友情と慣れ合いの間
(今日のお話 1663字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
すっかり遅くなってしまいましたが、
本日土曜日は朝から英語塾。
そして終わった昼からは最近、
ふとしたご縁からスタートした
「サムライ塾」なる私塾に参加。
日本国憲法についてディベートなど、
かなり頭と精神を使った土曜日でした。
(この「サムライ塾」なるものについては
また改めてお伝えできればと思いますが、
かなり特異な塾でございます。)
とにもかくにも、
これからの世の中を生きぬいていく上で、
やはり、
・ある程度、強くあること、
・自立していくこと
というのは、
自分で自分の道を切り開いていく上で、
必須なことなのであろう、
そんなことを思った土曜日でした。
*
さて、そんな「自立」について
想いを馳せた週末でしたので、
今日は、私の意見ではありますが
「真の自立」
について思うところがありましたので、
その考えについて、些細な話ではありますが、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
テーマは、
「友情と慣れ合いの間」。
それでは、どうぞ。
■先日、ふと見ていたテレビで、
「TEPPEN」
という番組がやっていました。
芸能人が特技を競い合う、
という非常にシンプルな内容のバラエティ番組です。
そして今回の対決が、
”ベンチプレス対決”
なるものでした。
「55キロのベンチプレスを、
何回連続で上げられるのか?」
が今回のテーマで、
決勝には、格闘家の魔娑斗氏、
そして俳優の金子賢が戦うことに。
二人共筋肉自慢だけあって、
かなりのマッチョです。
二人とも、ものすごい形相で、
汗をダラダラ流しながら、
その食いしばる力で歯を傷めないよう、
マウスピースをはめ、
それはもう鬼気迫る表情。
全力でベンチプレスを上げ続けます。
20回あげ、25回あげ、
そして30回を上げたところで、
金子賢氏は力尽き果て、
結果的に、35回の魔娑斗氏が優勝したのでした。
■そして、この後の、
ほんの一瞬、何気ない二人の行動が、
私の印象に強く残りました。
それは、
戦い合った二人が、
「固い握手を笑顔で交わしていた」。
そんな、ただ、それだけの
何気ないワンシーン。
それが、私の胸に、
「真の自立・友情とは、
こういうことを言うのかもしれない」
という思いとともに、
ふとよぎったのでした。
■しばしば思うのですが、
「友情」と「慣れ合い」
は似て非なるものである、
と感じます。
また、
「協力」と「依存」、
「チームワーク」と「仲良し」、
などもパッと見同じように見えて、
実は全然違うもの、
そのように思います。
■そして、それぞれ、
何が決定的に違うのか。
何が協力と依存や、
何が真のチームワークと仲良しクラブをわけるのか。
そのことを考えた時に、
その一つの要素とは、
”一人ひとりが、自分に打ち克ち、
戦える力を持っているのかどうか”
ではないか、
すなわち、
言葉を変えるのであれば、
【一人ひとりが”真に自立”をしているか】
ではないか、
と思ったのです。
どちらが、力が強いどちらかに、
依存したり、低頭したり、
遠慮したり、または低く見るわけでなく、
それぞれが、それぞれの力を認め合い、
尊敬しあっている状態。
きっと、その状態で繋がり合うことこそが、
『真の自立』と呼べるのであり、
より高い成果を私達が求めんとするときに、
目指すべきチームワークなのではないか
そのように思うのです。
■バスケットでも、
ラグビーでも、サッカーでも、
チームプレーをして成果を生み出す際には、
もちろん相互協力の姿勢が必要であると同時に、
チームとして協力する以前に、
まずは”個”として強くあることが求められます。
そしてそれはきっと、
ビジネスのプロジェクトでも、
はたまた家庭でも同じなのでしょう。
ベンチプレスを30回上げた金子賢と、
ベンチプレスを35回上げた魔娑斗のごとき、
それぞれが”真の力”と”自立心”を携えるからこそ、
お互いを認め合うことができる。
だからこそ、それぞれ尊敬でき、
「慣れ合い」でなく「友情」
で結ばれ、妥協することなく協力できる、
そんな関係を目指していくことができるのではないか、
そのように感じた次第です。
とにもかくにも、まずは、
「自分が大きく、太く、強くなること」。
このことも、大事なことではなかろうか、と、
改めて思う次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、良い1日となりますように。