練習でも、自己ベストを出し続ける
(本日のお話/2053文字 読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
ならびに社内の打合せなど。
最近はご提案の機会が増えており、
諸々企画書作成などに追われている今日この頃。
頭を使う仕事をしていると、
「集中力出来ているか、否か」で、
全くスピードが違ってくるな、と痛感しています。
それには、
食事や、睡眠、体調など、
健康状態も多分に関わってきており、
改めて、自己管理の大切さを感じる次第。
甘いものばかり食べてちゃ、ダメだよなあ、と反省。
*
さて、本日のお話です。
昨日、聞いたお話で
非常に心に残る話がありました。
それは”百獣の王”として有名な(?)
武井壮さんのエピソードです。
今日はそのお話から、
「常にベストを出す姿勢」
というテーマで、大切だなと感じたことについて、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■元陸上競技選手。
陸上競技・十種競技元日本チャンピオンであり、
最近は「百獣の王」としてタレントとして活躍している武井壮さん。
その自称のネーミングからして、
なんとなく、”面白い人””楽しい人”というイメージがある彼。
そんな武井さんですが、
彼が大学の後輩から受けた質問について、
人生の先輩としてアドバイスをした動画があるのですが、
そこで語られていることが、非常に素晴らしい内容で、
身につまされる想いがしました。
ちなみに、こんな内容です。
(武井壮氏、コメントより抜粋)
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学生:陸上を止めたいときってありましたか?
武井壮:おれはなかったね。それは順調にいっていたからっていうのもあるけど、
でもやっぱり、スポーツでスランプとかさ、
嫌になっちゃうとかやる気なくなっちゃうっていうのは、
記録が伸びないのが一番よくないんじゃないかなと思うのね。
武井壮:陸上って不思議でさ、自己ベスト出すのが仕事なのに、
練習で自己ベスト出す回数ってそんな多くないじゃん。
例えば200メートル 5本いきますって言っても、
5本全部自己ベスト出すかっていったら出さないでしょ。
武井壮:でも、試合では全部自己ベスト出したいわけじゃん。
なのに”練習では自己ベスト出そうとしている時間がすごく少ない”のよ。
俺はそれが嫌で毎日自己ベスト出すために毎日自分のデータ調べていたの。
偶然調子が悪い日をゼロにしようと思って、
部屋の中と外に気温計と湿度計を置いて、
気温が何度で、湿度が何度で、体温を脇と肘と膝と足の指の間と、
挟めるところ全部測って記録しとくわけ。
武井壮:その時に、50メートル計っていたんだけど、
自己ベストに対して何%の記録が出たかっていうのを出しとくわけ。
それを6年間やっていたの、ずっと。
自分が着ている服の素材も全部書き込んで、
どんな服着ていたら体調が良いって感じるのとか、
練習で疲れた体力を1秒でも早く回復できる方法を毎日調べていたし。
武井壮:でもそれを6年もやっていると、
どんなふうにしたら調子が良くなるかわかってくる。
俺は陸上やっている日は調子悪い日が一日もなかった。
毎日自己ベストが出せる状態だったから、
やめたいって思ったことは一回もなかったな。そんな感じだね。
ちょっと難しい話だったね。でもそんなふうに陸上やっていたのよ、俺。
武井壮:調子が悪いなんてことは、
アスリートとしてはまず言っちゃいけない言葉だと思っている。
100の力持っているとしたら、
いつでも100以上出せる能力を持っとくっていうのが、
アスリートの最低限の仕事だから。
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■さて、皆様、
どうお感じになられたでしょうか。
私は、単純に「武井壮、すげー」と
思わず溜息を漏らしたくなりました。
プロは、ここまでやるのか、と。
■思うのですが、私達も、
ある意味、今従事している仕事が何であれ、
お金をもらっている以上、
「プロ」
として仕事をしているのでしょう。
しかし、思うのです。
私たちは陸上選手ではないにしろ、
同じ何かの分野におけるプロとして、
日常の1日1日において本当に、
”自己ベスト”を目指しているだろうか、と。
日常とは、すなわち陸上で言う「練習」。
そこで、”自己ベスト”を目指せずに、
ココ一番というプレゼンや商談のときだけ、
一発逆転自己ベストを狙うというのは、
それは、プロとして「怠慢」なのではないだろうか?
そんなことを思わされたのです。
■常に、いついかなる時も
100%を越えようとすることは、
ほんとうに大変なことだと思います。
でも、筋トレで、
鍛えた筋肉を破壊し続けなければ、
筋肉が成長しないように、
力量以上の負荷の仕事を経験することで。
そして仕事の基礎体力が高められるように、
今の自分を超え続けなければ、
より高い成果など、望めるはずもありません。
武井壮さんの、アスリートとして、プロとして、
当たり前のように高い基準を持ち続けた姿勢に、
感銘を受けるとともに、
【練習でも、自己ベストを出し続ける】
というスタンスを、
忘れないようにしたいと思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。