「してくださいスタンス」では、スタートラインにすら立てない
(今日のお話 1996文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、「7つの習慣」の朝勉強会の後、
東洋医学の”気血療法”なるセミナーへ参加。
その後、六義園のしだれ桜を、
帰りがてら見て、花見を楽しみました。
(桜より人のほうが多かったですが 苦笑)
さて、今日から4月。
新人研修のラッシュが始まります。
私も本日から2社の研修立会いです。
大手グローバル企業、
また一部上場のマーケティング会社に
新入社員研修「ディスカバリー」の実施です。
木曜日、金曜日も、
また別の2社へ研修実施のため、
なかなか忙しい一週間になりそう。
とはいえ、
新入社員の方のマインドセットにより、
その後の働き方も大きく変わると強く思います。
最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、
尽力したいと気持ちを新たにした次第です。
*
さて、本日のお話です。
話は先日の私の、
東洋医学セミナーの話に戻りますが、
そこでお話をされていた院長のお話が、
医学だけでなく、人生全般に通ずる話だな、
と感銘を受けておりました。
今日は、
「意志がなければ、どんな解決策も役立たない」
というテーマで、
感じたことを共有させていただければと思います。
それでは、どうぞ。
■人の体は不思議なものです。
原因がわからないのに病気になったり、
はたまた時には回復することもある。
しかし、
どれだけ仕事が上手くいっていようが、
趣味が充実していようが、
友人関係が恵まれていようが、
やっぱり、「健康」がなければ、
人生の喜びを享受することはできない、
そのように心から思います。
■しかしながら、
「健康を取り戻す方法」いうのは、
いまだ闇の中のようにも感じます。
何が正しいか、わからない。
だからこそ私も、
興味を惹かれたものには、
本でも、セミナーでも、
実際に顔を出してみることにしています。
そんなことで、信頼できる友人から紹介された、
「気血療法」
なる、今まで聞いたことがない治療法を展開している、
とあるセミナーに妻と共に参加をしてみました。
■ちなみに、その治療法が始まったきっかけは、
元々、現・院長の父親が、
某大学病院の副院長をしていたことから始まったそう。
その現院長の父親は、外科の責任者だったのですが、
手術をしても、どんどん人が亡くなっていく、
そんな中で西洋医学の限界を感じた、
という話をしていました。
「どうしたら、患者は良くなるのか」
「できるだけ多くの患者を救うには、どうすればよいか」
そんなことを日々考えて、
色々と調べた結果、結局は対症療法だけでなく、
「本人の免疫を上げること」
(=自分で治す力を高めること)
以外に道はない、
そう思い、今でこそ浸透してきた鍼や灸などを応用し、
今の治療法に至ったとのこと。
今では比較的ポピュラーな東洋医学ですが、
当時は風当たりが強く、
「そんな怪しいものを信じるものは医者ではない」
となり、結果的に病院を追放されたそうです。
それでも意志を貫き、様々な療法を学び、
数多の患者を治した実績をつくってきた、
そんなお話を聞かせてもらいました。
■私には、この治療法が、本当に実力があり、
凄い人なのかどうかは、わかりません。
当然ながら、実際、
治療を試してみなければ知る余地もありません。
ただ、この先生が言われた言葉で
本当にその通りだな、と共感したことがありました。
それは、
『自分で治す気がない患者は、絶対治らない』
という言葉。
この院長いわく、
どれだけ適切な治療をしても、
素晴らしい施術で免疫力を高めても、
「本人の意志」
がなければ、
エンジンのない車を作っているようなもの・
だから、絶対に治ることはない、
そう、断言していました。
ですから、
「先生は、何してくれるの?」
「本当に、ここにくるだけで、治るんでしょうね?」
的な上から目線の、
“してくださいスタンス”の患者がくると、
「共に戦う気がないのなら、お帰りください」
と帰してしまうこともあったそう。
■少し極端な話かもしれません。
ですが、私はこの話を聞いて、
「これはあらゆることに通ずるな」と思ったのです。
例えば、仕事でもそう。
良いアドバイスを上司が与えても、
本人に「自分がやるのだ」という気持ちが育っていなければ、
しかるべき成果はでないでしょう。
また、研修でも同じです。
いくら素晴らしい、すぐ使える良い内容を伝えても、
本人に前へ進む意欲がなければ、
”学び”が身になるはずがない。
つまり、
【「してくださいスタンス」では、スタートラインにすら立てない】
ということです。
■「7つの習慣」でも、
一番に私達が身につけるべき習慣は、
”第一の習慣 主体的である”
といいます。
まず、自分が動くこと。
これがなければ何も始まりません。
病気でも、自分が治すと決める。
仕事でも、自分が最後まで責任を持つと決める。
何かを成さんとするのであれば、
「自分がやる」
という心構えは、
必要不可欠、絶対必須の姿勢である、
当たり前のことですが、
改めてそのように思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって、素晴らしい1日となりますように。