沖縄問題と細マッチョ問題から考える、正しい情報収集のスタンス
(本日のお話/1523文字 読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
ならびに夜は、週末に通っている私塾の
「サムライ塾」での課題である
「沖縄の独立についてどう考えるか?」
という今まで考えたことがない問題について、
ディスカッションをしておりました。
今日は、その意見交換の中から、
「情報収集をする上での基本の基」
について改めて考えさせられました。
ということで、
本日は上記のテーマについて
思うところをご共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■世の中で物議を醸し出している問題は、
当然ながら、賛否両論があります。
・今話題の、米国大統領選でどちらを支持するか?
・日米安全保障条約について、どのように考えるか?
・イギリスのEU離脱に賛成か、反対か?
など、触れるのもセンシティブで、
物議を醸し出しそうな問題から、
・卵には醤油派か?ソース派か?
・細マッチョ系がいいか?それとも、ガチムチ系か?
(女性の男性に対する好み)
・アップルが好きか?パイナップルが好きか?
という単純な好みの話に対する、
”賛否両論”もあるでしょう。
そして、それぞれの
「賛成派」と「反対派」は、
それを支持する、
自分なりのエビデンス(数字とか統計とかデータとか)
を持っていたりするものです。
■そして、先日、
以前から問題になっている、
「沖縄問題」(基地をどうするか?)
などについて、
色んな本、インターネット、
Yahoo知恵袋、などを駆使して、
根掘り葉掘り調べていきました。
すると、
様々な意見が出てくる、出てくる。
詳細については、
どちらの意見が正しい、正しくないと
論じることはしませんが、
一方が「白」と言っているのに対して、
もう一方は「黒」という。
そして、それぞれ出してくる、
「事実」「証拠」も
全然違ったりしているのです。
調べながら、
(一体、どっちがホントなんだよ)
とよくわからなくなります。
もちろん私の理解力もありますが、
その時、思うことがあったのです。
それは、あらゆる人は、
情報発信する全ての人は、
『それぞれの色メガネをかけている』
のだ、ということ。
■客観的事実だけを調べていけば、
ある程度真理には近づくでしょう。
でも、本当の本当に、
全ての事実を知り付くすのは難しいし、
何か情報を集める上でも、
その証拠になる事実も、
”『自分のメガネ』を通してみる”
ため、同じ数字とか
同じ事実を言っているのに、
全然違って見えたりするものです。
それこそ、先述の
「細マッチョ」VS「ガチムチ」論でも、
付いている骨格や筋肉は同じ量だとしても、
”細マッチョ = 中性的でカッコイイ。
アイドルは皆そう。大衆の指示を集めている”
とするのか、はたまた
”細マッチョ = ヒョロイ。生存本能を感じない”
とするのかは、
その人の『色メガネ』による、
解釈次第になるわけです。
■世の中に、
「絶対の答え」というものは、
そうそう存在しません。
だから、意見が割れるし、
争いも起こったりする。
そして、どんな情報も、
誰か、人の手で集めて、
発信をしているという性質を持つからには、
超客観的で中立な調査結果以外は、
ある程度バイアス(=意見の偏り)がかかっている、
というような心持ちで、
情報に向かい合うべきなのでしょう。
■情報が溢れ、検索をし、
色んな意見が出てくる、この時代。
だからこそ、一つ間違えば、
「”自分のメガネにかなった情報”ばかり取ってしまう」
という過ちを起こす危険性も、
大いに高くなっている時代だとも思うのです。
沖縄問題も、細マッチョ問題も、
あらゆる議論、意見には、
人のバイアスがかかっています。
そんな世の中において
ありのままに、正しく見通すために、
『情報は誰かの色メガネを通じて提供される』
という事実を、
できるだけ曇りなき眼で見定めた上で、
あらゆる情報を判断する、
そんな習慣を身につけることが、
大事なのではないだろうか、
そう思う次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。