「怒り」「悔しさ」こそ、喜び、歓迎した方がよい理由とは
(今日のお話 1156文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は朝から社内のトレーニング。
3件のアポイントでした。
最近のテーマは、
「常に全力」という事で、
だいぶ前のめりでやっております。
がゆえに、
ちょっと体調が怪しくなりつつあり、
適度な休養も必要だなと思う今日この頃。
■さて、本日のお話です。
先日見ていたテレビで、
ノーベル平和賞を受賞した、
カイラシュ・サティーアーティ氏が、
「怒りで世界に平和をもたらす方法」
という講演を聞きました。
彼のお話から感じた気付きを、
共有したいと思います。
それでは、どうぞ。
■ノーベル平和賞受賞の、
カイラシュ・サティーアーティ氏は、
8万3000人もの子供を奴隷労働から救い出しました。
そして、
なぜそんな偉業を成すことができたか、
というと、その理由は、
「怒り」
であったといいます。
彼は、
搾取されている児童労働について、
またインドのカースト制度について、
ある時、その不条理さゆえに、
強い怒りを覚えたそうです。
それは涙が出るほど悔しく、
だからゆえ、大きな感情は、
すなわち大きな動機、大きな力になったそう。
そして、
自らカースト制度を捨て、
大規模な児童労働排除のデモを主導しました。
■そんな彼が言ったのが、
「”怒り”は、悪いことと思われている。
小さい頃から、怒ってはダメ。
怒りは我慢し、耐え、抑えるものだ、
と教育されてきた。
でも、健全な怒りは、悪ではなく、
寧ろエネルギーになる。」
そのようなお話でした。
■この話を聞いて、
「確かにその通り」と共感してしまいました。
最近の私がよく感じる感情は、
「自分への怒り」「悔しさ」なのですが、
本当に、非常に強いエネルギーになると感じています。
例えば、テニス。
やってもなかなか上手くならない。
スクールの仲間に勝てない。
思ったように打てない。
好きだからこそ、悔しい。
でも、それがあるから、
「もっと練習しよう」
「もっと集中しよう」
「家で素振りをしよう」
という大きな動機が生まれたのです。
これは、テニスだけではありません。
仕事でも、他の勉強でも、
一生懸命やっていることであれば、
少なからずこのような
「悔しさ」「(自分に対する)怒り」
なるものを感じるのです。
■恐らく、きっと誰もが
「本気で取り組んでいること」
「真剣に考えていること」
について、上手くいかなかったり、
または不条理だと思うことがあれば、
「健全な怒り」「悔しさ」
を感じるものではないか、
そのように思います。
そして、それは時として、
ネガティブに捉えてしまうものかもしれません。
しかしながら、見方を変えてみれば、
カイラシュ・サティーアーティ氏が言うように、
「”怒り”は、悪いことと思われているが、
物事を成し遂げるエネルギーになる」
というのも一つの事実。
と、するならば、
【「”怒り”は目的達成へのエネルギーである」と考え、歓迎する】
という発想で捉えてみると、
より望ましい結果を生むことができるのではないか、
そのように思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。