過去のスキルを喰い潰し、いずれ自分が喰い潰される
(今日のお話 2039文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
先日は3件のアポイント。
マネージャーと共に初の英語のみの商談で、
非常にわくわく(ハラハラ?)しておりました。
そして、夜はテニススクールからの、
トライアスロンに向けたスイムのトレーニング。
うーん、泳ぐのって難しいですね。。。
*
さて、本日のお話。
商談後の、私の上司であるマネージャーとの
ふとした何気ない世間話に、
「ハッ」とさせられました。
本日は自戒も込めて、
「過去の資産を喰い潰すと、
いずれは自分が喰い潰される」
というテーマでお伝えしたいと思います。
それでは、どうぞ。
■仕事の大半は、
過去の自分のスキルを喰い潰してやっている。
残念ながら、多くの人にとって、
これは一つの事実だと思っています。
例えば、営業であれば、
・今日やった20本の営業電話や
・商談のトーク
・企画書の作り方
などなど、本日やった仕事は、
昔、自分が得たスキルを”使い回し”していること、
実は多かったりします。
少し昔の上司からを教わったいい感じの
”スライドの魅せ方”だったり、
はたまた、2年前に受けた研修で学んだ
”効果的なトーク”だったり、
半年前にやったプレゼンで刺さった
企画書の”焼き増し”だったり。
はたまた管理部門では、
・書類の処理の仕方
・整理の方法、
・その他オペレーション業務
などなど、
つい「前からこうやっていたから」ということで、
手だけカチャカチャやっていて、
実は頭はお休み状態で、新しい工夫などは久しくしていない、、、
こんなこと、
実は結構あるのではないでしょうか。
■しかし、文字にしてみると、
「この状態は結構マズいんじゃないか」
と思うわけです。
そして、昨日のアポイントの帰り、
マネージャーとの世間話で、彼はふとこんな話をしたのです。
「外資系の色んな会社で、色んな人を見てきた。
共通して、言えるのが、
『頭と手を使わなくなったら、ヤバい』
ってことだよね。
前職の企画書を、社名だけ変えてそのまま使う。
アシスタントに丸投げする。
自分で動かず、人にやらせる。
まだまだ自分で工夫出来ることがあるのに、
そこは疎かにして、さっさと家に帰って、
ゆっくりしてしまう。
こういう状態になると、ヤバいんだよ。
遅かれ早かれ、成果が出なくなる。
そして、いずれ必要とされなくなる。
今まで働いた会社でも、一度そうなって、
動く筋肉がなくなったヤツは、
若くて優秀な人が来た瞬間、どこかへ消えていった。
今も、どこで何しているかもわからない。
だから、『頭と手を動かし続けること』が大事だよね」
と。
■これを聞いて「本当にそうだよな」
と思うと同時に、強い危機感を覚えました。
きっと自分への何かしらのメッセージだろう、、
とも思い、自分に問うてみたわけです。
「この一週間、本当にゼロから考えついた
新しい仕事の仕方はどれどけあるか?」
「今日、どれだけのことを改善できたか?」
「昨日と同じスキルを使って、
今日も同じように仕事をしてはいまいか?」
そう思った時、気づいたわけです。
『あれ、もしかして自分も結構、
”昨日までのスキルの喰い潰し”で仕事しているかも、、、』
ということに。
時代は進歩し続け、
意欲ある後進はどんどん成長してきます。
日本でも、
おそらく英語は当たり前の世界はすぐに来るし、
プログラミングも普通になってきています。
自分の仕事の仕組みを、
ちゃちゃっとシステム化できる人だって、
見渡すと増えている。
そんな中で、
「過去のスキル」に依存し、喰い潰していれば、
いずれ自らが時代の波に喰い潰され、
淘汰されていくのでしょう。
■先日あるビジネス雑誌で特集されていた、
『逃げ切れる世代』
という話がありました。
そこでは、
50代後半でももうヤバい、
これからは益々グローバルな競争に巻き込まれてゆく、
などと書かれていました。
ルールはある日、突然変わります。
その時に後悔しないために、
常に新しい改善、取り組みを、
小さいことでもよいから取り組み続ける工夫、
を習慣にしたいものです。
そう、
【過去のスキルを喰い潰し、いずれ自分が喰い潰される】
ことがないように。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。