メルマガを1000号書き続けて、何を失い、何を得たのか?
(本日のお話/2560文字 読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
本日でメールマガジン、
ついに1000号目。
いつもお読みいただいている皆さま、
本当の本当に、ありがとうございます。
皆さまのお陰で、続けることができています。
*
今日は、個人的に記念すべき(?)
1000号を迎えたということで、
改めて、
「何を思いメルマガを書いているのか」
「続けることで何が得られるのか?」
について、思うところを、
ご共有させていただきたいと思います。
完全に個人的な告白文になりますが、
お付き合いいただければ幸いです。
■ふと思えば、
なぜメルマガを始めたのか?を考えると、
その理由は、コンプレックスだったように思います。
変わりたいけど、変われない自分。
自分に甘えて、
やるべきことがいつもできない。
出来たとしても、よくて3日坊主ナ自分。
これでは、いかん。
自分を律するために、
日々の自らの反省記を記そう。
そうだ、ついでにその気付き、反省を
「7つの習慣」に絡めて送って、
営業ツールとしても使ってしまおう。
そんな邪な(?)考えが
メルマガをスタートしたきっかけでした。
■そして、3年前半、
メルマガを書くと決めました。
決めたし、宣言をしたので、
後には引けません。
だから、それからというもの、
雨の日も、
風邪の日も、
お腹が痛い朝も、
手術をして入院したときも、
テンションが高く自信が満々な日も、
なんだか気分が乗らずネガティブな気持ちの日も
アフリカに旅行して、Wi-Fi環境が物凄く不安定な時も、
ただただ、ひたすら書き、
そして発信し続けてまいりました。
しかしながら、その日々は、
明るいメルマガとは打って変わって、苦悩の日々です。
自分で「よくもまあ、、、」とツッコミたくなるほど、
迷い、苦しみ、悶ながら、
実は日々発信しているのです。
送信ボタンを押す前、
(我ながら、なんとチープなネタだろうか)
(「よく言えるな」と自分でもツッコミたくなるほど、
自分では全く出来てない話だな(汗))
(自らの恥部をさらけ出すような
こんな思いを吐露して、よいのだろうか)
(売れている本のパクり100%だな)
そう思い、消したくなる衝動が生まれたこと、
これまでに何度あったことか。
別に誰かに言われたわけではないのに、何故やってる?
会社のルールであるわけでもないのに、何故続ける?
わざわざ自らハードルを設けて
自らの未熟さ、稚拙さ、視野の狭さなどを晒して、
何が得られる?
ふと我に返り、
「なぜメルマガを書き続けるのか?」
と立ち止まりたくなる瞬間も、
たくさんありました。
■そして、加えて、
「何か意見を発信する」ということも、
それなりの勇気がいるものです。
私のメルマガも、賛否両論です。
人によっては
「暑苦しい」
「読むに耐えない」
「レベルが低い」
「同じことばかり言っている」
と苦言を感じ、
何の価値にもならない方も、
多々いるはずです。
もちろん、逆に
人によっては、
「よいリズムができるきっかけになった」
「情報収集に役立つ」
「元気をもらえる(気がする)」
「毎朝の心のサプリメントになっている」
というプラスの評価を感じ、
何かしらの価値を感じていただける方も、
いくばくかはいる(と信じております!)はず。
しかしながら、
何も言わなければ、晒されることもなかったし、
賛成の意見もないですが、
否定されることもありません。
だから、
「発信する」ということは、
得られるものもあるけれども、
相応にリスクがある、ということ。
だからこそ、それなりの勇気がいる、
そのように思うのです。
■さらにさらに、加えて言うならば、
何かについて
「何が何でも絶対に続ける」
と決めるということも、
それ相応の、覚悟がいるものです。
飲みすぎて、朝起きるのが辛い夜、あります。
寝坊してしまい、出発時刻までに書き終われない朝、あります。
書く時間により、投資する時間、
ダラダラしたくなります。
それでも、メルマガを書くと決める。
これは、結構な重荷です。
「何かを続ける」ということは、
自分の何かを捧げる、ということ。
だから、簡単じゃありません。
■さて、いかがでしょうか。
改めて
メルマガの大変さ、迷い、葛藤を書いていると、
「そんなにツラいのか。
じゃあ書いていて何のメリットがあるのか?」
と自分でもツッコミたくなるほどです。
大変、しんどい、覚悟いる、勇気いる、
そんなコメントばかり(苦笑)、
我ながら気が付いてしまいます。
しかし、それでも、です。
1000号、メルマガ発信を続けてきて、
やっぱり、やっていてよかったな、
そう思うのです。
この取り組みが何を生み出したのかは、
まだ、正直わかりません。
しかしながら、
「これだけは得られた、大きなこと」が
一つだけあるとすれば、
『続けているという事実に対する誇り』、
である、そのように思うのです。
■人は、甘えたくなる生き物です。
(私なんて、The甘えん坊野郎です)
だからか、
”自らを自らの意志で律することができる”と、
それは「自尊心」に繋がるのです。
ちょっとだけ、自分のことが、
好きになれるのです。
私のメルマガのように、
「決めたから、やんなきゃいけない」という、
重荷として、十字架として、
ひいこら言いながら歩んでいたとしても、
その活動は、
自分の心の筋肉を鍛えてくれるし、
「自尊心」を高めてくれるのです。
これは、小さいけど、
すごく大きなことなのです。
そして、その活動の結果、
人の繋がりを得ることが出来たり、
本や人の話で得た知識を昇華させられたり、
自らが怠惰に耽りきることを防ぐ防衛線ができたり、
そんな副次的な効果も得られるのです。
■世の中の鉄則で、
『等価交換』という原則があります。
それは、
”何かを得たいのであれば、
相応の、何かを捧げること。”
という原則。
強い自尊心、強い達成感を持ちたければ、
当然、自分にとって高いハードルが必要です。
軽く持ち上げられるものを、
喜々としてやっても、
自分の能力はより磨かれません。
何を目指すか、は人により違います。
だから誰もに勧めることではないし、
誰もに必要なことではないと思います。
でも、もし私の話に共感を覚えることが、
あるとするならば
「敢えて重荷を背負う」
「敢えてハードルを設ける」
という取り組みは、
私のメルマガのごとく
チャレンジする価値が十二分にある、
そのように思います。
私はこれからも、
2000号、3000号とメルマガを続けていきます。
嫌でも、気分が乗らなくても、
それでも続けます。
きっと歩む中で、重荷を増やし、
内容を考え、工夫し、少しずつ、
前に進んでいくことになるのでしょう。
そして、最後にお伝えしたいことは、
その歩みを支えて頂いているのは、
間違いなく、ご感想や応援をいただけている、
そしてお読みいただいている、皆さまです。
それがなければ、
私はたぶん100号くらいでやめていたでしょう。
本当に、ありがとうございます。
そして、これからも、よろしくお願いいたします。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。