3大続かない行動習慣
■おはようございます。紀藤です。
昨日はお客様とのご面談。
弊社社内ファシリテーターになられた方と打ち合わせ。
熱意を持たれているご担当者様をお話すると、
人材育成の仕事の魅力をひしひしと感じます。
今日は静岡に行ってまいります!
■さて、早速ですが今日のお話です。
フランクリン・コヴィーには、
行動定着化プログラム「7つの習慣habitizer」というものがあり、
研修効果を定着させることが目的のシステムです。
これを共に開発した1万人の行動習慣化を手伝っている
㈱ネットマン 永谷氏の著書『絶対に達成する技術』で、
「3大続かない行動習慣」
というものが紹介されていました。
今日はそのお話をご紹介いたします。
■ちなみに、3大続かない行動習慣とは何なのでしょうか?
それは、
1、ミスをしない (自分を律する行動)
2、勉強する (勉強関係の行動)
3、信頼を得る (立派な言葉の行動)
だそうです。
「勉強する」「ミスをしない」…
言われてみたら、確かに…と思い当たる人もいるのではないでしょうか。
(私は経験上、全力で納得してしまいました苦笑)
誰もが、”何かを続ければ一定の成果が出る”というのは、
知っている当たり前のことであると思います。
しかしながら、
わかっていてもできない。
続けられない。
だから苦しいし、変われないというのが、
「習慣化」の一番悩ましいところです。
■では、どうすればよいのか。
どうすれば「習慣化」できるのでしょうか。
色々ありますが、その工夫の一つに、
【何故できないかを知る】
という事がポイントである、
と著者の永谷氏は言います。
例えば、上記の3大続かない行動習慣の、
「1、ミスをしない」が失敗する理由を考えてみましょう。
「ミスをしない」という目標は、
言葉の通り、否定形のネガティブな行動です。
そして心理学的に、
人はネガティブなことを避けたがり、
自分のダメな部分を見つめるのを嫌がる傾向があるそうです
ダメな部分を見つけることはキツイです。
そして「キツイ」ことは続きません。
だから、「ミスをしない」のような
「〇〇をしない」という否定形の行動は続かない、
ということになります。
■であるならば、行動習慣の成功確率を高めるためには、
「〇〇をしない」という否定形ではなく、
逆を考えて、
【「〇〇をする」という肯定形の言葉に置きかえる】
ことがポイントになるそうです。
ピーマンが嫌いな子に対して、
× 「好き嫌いをなくしなさい!」 ではなく、
〇 「ピーマンを食べると大きくなれるよ」といってみるとイメージが変わるように、
小さなことですが、表現の仕方というのも、
私たちの心に少なくない影響を与えています。
■「7つの習慣」のコヴィー博士も
「習慣化のためには知識・スキルが必要である」
といいます。
何かを続けるためには意志・やる気が大切です。
しかし、それだけに頼ることなく、
”続けるためのコツ(知識・スキル)”なども同様に学んでいくと、
より精度高く自分の習慣を変え、
結果を変える確率が高まるのかもしれません。
今日は、「習慣化のヒント」という事で、
【「ネガティブな否定形の目標」を「ポジティブな肯定形の目標」に変えましょう】
というお話でした。
他の続かない行動の対策については、
また別の機会にご紹介いたしますね。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。