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823号 2016年5月16日

人を、人たらしめている力

(今日のお話 1558字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。

昨日はウルトラマラソンのダメージで、
1日中、小鹿のようになっておりました。

横断歩道の青が、赤に変わるのは早すぎる。
駅はエレベーター、エスカレーターが不便な所が多い。

図らずも、ユニバーサルデザインについて
考える機会になりました。

でも、本当に大事だと思います。



さて、本日のお話です。

今日も、土曜日にチャレンジをした、
100キロウルトラマラソンからの気付きを、
皆様にご共有したいと思います。

テーマは、

「人を、人たらしめている力」。

それでは、どうぞ。

■100キロマラソンを走っている途中、
「足が壊れたな」と思う瞬間がありました。

多分、60キロ地点、
走り始めて、7時間くらいでしたでしょうか。

それまでは足が重い、とか
違和感を覚える、と言うレベルでしたが、
(それでもシンドいのですが)

気付けば、一歩踏み出すと、


”「ツラい」ではなく「痛い」”


と感じられる領域に入っていきました。

恐らく、それは私が、
左足首を捻挫しており、それを庇いながら
走ったせいもあるかもしれませんが、
とにかく、「痛い」のです。

ひどい筋肉痛に加え、
足を捻った後に走るような、
2つの痛みが、混ざっている感じ。

だから、本能的には、

「もう走るのやめといたほうがいい」

というメッセージが脳幹から、
どんどん送られてくるのを感じます。


■しかし、結果的には
「やめる」という選択肢を選びませんでした。

それは、なぜだろう、
と思った時に、それは恐らく、頭の中で、


「今諦めたら、一生後悔する」
「ここで諦めたら、他でも諦める癖がつく」


というように、

『諦めた自分を”想像”』し、
「絶対イヤだ。負けてなるものか」と
振るい立たせたからである、

そう思うのです。


また、逆に、

「完走して、ゴールテープを切った写真を
 facebookに載せてみせる」

「100キロ走っていたら、きっと今よりもっと、
 自信を持てるようになるはず」

「メルマガで、素晴らしいネタになる。
 絶対完走して、いい報告をしてみせる」

というように、

『やりきった自分の”想像”』をして、
「そんな素晴らしい未来を実現してみせる」と、
自分を奮い立たせたから、

この「想像する力」が、
私に大きな力をくれたと感じるのです。

つまり、
ネガティブであれ(こうはなりたくない)
ポジティブであれ(こうなってみせる!)


『自分の頭の中で、”想像”をすることが自分に力を与えてくれた。
 そして「諦める」という選択肢をないものにしてくれた。』


そのように、思うのです。


■「7つの習慣」のコヴィー博士は、

”人だけが持つ、4つ力がある”

と言います。

その4つとは、
「自覚」「想像力」「良心」「意志」である、と。

そして、それが、
人を動物でなく、人たらしめている、
そのような話をしています。

私が上述したような、
「想像力」によって、私は諦めるという
選択をしませんでした。

でも、物理的に”痛み”が襲ってくる中、
「想像力」も持たず、動物のごとく、
食べたいから食べる、眠いから寝る、痛いからやめる、
だったとしたら。

きっと、何も考えることなく、
想像力も、意志の力も使わなければ、

「ただキツいから止める」

ということになっていたかもしれない、
そんなことを感じたのです。


■辛くとも、
明るい未来が”想像”できるから、
頑張ることができる。

上手くいかなくとも、
守るべき人の顔が”想像”できるから、
投げ出さず、歩み続けることができる。

あと1歩がんばることで、
高みへと到達できるのではないかと”想像”できるから、
前に進むことができる。


【人を、人たらしめている大切なもの。
その一つが、”想像する力”である】


そのように、強く感じた次第です。

想像力を駆使して、
逞しく、強く、歩んでいきたいものですね。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日になりますように。

【本日の名言】 決然たる意志の持ち主は、
世界を自分に合わせて形作る。

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