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905号 2016年8月6日

当たり前を、繰り返す

(今日のお話 1238文字/読了時間1分半)
■ こんにちは。紀藤です。

金曜日は2件のアポイントでした。

また昨日でファスティング(断食)期間が終了し、
今日から普通のご飯を食べることができます。
(嬉しい)

お昼に、早速、刺し身定食とサラダを食べましたが、
味付けが醤油のみでも、奥深い味覚を感じることができ、
貴重な体験が出来たなあ、

とこの感覚を楽しんでおります。

「ファスティング(断食)」が流行っておりますが、
ご興味がある方は、是非一度お試しされてみてはいかがでしょうか。

予想以上に、良い経験になると思います。



さて、本日のお話です。

今日は私が4月から
毎週土曜日の朝に通っている「英語塾」。

その活動を通じて、
改めて痛感していることが、

「基礎の大切さ」。

今日は、このことについて
思うところを、皆様にお伝えさせていただきたいと思います。

それでは、どうぞ。

■私が通っている英語塾、

そこでは、
「The Economist」という、
非常に難解な経済雑誌(英語)を読み解き、
そして国際問題をディスカッションする、という
非常にレベルが高いことをやっています。
(残念ながら、私は全く手足が出ない状態ですが、涙)


そして、それとは別に、
”基本教材”として、皆で真剣に学んでいることがあります。

それが

「高校英語の教科書」

を復習する、ということ。


ちなみに英語塾の参加者は、


・バリバリの外資系で働く人
・また国際的な舞台でスピーチする人、
・米国の大学院を出ている人


など、もうピカピカな経歴の人なのです。
英語も、相応のレベルの人が多い。


それでも高校1年生の教科書から、
その後、高校2年の教科書、そして3年と、
繰り返し、繰り返しやるのです。


■ そして、そこの先生曰く、
(ちなみに先生は某外資系企業の名誉会長)、

何故高校英語を学ぶのかについて、
その理由はこのように言っていました。


「私は47年間英語をやってきて、わかったことがある

 結局、これ(高校英語の教科書)に全て詰まっているんだ。」
と。


そして、だからこそ、

「1日20分、繰り返し読むこと」
(例えば酔っ払って帰ったとしても)

を、英語塾が続く1年間の課題として、
皆に課しているのだ、

そのように述べていました。


■ これを聞いて、
強く思うことがありました。


それは、


『何かを出来るようになるためには,

結局、既に知っている”当たり前”を、気が遠くなるほど繰り返す』


しかないのであろう、
ということなのです。

例えば、皆さんも学生時代、
英語で習った、

”三単現のS”というものがあります。

(”He has a pen” のように、
 動詞に「S」をつけるというルールですね)


恐らく、誰もがこのことを、
「知っている」はず。

しかし、これを咄嗟の時に、
誰もが本当に使えるかどうか、というと、

恐らく答えは

「否」

だと思うのです。

結局、わかっていても使えない。

知っていても使えない。

これが現実なのです。


■ よく言われるように、基礎は大事です。

基礎が使えなければ、
応用もできるはずはない。

私が英語塾で、
高校の教科書に立ち戻っているように、

当たり前のことこそに、”本質”がある、

そのように思います。


そして、その”本質”を、
本当に身に付けるためには、


『”当たり前”を、気が遠くなるほど繰り返す』』


ことこそが、必要なのです。


■ そしてそれは、
スポーツでもそうですし、
「7つの習慣」なり、「ドラッカー」なりの、
ビジネスの習慣でも、同じはず。

何かを自分の身体知として、
完全に自らの血肉にするためには、

『継続して”当たり前のこと”に
 何度も何度も向き合い、反芻して、
 自らの身に叩き込むこと』

そんな姿勢こそが、
自らの地力を高め、次のステージに運んでくれる、
そのように、強く思った次第です。

道のりは長くとも、
ただただ、”当たり前”を、
繰り返してまいりましょう。

自分への自戒を込めて。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

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