人を、人たらしめている力
(今日のお話 1558字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日はウルトラマラソンのダメージで、
1日中、小鹿のようになっておりました。
横断歩道の青が、赤に変わるのは早すぎる。
駅はエレベーター、エスカレーターが不便な所が多い。
図らずも、ユニバーサルデザインについて
考える機会になりました。
でも、本当に大事だと思います。
*
さて、本日のお話です。
今日も、土曜日にチャレンジをした、
100キロウルトラマラソンからの気付きを、
皆様にご共有したいと思います。
テーマは、
「人を、人たらしめている力」。
それでは、どうぞ。
■100キロマラソンを走っている途中、
「足が壊れたな」と思う瞬間がありました。
多分、60キロ地点、
走り始めて、7時間くらいでしたでしょうか。
それまでは足が重い、とか
違和感を覚える、と言うレベルでしたが、
(それでもシンドいのですが)
気付けば、一歩踏み出すと、
”「ツラい」ではなく「痛い」”
と感じられる領域に入っていきました。
恐らく、それは私が、
左足首を捻挫しており、それを庇いながら
走ったせいもあるかもしれませんが、
とにかく、「痛い」のです。
ひどい筋肉痛に加え、
足を捻った後に走るような、
2つの痛みが、混ざっている感じ。
だから、本能的には、
「もう走るのやめといたほうがいい」
というメッセージが脳幹から、
どんどん送られてくるのを感じます。
■しかし、結果的には
「やめる」という選択肢を選びませんでした。
それは、なぜだろう、
と思った時に、それは恐らく、頭の中で、
「今諦めたら、一生後悔する」
「ここで諦めたら、他でも諦める癖がつく」
というように、
『諦めた自分を”想像”』し、
「絶対イヤだ。負けてなるものか」と
振るい立たせたからである、
そう思うのです。
また、逆に、
「完走して、ゴールテープを切った写真を
facebookに載せてみせる」
「100キロ走っていたら、きっと今よりもっと、
自信を持てるようになるはず」
「メルマガで、素晴らしいネタになる。
絶対完走して、いい報告をしてみせる」
というように、
『やりきった自分の”想像”』をして、
「そんな素晴らしい未来を実現してみせる」と、
自分を奮い立たせたから、
この「想像する力」が、
私に大きな力をくれたと感じるのです。
つまり、
ネガティブであれ(こうはなりたくない)
ポジティブであれ(こうなってみせる!)
『自分の頭の中で、”想像”をすることが自分に力を与えてくれた。
そして「諦める」という選択肢をないものにしてくれた。』
そのように、思うのです。
■「7つの習慣」のコヴィー博士は、
”人だけが持つ、4つ力がある”
と言います。
その4つとは、
「自覚」「想像力」「良心」「意志」である、と。
そして、それが、
人を動物でなく、人たらしめている、
そのような話をしています。
私が上述したような、
「想像力」によって、私は諦めるという
選択をしませんでした。
でも、物理的に”痛み”が襲ってくる中、
「想像力」も持たず、動物のごとく、
食べたいから食べる、眠いから寝る、痛いからやめる、
だったとしたら。
きっと、何も考えることなく、
想像力も、意志の力も使わなければ、
「ただキツいから止める」
ということになっていたかもしれない、
そんなことを感じたのです。
■辛くとも、
明るい未来が”想像”できるから、
頑張ることができる。
上手くいかなくとも、
守るべき人の顔が”想像”できるから、
投げ出さず、歩み続けることができる。
あと1歩がんばることで、
高みへと到達できるのではないかと”想像”できるから、
前に進むことができる。
【人を、人たらしめている大切なもの。
その一つが、”想像する力”である】
そのように、強く感じた次第です。
想像力を駆使して、
逞しく、強く、歩んでいきたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日になりますように。