メールマガジン バックナンバー

645号 2015年10月17日

土台が出来ていないと、テクニックが活きない

(今日のお話 1258文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

週末はテニス、読書。
また普段プライベートではめったに行かない銀座に、
妻と共に買い物へ行きました。

ランゲ&ゾーネの1000万円の超高級時計などを見て、
世間の広さを感じた休日でした。

さて、早速ですが本日のお話です。
また私のテニスの話ですが、

「基礎が大事」

ということについて、
改めて身につまされる思いがしましたので、
その内容を共有したいと思います。

それでは、どうぞ。

■私がテニスを始めて、約1年半。

その間、テニス関連の本を集めたり、
色々なコーチから指導を受けたりして、
自分なりに上手くなろう、

と工夫をしてきました。

それこそ、回転をかけて
相手コートに確実に落とすために、

・スピンを意識する
・手首の返しを意識する
・打ち終わりで足を入れ替えると打球が伸びる

などなど、細かいテクニックも知るようになりました。

しかし、最近上手くいかない時が
続いていました。

ミスが多い、
ネットする、
アウトする、などなど。

そんな時悩み、
コーチに指導を仰ぐと、
いつも言われるのが、

【細かいことではなく、むしろ当たり前のこと】

ばかり指摘されている
という事に、
先日はたと気が付いたのです。


■テニスで言う、基礎中の基礎とは、

・構えを早くする
・体の回転を意識する
・軸をぶらさない
・体の前で打つ

というようなこと。

これができていないと、
いくら手首がどうとか、スピンがどうとか言っても、
土台が出来ていないので全然うまく行きません。

しかし、上手くなろうと急ぎ、
細かいテクニックを意識するがあまり、

”枝葉の部分にばかり目が行き、
 土台が疎かになっていた”

という状態に気付けていなかったわけです。

そして、改めて、

「基礎こそ、大事である」

と身につまされる思いがしました。


■そして、このことは、

「仕事でも全く同じことが言えるのだろう」

とふと思ったのです。

出来て当然である基礎の部分
すなわち”当たり前のこと”こそ、
私たちは疎かにしがちではないだろうか、
と。

何か能力が足りない、と感じると、
細かいテクニックに魅かれたりします。

それこそ、

・相手と上手くやりとりする交渉術や、
・プレゼンテーションスキル、
・ロジカルシンキングなどなど、

思いつくものはたくさんあります。

しかしながら、それ以前に、
新入社員に伝えているような
”当たり前のこと”と思われがちなことを、
本当に出来ているのだろうか、

と思うのです。

例えば、

・しっかりと計画を立てて1日を始めているか
・高い目標意識を持ち、日々を過ごせているか
・謙虚に相手の話に耳を傾けられているか

などがそう。

”当たり前のこと”だけれど、
ゆえに、つい忘れてしまったり、
疎かにしてしまう。

まさしく、先に挙げた、
私がテニスで上手くいかない状態、

【土台が出来ていないと、テクニックが活きない】

状態と、近しいものがあるのではないか、
そのように感じたのです。


■枝葉の部分、
すなわち”スキルや能力”も、
もちろん大事です。

しかしながら、根の部分、
”姿勢・考え方”という、
基礎的な部分、当たり前のことができているのか、

常に自分に問いかけていきたいものです。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 誠実にして、はじめて
禍を福に変えることができる。
術策は役に立たない。

二宮尊徳

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す