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885号 2016年7月18日

「やる気」とは、風船のごときもの

(今日のお話 1785字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は妻の友人と、
その旦那と子供たちと、
新宿のとあるビル屋上にて、バーベキュー。

都会のどまんなかに、
場所代だけ払ってバーベキューが出来る場所、
結構あるみたいですね。

※バーベキュー検索サイト「デジキュー」が便利!


新鮮で、楽しいものでした。



さて、話は変わりまして、
本日のお話です。

もう何年も前から、
ダラダラと続けてきた英語学習。

昨晩机の中を整理していて、
今まで受けたTOEICの点数結果表が、
ばらばらと出てきました。

それを見返してみて、英語でもテニスでも、
あらゆることについて

「能力を急角度の上昇率で高め続ける」

ためのポイントについて、
ふと思うことがありました。

今日はそのお話を関連したお話を、
皆様にご共有させていただきたいと思います。

テーマは、

「”やる気”とは、息を吹き込んでいる最中の
 風船のごときもの」。


それでは、どうぞ。

■毎週通っている英語塾。

その中の塾生の一人が、
終わりがけに、ぼそりとこんな話をしていました。

「いやあ、英語って難しいものですよね。

 社会人になって英語を勉強して、
 もう10年になるけれど、

 そういえば、ずっとこんな感じで、
 今とあんまりレベルが変わらないなあ、

 って思うんですよね」

この話を聞いて、
私の胸の中に「チクリ」とする感覚を覚えるとともに、

「確かに、自分もそうだよな、、、」

そう、心の中でつぶやいていました。


■ ふと思えば6年くらい前に、
初めてのTOEICを受講。

しかし、その後は、

・気分に任せて何となくダラダラ勉強をしたり、
・一時的に気分が盛り上がって、ガッツリ勉強したり、
・はたまた途中で全く勉強しなくなったり、、、

そんなことを繰り返してきました。

心のどこかで、

”燃えたり消えたりする、ムラのある学び”

では、何かを成し遂げることなどできない、
と、感じつつ、それを繰り返してきたわけです(汗)


■思うのですが、
仕事でもプライベートでも、

それが英語であれ、テニスであれ、囲碁であれ、

「超一流」は無理でも、
「一流」、少なくとも「二流」を目指すことは
誰にでもできるのではないだろうか、

と私は思っています。


「一流レベル」を何と定義するのかは
意見が別れるかと思いますが、

もし、

『高いモチベーションを持ちつづけ、
 数年間、真剣に取り組むこと』

さえできれば、
間違いなく、その他大勢より
頭一つ、抜きん出ることができるはず。

仮に、数年どころじゃなく、
「数十年レベル」で、一つのことに
”真剣に”取り組みつづることができたなら。

恐らくその時は、

「圧倒的に他を凌駕する超一流レベル」

にまで到達しているのではないか、
そのように感じます。


■しかし、実際はそうは上手くいきません。

確かに、数年、数ヶ月レベルで、
とんでもない一流レベルに達する人がいる一方、

何年も、何十年も続けている割に、
実は大したことがない人も、
それ以上にたくさんいます。

むしろ、そちらの方が多数。
ただ長くやっている人、はたくさんいるのです。

でも、実力は中の上、みたいな。

では、なぜ長くやっても伸びないのか。


その原因の一つが、

「学びの惰性」

ではないだろうか、と思うわけです。

つまり、続けているけれども、

「”真剣に、心の火が燃え上がるがごとくやる気”を持って、取り組めていない」

ということ。

英語学習でいえば、
「やる気」がでないから、

・とりあえず海外の映画(日本語字幕)をみて、
 英語の勉強をした気になる
・とりあえず英語の音楽を聞き流すだけで、
 勉強をしたつもりになる
・とりあえず教科書を開いただけで、勉強をしたことにする

みたいなイメージでしょうか。


でも、残念ながら、
そのような魂の入っていない、

「ながら勉強」
「惰性学習」

では、いくら長くやっても、
成長は微々たるものしか、
期待はできません。


■別にそれが悪い、というわけではありません。

しかし、もし「自分の力量をもっともっと高めたい」、
と思うのであれば。

「”集中し、高いモチベーション”を持ち、
 取り組み続けること」

このことが必要不可欠で重要になってきます。

そして、何かを続けていると、
ふとした時に

「心の火が燃え上がる瞬間」
「やる気に着火される瞬間」

が、訪れることがあります。

その時が勝負です。

脳科学的に、

【「やる気」とは、息を吹き込んでいる最中の風船のごときもの】

だそうです。

やればやるほど脳汁が出るし、
手を止めると、しぼんでしまう。

興奮している人が、言いながら、
ますます自分の言葉にエキサイトするごとく、
「やる気」はやればやるほど、より高まるのです。


■何かを成し遂げんとするのであれば

・高いモチベーション、やる気を継続させること
・かつ、そして腰を据えて取り組むこと

が重要です。

そして、やる気の継続のためには、

「学びのフィーバー期」

なる予兆が来た時は、
それを逃さないよう、手を緩めることなく、
更にアクセルを踏んでいきましょう。

高いモチベーションで、長く学び、
自らをより高いステージへ、引き上げていきたいものです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。

【本日の名言】 誰でもある時期、情熱的になることはある。
ある人は30分間熱中できるし、
ある人は30日間続く。
しかし人生の成功者は30年間情熱が続く人である。

エドワード・B・バトラー

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