努力し、成長しようとする人には「デス・バレー」が訪れる
(今日のお話 2015文字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
金曜日は、新人研修「ディスカバリー」の
大型プログラム説明会でした。
ならびに大手IT企業の管理職向けに
「7つの習慣」3日間コースの研修実施。
(ご参加いただいた皆様、ありがとうございました)
説明会では、50社を超える方々にお集まりいただき、
嬉しいご評価を頂きました。
手前味噌ながら、
毎年150%近くの売上・契約の伸びを見せている
力作の新人研修プログラムです。
もしご興味がある方は、
11月にも開催いたしますので、
ぜひお越し下さいませ。
そして、日曜日はテニスの合宿へ。
テニスはもはや趣味ではなく、
「常に成長し続ける」
という私のミッションになりつつあります。
”努力したことは、必ず結果に繋がる”
テニスを通じて
「成長すること」を実感として感じたい、
と思った週末。
しかしながら、練習すれば
「すぐに上手くなる」というものではなく、
力のなさと、自分の未熟さに頭を抱えた日曜でした。
今日は、テニス合宿を通じて考えた、
「成長の壁」
についてお伝えしたいと思います。
では、どうぞ。
■ある経営者から聞いた
興味深いお話があります。
それは、
【起業家には、「デス・バレー」と呼ばれる暗黒の期間が、必ず訪れる】
という話。
「デス・バレー(死の谷)」
とかいうと、もう聞くだけで
おどろおどろしい響きがありますね。
ちなみに、もちろんここでいう「デス・バレー」は、
アメリカにある国立公園のことではなく、
経営者(主に起業家)に訪れる、
”苦しみの比喩”
として用いられています。
■起業した場合、
まず突き当たる”壁”が、儲けること以前に
「存続すること」
だそうです。
実際のデータで、
起業してから何年で何%の企業生存率か、
を示したものがあるのですが、
それを見てみると、「確かに」と思わされます。
<参考データ:企業が生き残る数>
1年:40%
5年:15%
10年:6%
20年:0.3%
30年:0.02%
すなわち、起業してから5年の間に
85%もの企業が倒産するわけです。
なぜ企業が生き残れないのか、
なぜ倒産してしまうのか、
このことについては、
色々な要素が関わってくるので、
私にはわかりません。
ただ
【起業家には、「デス・バレー」と呼ばれる暗黒の期間が、必ず訪れる】
という話を聞かせてくれた経営者は、
「なぜ生き残れないのか」の理由を、
このように教えてくれました。
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「起業が結果を出し、儲けるためには、
行動をしなければいけない。
しかし、ある行動が結果に現れるには、
時間がかかる。」
「それは、場合によっては、1、2年だけでなく、
3年、4年とかかることもある。
その間、結果が出ない。赤字が続いたりする。
まるで、先の見えないトンネルのようなもの。
借金がどんどん膨らんでいき、
”このままで大丈夫だろうか”
”そもそも計画が間違っていたのではないか”
そんな不安がつのっていく。
ずぶずぶと沈む感じがして、辛く、苦しい。
この苦しい期間を”デス・バレー”という。」
「だが、この”デス・バレー”の間、
あきらめずに手を打ち続けると、
ある時に浮上しはじめる。
つまり、行動していたことが、結果に現れ始める。
ここまで続けることができれば、
その企業は生き残ることができる」
~~~~~~~~~~~~~
このような話でした。
■そして、この話を受けて思ったのが、
これは何も起業家に限った話ではなく、
「何事においても、行動が結果に現れ始めるための
【”デス・バレーの期間”があるのではないか】」
と思ったのです。
それがテニスでも、
仕事でも、
英語勉強でも、
人間関係の構築でも、
何かを行動したからと言って、
明日すぐに結果に繋がり、
甘い果実を啜れる、
という上手い話はありえません。
しかるべき努力を、
一瞬でなく、何度も何度もし続ける。
しかるべき行動を、
10回20回でなく、1000回、1万回と
繰り返し続ける。
だからこそ、秀でた、
素晴らしい結果に繋げることができる。
そのようなものではないでしょうか。
■私たちは、時に目標を持ち、
一念発起することがあります。
その時に、
「結果が出るまで、愚直に行動できるか」
「行動がなかなか結果に繋がらない、
”デス・バレーの期間”がやってくることを覚悟しているか」
こんなことを想定しておくことが
継続し、結果に繋げるために大事な心構えなのでしょう。
何事も、結果が出るから楽しいものです。
しかし、行動と結果の間にはタイムラグがあります。
何か成し遂げたいことがあるのであれば、
このことを念頭に、
「しつこく、しつこく、粘り強くやり遂げる!」
をモットーに、デス・バレーが来ても戦い続けられる、
そんな心の準備をしておきたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。