美点凝視の姿勢
■さて、早速ですが今日のお話です。
本を読んでいて、なるほどなあと思わされた内容。
日常的に学びを得るためには、
「他者の良いところ、長所しか見ないようにすること」
すなわち、「美点凝視を心がける姿勢」も不可欠です。
ただし、これは意識していても、
なかなかできるものではありません。
人間というのは、放っておくと、知らず知らずのうちに人のあら捜しをしてしまう生き物であり、
つい「他者の悪いところ、短所」に目が向いてしまうからです。
ためしに周囲の人を見回してみてください。
「あの人はここを改善すべきだ」ということは、
いくらでも気が付くでしょう。
しかし、「この人はここが素晴らしい」「ここを見習いたい」ということになると、
よほど相手を尊重し、学ばせてもらおうという謙虚な気持ちを持たない限り、
なかなか見えてこないもの。
(中略)
もし、相手の美点に注目せず、
会う人、触れる人すべての「汚点」「醜点」にばかり
目を向けていたら、自分があらゆる面で優れていると錯覚してしまうでしょう。
心には偽物の余裕が生まれ、成長は止まってしまいます。
『変われる人』 著:鮒谷周史
■相手の「汚点」はつい見てしまう。
でも、そればかり見ていると、心に”偽物の余裕”が生まれ、成長は止まってしまう。
だからこそ、「美点凝視の姿勢」を戒めなければならない。
本当にその通りだなあ、と思わされます。
「7つの習慣」で、全ての習慣に入る土台、
”基礎原則”と呼ばれるパートにおいて、
【パラダイム(ものの見方)が、行動を変え、そして結果を変える】
という原則が世の中にあることを、
知っておくことが大切である、と言います。
”相手の汚点”に注目したパラダイム(ものの見方)を自分に許すのか、
はたまた、
”相手の美点”に注目したパラダイム(ものの見方)を自分に戒めるのか、
このレベルであれば、自分の意志で気を付けられそうな気もします。
「美点凝視」で他者を認め、
他者から学び、自らを成長させつづけられる習慣、
ぜひ作っていきたいものです。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。