縛ってくれて、ありがとう
■おはようございます。紀藤です。
昨日は第8の習慣リーダーシップの終日実施。
本日2日目、皆様よろしくお願いいたします。
さて、今日でメルマガ500号目。
まずは、お送りさせて頂いている皆様に、
お礼をお伝えしたいと思います。
いつも本当にありがとうございます。
まだまだ道半ばではありますが、
500号、毎朝続けられたのは、
お送りさせて頂いている皆様がいたから。
このことは自信を持って言えます。
(そして、その理由は後ほど。)
・・・と、いうわけで今日は、
メルマガを始めて約2年間の総括を、
皆さまへの感謝と共に、振り返りをしたいと思います。
(今日はやや長いです)
■まず、私がなぜメルマガを始めたのか。
このことから少しお伝えさせてください。
それは、私は約2年半前、あるセミナーへ参加したことがきっかけでした。
それは、「7つの習慣」の3倍くらいする(!)、非常に高価なセミナー。
今となっては、ものすごく安い買い物でしたが、
当時は、身を切る思いで投資をしました。
そして、そんなセミナーにて言われた
目からウロコだったお話がありました。
それが、今の私を作った、と言っても過言ではありません。
そして、それはこんな話でした。
『「変わりたいけど変われない」というあなた。
なぜ変われないかというと、 「自分の意志」に頼っているから。』
『そもそも、人は弱い。意志などないも同然。
なぜなら、人はいくらでも言い訳を思いつく生き物だから。
「今日は忙しかったから、仕方ない」
「今日は体調が悪いから、明日早く起きてやろう」
「たまには休みも必要だよな」
そういって「やる」と決めたことを、
いとも簡単に反故にしてしまう、そんなこと、ありませんか?
それが悪いんじゃありません。
それが、普通なんです。
だから、「自分のムラがある意志」に頼らない仕組みを作ることが、
「変わろうとする人」にとって必要なんです』
■そういって、3日間のセミナーの最後に、
先生は、当時15名ほどいた参加者全員に、
半強制的に、とある宿題を課しました。
そうです。 それが、
【100日間、1日の学びについて、ブログを書く】(+グループで共有する)
という宿題でした。
・「自分を変えるためには、仲間が必要」
・「自分の意志に頼らない仕組みが必要」
・「人から見られている感覚を持つこと。それが継続の仕組みになる」
そんな事を学んだセミナーの、置き土産としての宿題が、
そもそものメルマガのルーツでした。
■そしてそれから、自分の1日の学びを、
ブログとして書き記す日々が始まりました。
そんなとき、ふと思い付きます。
「『7つの習慣』の内容をブログと絡めて送ったら、
(自分自身の)勉強にもなるし、営業にもなるし、一石二鳥じゃあないか!」
と。
そして、お名刺交換をさせて頂いた方に、
メルマガをお送りし始めました。
最初は、50人くらいだったと思います。
会う方会う方にお送りさせて頂き、
1人増え、2人増え、100人、200人へと増えていきました。
そして、時に温かい感想を頂くようにもなりました。
「朝元気をもらっています」
「社内で共有しています」
嘘でもお世辞でも、そう言ってもらえるようになると、
どんどん嬉しくなってきます。
(自分の学びのためのブログが、誰かの役に立っている)
そんな責任感のような、または高揚感のようなものを覚え始めました。
同時に、適当なことを書けないな…
そんなプレッシャーも感じるようになりました。
■すると、自分自身、
「常に良質な情報を取り入れ続けなければならない」
という想いに急き立てられます。
また、
よりわかりやすい言葉、
使い古されておらず、手垢のついていない表現が大切だ、
そんなこだわりも大きくなり、
手帳に印象的な表現を書き綴ったり、
また印象に残ったネタをメモするようになりました。
インプットすることが、
無意識のうちに習慣になっていました。
そして、気付けば読者は1000人を超えていました。
■「ちょっとめんどうくさい…」
「飲み会明けでしんどいな…」
という日も、当然ながらあります。
ですが、多くの方にお送りさせて頂くようになり、
また温かい感想も頂くようになり、
そして、7つの習慣受講生にも送らせて頂くようになると、
否応なしでも、骨身にしみて思うのです。
「もう辞めるわけにはいかない」
「意地でも続けなければいけない」
周りの人から見られている、
多少なりとも期待されている、
そんな縛られている感覚を持つことで、
「意志に頼らない継続の仕組み」が回り始めました。
何気なく読んだ本からも、
情報を収集して、インプット。
自分の言葉でメルマガにして、アウトプット。
また新たな情報源からインプット。 そしてアウトプット。
インプット→アウトプット→インプット→アウトプット・・・・
このようなサイクルが高速回転をし始め、
そのおかげから、自分でもこの2年間で、
驚くほど知識量が増えた、
そのような実感を持つようになりました。
■だからこそ、500回のメルマガを経て、
大きく成長させて頂いた、と感じていますし、
また、その成長の原動力となっている、
「意志に頼らない継続の仕組み」
の中核を担っているのは、間違いなく、
メルマガをお送りさせて頂いている皆さまである、
そのように思うのです。
だからこそ、
改めて、皆さまに感謝をお伝えしたい。
「(仕組みで) 縛ってくれて、ありがとう」
と。
(ヘンな意味ではないです汗)
改めて、皆さまがいてこその、メルマガの継続。
本当にありがとうございます!
■・・・と、私の話が続いてしまいましたが、
ちなみに、このような仕組みは、何も私に限ったことではありません。
「意志に頼らない継続の仕組み」 (= 自らを縛る仕組み)
の力は、誰にでも等しく働きます。
だから、もしあなたが
「変わりたいけど変われない」
「変わりたいけど、変わるきっかけがない」
と感じているのであれば、
・大事な人に「やると決めたこと」を宣言をする
(例/会社で「TOEIC800取ります!」と宣言。)
(例/妻に「10キロ痩せます。痩せなければ10万円払います」と宣言。)
・仲間でグループを作り、日々のブログでの報告会の仕組みを作る
(メーリス or SNSなど。負けたら罰金)
などなど、逃げるに逃げられない「縛り」を設けることで、
決めたことの継続率、達成率は間違いなく高まります。
”最初の一歩の踏み出し”と
”継続の仕組みづくり(見られる状態を作る)”
さえできれば、あとは環境が自分を育ててくれるのです。
■「7つの習慣」も、
古い習慣を断ち切り、新しい習慣を身に付けるのは、
”ロケットが大気圏を突破するほどのエネルギーを要する”
とか、
”縒り集めた太い縄を、断ち切るようなもの”
と例えるほどに、非常に難しいものである、と伝えています。
だからこそ、新しい習慣を身に付け、
自分を成長させるためには、工夫が必要なのです。
そしてそのためには、
意志に頼らず、継続する仕組みを整えること、
すなわち「縛り」を設けることこそが重要、
そう強く思うのです。
「メルマガ」という【仕組み】&【縛り】で、
多くのことを得させて頂いたという実体験を元にした、
一つの、自己変革の方法でした。
今一度、大きな感謝をこめて。
いつもお読み頂き、誠にありがとうございます。
これからも毎日、皆様にとって、素晴らしい日々になりますように。