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971号 2016年10月11日

人は、期待されると応えたくなる生き物

(本日のお話/1663文字 読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。

いよいよ秋らしくになってきましたね。
涼しく、また朝と夕方は
肌寒さを覚えるようになりました。

あまり普段、空を見たり、
通勤途中の木を眺めたりすることは
少ないものですが、よくよく見ると、
日本も綺麗な景色がいっぱいあるよな、
としみじみ感じる今日この頃です。



さて、話は変わりまして、
いよいよ再来週に迫っております、
「ゆとり世代の新人教育」イベント、
続々とお申込を頂いております。
(お申し込み頂いた方、ありがとうございます!)

会場を大きくいたしましたので、
まだお申込可能でございます。

気になる方は、ぜひ。



それでは、今日のお話です

毎週通っている英語塾で、
少しだけ嬉しいことがありました。

今日は、私自身の体験から、

「相手を認め、期待することで人は育つ」

というテーマで、
思うところを皆様にご共有させて頂ければと思います。

それでは、どうぞ。

■私の英語力は、
こんなにお金をかけてやっているのですが、
まだまだ、圧倒的に貧弱なものです。
(悲しきかな)


でも、自分なりには、
日々少しでも勉強しようと時間を作り、
それなりに前には進んできている(つもり)。

多分、3年前に比べたら、
だいぶマシにはなっているのでしょう。


でも、少なくとも自分で自分のことを、

「自分には英語学習のセンスはないな」

と評せざるを得なくなる、
そんな気がしている昨今でした。



■しかし、そんな中、
土曜日に通っている、英語塾の講師から、
予想外の言葉をもらいました。

ちなみに、その方は、英語だけでなく、
ビジネスでも成果を出されており、
教養も深く、人として大変尊敬できる人。

そんな講師が、半年間の振り返りとして、
こう言ってくれたのでした。


「キトウさん、あなたはとても頑張っているよ。
 予想より、ずっとずっとスゴイ成長を見せている。」

「最初はどうなることか、と思ったけど、
 私は、君の成長に、本当に驚いている。
 だから、更に頑張ってほしい」

「きっと、3月の終わりには、
 見える世界が変わっているはず。
 もっともっと、ジャンプアップできるはず。」

「世界がもっと面白く見えるはずだよ」



もったいないリップサービスだなあ、

などと思いつつ、
目を見て、真っ直ぐそう言われると、
素直に嬉しいのです。

自分ではそこまで思えていなくても、

自分が尊敬する人から、
そんな風に期待してもらえるなら、裏切れない、
もっと頑張らねば、いや、頑張ろう!

そんな感情が湧き上がってくる自分に、
気がついたのでした。



■そして、このような自分の感情の動きを見て、
ふと思うことが有りました。

それは、しばしば人と付き合う上で、

『短所ではなく、長所を見よ』

などと、教訓のように言われますが、
ある意味、至極合理的かつ、有用な考えであるな、

と思ったのです。


不思議なもので、

”人は期待されると応えたい”

と思い、そしてその期待通りに、
動いてしまうという傾向があるそうです。

(学校においてIQに関わらず、
 期待されている生徒の成績は伸び、
 そうでないこの成績は伸びない、
 という実験結果があるそうです)



■と、考えると、

「あなたは、ココがまだまだだよね」

と、”短所”に注目していうよりも、

「あなたの、ココが素晴らしい!」

と、”長所”に注目するほうが、
その人を伸ばしてあげる上でずっと有効だし、

かつ、今は見えていなくとも、
少しでもその片鱗が見えたとしたなら、

「”未来のあなた”の可能性」

に、たくさんの期待をかけてあげる。



「君はすごい!」「絶対できる」
「アナタには元々可能性がある」「頑張っている」
「大器晩成だ」

と、”その人自身”に期待をかけ続ける。


そうすることで、
人はより自分の可能性を信じ、
そして益々頑張れるのだろう、

そのように思うのです。



■私は、すっかり大人になりましたが、
それでも、誰かに期待をされていると、
嬉しいし、期待に応えたいと思えます。

子供だったらなおのことそうでしょうし、
部下、後輩などに関しても、
同じことが言えるのでしょう。


真心から相手に期待を込め、認めること。


「サーバント・リーダーシップ」
などとも言われる昨今ですが、
改めて大切な考え方だよな、

と自分自身の体験からも、
思った次第です。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

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