役者殺すにゃ刃物はいらぬ 〇〇さえあれば良い
(今日のお話 1731文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は1件のアポイント。
(午前中のアポイントはリスケになりました)
また昨日はすごい雪でしたね。
私も気を付けていたものの、転倒し、
折り畳み傘がバキバキになってしまいました(涙)
怪我がなかったのが不幸中の幸いでしたので、
ツイていたと思う事にします。
さて、それでは本日のお話です。
今日は先日読んだ本
『人前に出る仕事の人へ』(著:加藤昌史)
より、お話をご紹介させて頂きます。
■著者の加藤氏は、
人気劇団「演劇集団キャラメルボックス」の
製作総指揮をしているコミュニケーションのプロ。
彼は30年・4000ステージに渡って
開演前の開演マナーなどの「前説」を積み重ねてきて、
実に多様な人たちと触れ合ってきました。
そしてそれはもちろん
たくさんの役者の方にも出会ってきました。
それこそ成功する人、失敗する人、
色々な人を見てきたわけです。
■そんな彼があるお話を紹介していました。
「演劇の世界にはこんな言葉がある。
”役者殺すにゃ刃物はいらぬ 褒め言葉さえあればよい”」
人気がある俳優の中には
取り巻きや熱心なファンにちやほやされていると、
「努力をしなくてもみんなが褒めてくれる」ことに慣れてしまう人がいる。
しかしそうすると、慢心して芸がダメになる、とのこと。
しかしながら、同時に
周りから常に褒めちぎられるような
本当に素敵な人は、たいてい「謙虚」である。
慢心せず、自分に厳しく、
禁欲的で、並大抵の言葉では心に響かない。
そんなお話でした。
■この話を聞いたとき、
「これって仕事でもそうだよな」と思ったのです。
ちょっと経験が長くなって、
要領を得てきたり、上手くいったことがあると、
つい調子に乗ってしまう。
「わかってないなあ」と偉そうに言ったり、
何となく物事に対して上から目線になったり、
出来て当然、と自分を磨くことを怠ったり。
しかしながら、こういう姿勢でいると、
先々どうなるのかは想像に難くありません。
おそらく、”褒められて慢心した俳優さん”のように、
時流を掴んで盛り上がっているときはよくても、
「良い結果」は長期・継続的には続いていかないのでしょう。
■「謙虚さ」や「努力し続ける」。
今の時代、意識高い系・と何かと
揶揄されがちな話かもしれませんが、
どの世界にも、いつの時代にも
必ず通用する『原則』です。
だからこそ、気付かないうちに、
褒められることに慣れてたり、調子に乗って、
”役者殺すにゃ刃物はいらぬ 褒め言葉さえあればよい”
ごとくならぬよう、常に自らを戒めたいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も、皆様にとって素晴らしい1日になりますように。