フンドシは、緩む前に締め直す
(今日のお話 1600字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日はミーティング、
ならびに1件のアポイント。
夕方からは、土曜日に通っている英語塾で紹介された
とある上智大学での講演会に行ってきました。
内容は世界三大広告代理店の一つである、
オグルヴィ・アンド・メイザーのCEOの方が、
「コミュニケーションの新しい世界」
というテーマでお話されていました。
残念ながら、自分のチープな英語力のため、
何となくしかわかりませんでしたが(汗)
今や大学では英語での無料講演なども、
スタンダードになりつつあるのだな、
と焦りを感じた週明けでした。
もっと勉強しよう。
*
さて、本日のお話です。
先日、
『世界最強の証』(著:オグ・マンディーノ)
という本を読みました。
いわゆる自己啓発本ですが、
1968年に書かれ、25ヶ国語に翻訳され
大ヒットした本なので、何だかんだ面白い本。
今日は、その内容から、
「フンドシは、緩む前に締め直す」
というテーマで、
思うところを皆様にご共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■オグ・マンディーノ著の、
『世界最強の証人』という本。
このエピソードは、
年老いたハフィッドという人物が、
昔、師から引き継いだと「ある巻物」について
語るところから始まります。
そして、その「巻物」に書かれている
「教え」を守ると、人生で必ず成功することが出来るそう。
年老いた成功者、ハフィッドの回顧録から始まり、
寓話のエピソードが進むと共に、
”人生の成功原則が書かれた巻物の「教え」”
が紹介されていく、
そんな内容が『世界最強の証人』です。
■さてこの本を読むきっかけとなった話で、
私事ではありますが、最近、自分自身の中で、
「油断があったのではないか」
と思わされる出来事がありました。
(いわゆるネガティブな出来事です)
そんなことがあったものですから、
何となく自分自身を振り返って考えてみました。
もしかすると、
「営業成績など調子が良かったがゆえに
どこかで自分は慢心していたのではないか」
そんなことを、
胸に手を当てて、考えてみたわけです。
そんな時に、この『世界最強の証人』の、
”人生の成功原則が書かれた巻物”の
とある言葉が、胸に染みました。
それは、こんな言葉。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
もし、自信過剰になったら、
失敗したときのことを思い出そう。
もし、贅沢になったら、
昔の飢えた日のことを思い出そう。
もし、自己満足に陥ったら、
競い合っていた時のことを思い出そう。
もし、自分の偉大さに酔いしれたら、
恥辱の瞬間を思い出そう。
もし、自分が全能だと感じたら、
風が止められるかどうか試してみよう。
もし、巨万の富を得たら、
飢えた人がいることを思い出そう。
もし、尊大になったら、
無力だったときのことを思い出そう。
もし、自分の技が誰にも負けないと感じたら、
星を見上げよう。
今日、私は自分の感情の主人になる。
『世界最強の証人』(巻物の第六巻より)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■不思議なもので、
うまく言っているときこそ、トラブルが起こりがち。
気付かずとも、
自分のどこかに慢心・油断があると、
突如として、強制的につまづかされる出来事が起こる。
これは、私だけでなく、
歴史上の偉い人や、また経営者なども、
よく言っていることのように思います。
(何なんでしょうね、不思議です)
うまく言っているときは、
いつまでも好調が続きそうな気がする、
だからこそ、好調が油断を招く。
■そんなことを考えると、
上記の巻物のお話のように、
『上手く言っているときだからこそ、
どれだけフンドシを締めていられるか』
というのが、成果を出し続ける上で、
運命という不確定なものを、少しでも味方につける上でも、
非常に大切な姿勢なのではないか、
そのように感じます。
■そして、願わくば、
躓く前に、事前にフンドシを締め直すこと。
すなわち、上手く言っている時だからこそ、
「もし、自信過剰になったら、」
「もし、贅沢になったら、」
「もし、自己満足に陥ったら、」
と足元がおろそかになる前に、
自分自身に問うて、足元をすくわれないよう、
十分気をつけること
つまり、
【フンドシは、緩む前に締め直す】こと。
これが大切なのだと思います。
神様に、
「これこれ、あんまり調子に乗りすぎてはイカンよ」
と注意される前に(大きな失敗が起こる前に)、
自分自身、戒める癖を持ちたいものです。
(と、自分に言い聞かせている次第です)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。