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953号 2016年9月23日

デキる人の読書の活かし方

(今日のお話 1803字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は1日、読書タイム。

現在通っている
「サムライ塾」なる学びの場にて、
大量の読書課題が出ており(汗)

戦後経済誌やら
アメリカの未来、
中国問題に関する本などなど、

今まであまり読んで来なかったジャンルの本を、
読み漁っておりました。

ちなみに、昨日は、

『自滅するアメリカ帝国 日本よ独立せよ』(著:伊藤貫)
『戦後経済誌 私たちはどこで間違えたのか』(著:野口悠紀雄)

などを読み進めましたが、
通常の書籍の4~5倍くらい、
読了に時間がかかりました。

慣れが大切ですね。



ちょっと政治的な話になり、
色々な考え方があるかと思いますので、
個人的な感想は控えさせていただきますが、

一つ言えることは、

「新しいことを知ると、ものの見方って変わるのだな」

という変化を、
自身で改めて認識した次第。



ということで今日は
「読書」に関連した話で、先日読んだ
『ACTIVE READINGS』(著:赤羽雄二)より、

「デキる人の読書の活かし方」


というテーマで、
一部内容を引用させて頂きながら、
内容をお伝えさせていただきたいと思います。


それでは、どうぞ。

■私が「読書」を進める中で、
いつも悩ましく思うのが、


「読んで、何となく理解しているものの、
 ”ただ読んだだけ”で終わってしまう」


という、感覚が残ることでした。

(皆様も、そんな感覚ありませんか?)


ある本を読み、感化されたとしても、
それが自分の血肉となり、吸収されている感覚が、ない、
あるいは少ない、

そんなイメージです。


だから常々、

「読書の”質”を高めるには、
 読書を”活用する”ためには、
 果たしてどういう方法が王道なのだろうか?」

は、私の気になるテーマの一つでした。



■そんな中で、先述の、
『ACTIVE READING(アクティブリーディング)』(著:赤羽雄二)


にて、東大・スタンフォード卒、
マッキンゼーで14年活躍されたという著者が、

”できる人は読書をどう活かすか”

というテーマで、
こんなポイントを紹介していました。


以下、一部引用いたします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1,『本を読む時間を制限し、アウトプットの時間を多くとる』


→ 読書習慣が出来た後は、質を高める「アウトプット」が大事。
  本を読む時間は大事だが、ダラダラ読書をして、
  「今日1日本しか読まなかった」となると、
  それはそれでストレスになりうる。

  読書時間を”むしろ制限する”ことで、密度を濃くすることが大切。



2,『読んだらできるだけ人に話す。会話のトレーニングにもなる。』


→ 大切なポイントをマーカーで引いたりしても、
  自分にとって価値ある内容を、相手に伝えようとすれば、
  「全体感」を伝えないと理解しづらくなるもの。

  話すことで、自分の頭の整理になるとともに、
  相手からのフィードバックを受けることで、

  ”「自分が当然こうだと思い込んだこと」が相手も同じように感じるわけではない”

  と知ることになり、人への理解が深まる。



3、『読んだら、ブログに書く』

→ 効果的な王道中の王道。
  読まれることでまた書こう、というモチベーションにもつながり、
  「読む→アウトプット」のサイクルが生まれます。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


■いかがでしょうか。

見てみると、どれも

「読む→話す」
とか
「読む→書く」

というように、アウトプットが基準となっています。

そして、それこそが、

”デキる人の読書の活かし方”

である、ということが
なんとなくイメージできるのではないかと思います。



■私もメルマガで書いていて、思うのですが、
どんな方法であれ、


『”学んだことを、誰かに伝えること”は、
 究極の「学びの習慣」』


である、と強く感じます。


アウトプットすることで、
自分のインプットされた内容も2倍くらい定着するし、
また副次的に、聞いた人、読んだ人も
それにより、学ぶことができる。

しかも読み返すと、
記憶がフラッシュバックされる。


すなわち、
インプットをアウトプットするリズムを作るだけで、

『”学びの連鎖”』

が起こるのです。



特にこれは、人材開発に関わる方には、
ぜひ知っていただきたいです。

それは、「会社での研修」において、
実に活用できる内容であるから。

後輩が先輩に、
先輩が後輩に、
上司が部下に

”学んだことを教える”ことで、
より研修効果は高まります。

もちろん、それが
家族や友人でもいいですが、
「研修の体系」で誰かが学んだことを拡げることは、
まるで学びが伝播するような、思わぬ波及効果を得られるからです。



■ということで、まとめです。

”デキる人の読書の活かし方”というのは、


1,「インプット→アウトプット」をつなげること”

2、そして、学びの質を向上させる。

3,かつ、周りへも”学び”を伝え、
  「学びの連鎖」を生み出すことができる。


そんな状態であるよう。


私も早速、
『自滅するアメリカ帝国』
の本をまとめてみたいと思います。
(骨が折れそうですが)


最後までお読み頂き、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 食欲なくして食べることが健康に害あるごとく、
欲望を伴わぬ勉強は記憶を損ない、
記憶したことを保存しない。

レオナルド・ダ・ヴィンチ

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