気と直感も大事に、

良質な学びの場を受講者の方と
共に作っていきたいものだ、、、

そんな事を思った次第です。

(参加いただきました皆様、ありがとうございました!
 皆様に元気をいただきました)

=========================
<本日の名言>

内容のない思考は空虚であり、
概念のない直感は盲目である。

カント
==========================

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す