効果的な読書の仕方と、世の中の見方
(本日のお話/1999文字 読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日木曜日は、テニスの壁打ちにいったり、
または焼き鳥を食べながら、
「沖縄問題」について読書をしたり、
久しぶりにゆっくりな1日を過ごしました。
そして今日は、有給を頂き、
自動車免許の更新忘れにより、
失った免許を取り戻すべく
”高速道路講習&応急救護講習”
を朝イチから受けております。
(皆さまは、恐らくないかと思いますが、
更新忘れにはくれぐれもお気をつけください。
本当に、本当に面倒くさいです 涙)
*
さて、本日のお話です。
最近、初めて、
「沖縄問題」について本を読み、
色んな意見があることを知り始めました。
その本を読む中で、
私が以前参加した、
「速読教室」の講師の人がいっていた、
「効果的な読書の仕方と、世の中の見方」
という話を、ふいに思い出しました。
今日は、上記のテーマについて、
思うところをご共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■「本を読むときは、
賛成、反対、そして中立、
それぞれの意見をバランス良く読むことが大切です」
これまでに、累計数万冊読んだという
「速読教室」の先生が、
ノンフィクションの話や、新書など、
何らかの”考え方”について、
情報を集める上での大切なポイントとして、
講義の中で語っていた話です。
■冒頭にお伝えしたように、
最近、「沖縄問題」について、
まだまだ微々たる量ではありますが、
幾つかの本などに目を通す事が増えてきました。
そして、色々な見方があることを、
感じさせられているのです。
例えば、
「沖縄は、琉球国として独立したほうがいい」
という意見を語られる方もいる。
と思えば、
「そのような方(独立賛成)はさほど多くない」
という見方をする翁長知事もいたり。
また、中国学者は、
その歴史の中で、日本と中国、
それぞれの統制下にあったという史実から、
「沖縄は中国のもの」
とする意見もメディアなどで
目にすることもあります。
どの本も意見も、色んな人達の意見や、
偉い教授や、識者のコメントを持ち出します。
法律やら条約やら、色んな事実と思われるものも、
証拠として出しながら論じます。
だから、どれも
「正しく見える」と言えば、
正しく見えるのです。
■どれが正しい、間違っている、
ということは、私にはわかりません。
しかし、複雑な問題であればあるほど、
正確に論じることは難しいということは、
恐らく、事実なのではないかと思います。
そして、先程の
速読教室の講師の話に戻しますと、
その講師の方が、
「本を読むときは、
賛成、反対、そして中立、
それぞれ意見をバランス良く読むことが大切です」
と言った理由は、こんな理由である、
と語っていたのでした。
「複雑な話、考え方の話になると、
つい私たちは、
”その意見が好き”
”その意見は賛成できる”
という意見に偏って、
情報を集めてしまう傾向があるようです。
そうすると、ますます物事が、
自分の見たいように見えてきてしまって、
反対論とか自分に合わない意見は、
「いや、違うでしょ」と否定するようになる。
全体が見えなくなって、
ますます片方の意見に寄ってしまう。
もし、世の中を正しく見ようと思うのであれば、
賛成も、反対も、中立も、
バランス良く知ろうとすることが
重要な情報収集の仕方になります」
■確かに、私たちは、
無意識的に、
「自分が理解できるもの」
「自分が共感できるもの」
に引き寄せられ、
その情報を手繰り寄せています。
例えば、私の場合、
あまりオシャレには興味がありません。
だから、私が百貨店にいっても、
アパレル系のショップの情報は、
あまり目に飛び込んできません。
がゆえに、世の中にあるブランドなど、
全然わからない。
「あっ、こんなのあったんだ」
とよく思うくらい。
反面、妻はファッションが好き。
だから、アパレルのお店の情報は、
私と同じように通っていたとしても、
よく目に飛び込みます。
だから、
「いや、当然知っているでしょ」
とその情報は彼女のアンテナには
ひっかかってくる。
そうして、私と妻の間にも、
「オシャレ」に関する情報格差が生まれる。
そんな違いがありとあらゆるところで、
生まれているのです。
ただ、自分が気付いていなかったり、
意識していないだけ。
■世界は広いし、知らないこともたくさんあります。
そして正解は自分が思っているものと、
全く別のところにある可能性も、大いにある。
そのことを、
常に認識しておくことが大事なのではないか、
そのように思います。
多くの問題やすれ違いは、
「思い込み」
によって生まれます。
仕事もプライベートも、
不必要なこだわりや偏った情報のぶつかり合いで、
お互いが疲弊したり、無為に傷つけ合わないためにも、
色々な見方を柔軟に取り入れる姿勢が大切です。
全ての考えについて、
こだわりは持ちつつも、
『賛成、反対、中立、それぞれを知る』
ということ。
それが、今回のテーマである、
「効果的な読書の仕方と、世の中の見方」
ではなかろうか、
そのように思う次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。