関係のない世界に飛び込む意義
(今日のお話 1384字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は朝から昼までテニス。
そして昼からは会社の同僚の紹介で、
とある勉強会に参加してまいりました。
それが非常に面白く、
かつ大変勉強になり、
テンションがあがりっぱなしでした。
本日は、
「関係のない世界に飛び込む意義」
というテーマで、思うところを
皆様にご共有させて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ。
■昨日の勉強会のテーマは、
『AI(人工知能)とIoTについて』
という内容でした。
六本木ヒルズの
49階のアカデミーヒルズなる場所で、
ちょっと贅沢な気分での勉強会。
私は勉強会とか新しい場所は好きな割に、
何となく「六本木ヒルズ」のような、
『THE 意識高い系のシンボル』
『成功を目指す人の象徴』
みたいな場所は少し、
抵抗感を感じていました。
(まあ、私の穿った見方故かもしれませんが)
とはいえ、基本的に
「誰かに誘われる = とりあえず参加」
という”即ポチ効果”、
で得られることは多いもの。
私自身それによって、
失ったもの(お金)も多いですが、
それ以上に色々な経験ができて、
また人生が楽しくなってきたと感じています。
と、いうわけで、
例に漏れず今回も参加してみることにしました。
■そして、昨日の勉強会のテーマは、
”AI(人工知能)”。
今まで私が参加する勉強会は、
「マネジメント系」
「リーダーシップ」
「コーチング」
「コミュニケーション」
など、私が専門としている分野に近い話が多く、
そういった類のものにこぞって興味を持っていたのですが、
今回は、全く畑違いの内容。
「AI」どころか、
理系的な知識も皆無です。
だから、今までの中でも
「大丈夫かなあ。」
という気持ちが大きいイベントでした。
■ですが、結果としてですが、
『想像をはるかに超えるほど、面白かった』
のです。
正直、そこらでやっている
「リーダーシップ勉強会」
「時間管理術 共有会」
などよりも、はるかに学びが多い。
ある意味、衝撃的でした。
そして、思ったのです。
よく”イノベーション”とは、
「異なる分野との融合で生まれる」、
なんていいますが、
知識労働者であり、
より良いものを生み出していこうとするのであれば、
【自分の専門分野と全く違う分野を、敢えて学ぶ】という姿勢
が、大切なスタンスになるのではないだろうか、
そのように思ったのです。
■昨日紹介された、一つの例です。
工事現場の機械などを作っている、
小松製作所は、800億の赤字を出していた状態から、
V字回復を遂げたそう。
それは、福井県の現場のエンジニアが、
当時はやっていた「たまごっち」を見て得たアイデアが
きっかけになったサービスが、爆発的ヒットを生んだから。
”たまごっち”が餌をねだって
ピーピー音を立てたりすることから、
「うちのブルドーザーも、
ガソリンが減ってきたら、”ガソリンがないよ”と
自分で言ってくれたり、
使い方が荒っぽかったら、
”それじゃ燃費悪いよ”とブルドーザーが
教えてくれたとしたら、
もっと売れるのではないだろうか」
そう考え、そして爆発的な支持を得た。
これも、「ゲーム」という異分野と
「機械」の融合です。
■こういったアイデアは、
もし自分たち自身で生み出せたら、
素晴らしいということは間違いないと思います。
しかしながら、異分野の話とコラボしようとしても、
自分が見聞きしていないことは、
想像することができない。
だからこそ、もしより影響力のある成果を
生み出そうとするのであれば、
【全く違う分野を合えて学ぶ。
そして、自分の視野を広げる】。
当たり前かもしれませんが、
この姿勢が大変重要なのではないか、
そのように改めて痛感しました。
■「7つの習慣」のコヴィー博士は
このように言いました。
『私たちはあるがまま物事を見ているのではなく、
私たちのあるがまま物事を見ている』
と。
世界は変わって、時代も変わっている。
決められたことだけルーティンでやっていても、
残念ながら駆逐されていくのが
これからの時代かもしれません。
私たちは今の時代をあるがまま
見られているのだろうか。
そんなことを問いつつ、
自分の視野を広げて行きたいものだ、
そのように思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。