負荷なくして成長なし
(今日のお話 2119文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日も新人研修「ディスカバリー」の実施。
新入社員の皆様が、
”新しい考え方を知り、目の色が変わる瞬間”を見ると、
これからの成長が目に浮かぶようで、
こちらも嬉しくなってしまいます。
社会人にとっては、
当たり前のことかもしれませんが、
そんな「基礎・基本」を最初に、
全員で考えることに意義があるのでしょう。
例えば、
・「パラダイム」
→ ものの見方は、上司と自分で違う。
すれ違いが起きる原因は、自分のパラダイムに囚われているときに起こるものだ。
・「自律」
→ ”刺激(嫌な出来事)”があったときに、
一呼吸おいて、一時停止してから行動を”選択””できるのがプロである。
というようなことを、
じっくりと考えることで、
「組織人としてのマインドセット」
が整い、その後の仕事にも、
どのような姿勢で取り組むべきなのかわかることは、
大いなる支えになると思います。
皆様の成長を、心より応援しております!
*
さて、本日のお話。
これから成長著しいであろう
フレッシュな新入社員の皆様を見て、
「自分も、もっと成長しなければ」
と危機感に似た思いと共に、
最近の自分の仕事の仕方を
見直しておりました。
これも、世の中の原理原則ですが、
”成長するためには負荷が必要である”
と感じます。
今日は、
「成長するための負荷」
というテーマで思うところを、
共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■最近100キロマラソンに向けて、
また、ペラペラの胸板を厚くして男を磨くために、
「筋トレ」
「傾斜をつけたランニング」
などを地味に行っております。
そんな活動の最中、改めて思ったこと。
それは、
『負荷をかけなければ、強くならない』
というトレーニングの
基本中の基本、原則中の原則でした。
■私も、一応市民ランナーなりに、
「サブ4(フルマラソンを4時間以内で完走)」は達成していますし、
なんだかんだで3回ほどフルマラソンは完走しているので
10キロ、15キロを走ること自体は、
苦痛もなく、気持ちよくできます。
でも、気持ちよくできる
「安心領域」「快適領域」
で、鼻歌混じりに
ジョギングしているだけでは
50キロ、60キロを走ったり、
ましてや100キロを走ることは難しい。
高みを目指すのであれば、どこかで
「危険地帯」「成長痛の領域」
へと、足踏み出すことが求められます。
しかし、
「楽」だし「快適」だからゆえ、
『”今現在の力”で対応できる範囲内』
で動いてしまったり、
または、負荷をかけることを
何となく避けてしまったりする。
(キツいのは辛いですからね)
すなわち、
意識をしていないと、つい、
「安心領域の住人」
として安住してしまいかねない、
そのように感じたのです。
■そして、思ったのです。
このような、
”「安心領域の住人」になる罠”は、
ランニングやトレーニングよりも、
むしろ、普段の仕事でやってしまいがちなのではないか、
と。
普段の仕事は、
実はそんなに大きな出来事が、
毎日起こるわけではありません。
ゆるやかな連続性で続いていくもの。
昨日の延長で今日があり、
今日の延長で明日がある。
だからこそ、
別に無理して120%の力を出さずとも、
ほとんどの仕事は、
これまで培ってきた範囲内で
それなりに対応することも可能である、
ということです。
ですから、
自分の取り組み方によって
50キロに挑戦する気概で、
汗ダラダラになるまで追い込み、
『危険地帯のパイオニア』になることもできれば、
10キロくらいでやめて、
ほんのり体が温まった気持ちイイ程度で終わらせる、
すなわち、『安全地帯の住人』でいることもできる。
どちらも、
「自分のスタンス」次第です。
そして思うのですが、
多くの場合、昨日の延長で、
「汗をかかない、楽な領域」
(=安全地帯の住人)
として今日の仕事を終える、
という場合が少なくない、
そのように感じるのです。
■しかし、今は競争が激しく、
「成長せず、そのままでいることは、
市場価値が下がり、逓減していく」
ということを意味します。
汗をかかず、今の場所にとどまり、
「安全地帯の住人」にいるつもりでも、
ふと気づけば、そこが地雷原だった、
これからはそんなことにもなりかねない。
だからこそ、強く、
自分の足で生きていこうとするのであれば
日々汗をかき、新しいことに挑戦する、
「危険地帯のパイオニア」
のごとく、
前のめりで行動していく姿勢が
不可欠なのではないだろうか、
と思ったのです。
■成長するためには
”「負荷」をかける”ことが必要です。
新人時代、目標にあふれ、
一生懸命仕事をしていたあの頃は、
・1日が終わる度、クタクタになっていた
・1日が終わる時に、スイッチが切れるように倒れた
・毎日、頭に汗をかいて、疲労を感じていた
という人も、少なくなかったはず。
「ブラックだ」などと
言われるかもしれませんが、
そんなの関係ありません。
仕事もトレーニングも同じで、
【負荷なくして成長なし】
です。
成長するために、頭に汗をかく。
成長するために、常に自分の能力を、
筋繊維が壊れるくらい、ストレッチさせる。
それこそが、自身が成長しているかどうかの、
バロメーターとなるのでしょう。
もし成長を願うのであれば、
『負荷を感じた状態で、
今日も仕事できているだろうか』
こんなことを、
自らに問いかける続けることが、
大切なのではないだろうか
そのように強く思った次第です。
健全な成長痛、感じてまいりましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。