成果を上げ続ける力は、「二毛作」から学んだ
(今日のお話 1289文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、ある製薬メーカーの中堅社員の方を対象に、
「7つの習慣 振り返り研修」。
皆様、非常に熱心に取り組んでいただいていて、
私も良い刺激を頂きました。
(ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
「継続は力なり」です。陰ながら応援しております。)
また、研修の合間には1件のアポイント。
面白いお話になりそうでこれからが楽しみです。
さて、最近良い話が続きそうな雰囲気で
少しだけ嬉しい気分であると共に、
「調子に乗ってはいかんな」
と自戒する今日この頃。
そんな時にふと、
昔お世話になった社長に言われた
「営業が常に心がけておくべきスタンス」
の話を思い出しました。
今日はそのお話から、
”順境の時だからこそ気を付ける心構え”
について、思うところを共有したいと思います。
■前職でお世話になった
ある社長が教えてくれた話。
”普通の営業と出来る営業の違い”
について、こんなお話を聞かせてくれました。
「営業って、調子がいいと慢心して、
しばらくすると、結果が落ちてくるんだよ。
そして、慌てて焦って頑張って、
少しすると、また結果が出てくる。
そうやって多くの営業は、
浮き沈みを繰り返すんだよ。
でも、本当に出来る奴は、慢心しないよね。
売れてる時、調子が良い時ほど、頑張るんだよ。
だから波に浮き沈みが少ない。」
と。
■まだ営業のキャリアが浅かった当時の私は、
その時はよくわかりませんでしたが、
今は物凄く良くわかります。
まさしくその通りだな、
と思うのです。
つい調子が良いと、
それがずっと続くような気がしてしまうこと、
時にあるのではないでしょうか。
これは営業に限らず、
他の仕事でもそうなのでしょう。
なんだか上手くいっている時は、
それが普通に感じて、
「これくらい普通だよ」
と己を過信してしまったりする。
でも、それは一時的な波が来ているだけで、
ちょっと歯車が変われば、
下降線をたどるような不安定なもの。
■だからこそ、もし
「長期・継続的に成果を出し続ける」
あるいは、
「調子がいい、でなく、平均値を上げる」
という事を真に求めるのであれば、
先にある社長が述べたように、
『調子が良い時、順境である時こそ、種をまき続ける』
という姿勢こそが大切ではないか、
そのように思うのです。
良い時があれば、悪い時もある。
でも、良い時でも悪い時でも、
常に未来に向けて、
何かしらの種をまき続けた人は、
その分、花が咲き、実がなる可能性も高まる、
そのように思うのです。
■ちなみに、農業には
「二毛作」
という農法がありますね。
1つの畑に2つの作物を、
連続で育てるという、あれです。
一つの例えではありますが、
成果を得続けようとする行為とは、
まるで二毛作のごとく、
収穫をし終わった瞬間、次の作物を育て始める。
と同時に、他の畑でも種をまき、
段々畑をたくさん用意しておく。
そして、
『「二毛作」を連鎖的に続けるかのごとく、
種をまいてまいてまいてまき続ける』
そんなイメージが、
安定して高い成果を求める優秀な人材が、
大事にしている重要なスタンスではないだろうか。
そう思う次第です。
思い付いたので、補足までに。
(ただし、二毛作は土地が痩せるので、
たまには休ませることもポイントです)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。