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451号 2015年1月14日

名コーチが語る”伸びる野球選手”の特徴

■おはようございます。紀藤です。

先日、とある講演会に参加しました。

それは「尾花高夫さん」という
プロ野球のコーチの講演会です。

正直なところ、私はあまり野球には興味がありません。
ですので、尾花さんのことも正直存知あげていませんでした。
(じゃあ何故いったのか、という話ですが…苦笑)

それでも、
・非常に寿命の短いと言われる球界に20年以上携わり、
・日本一を4回、リーグ優勝を7回も経験されたという実績、
・王監督を支え優勝に導いた、
などという経歴を聞けば、その凄さは理解ができます。


■そんな尾花コーチが、
仰っていた興味深いお話がありました。

野球、というと実力の世界、
特にフィジカルの素質がものを言う世界、
そんなイメージがあります。

しかし、彼は、
コーチとして数えきれないほどの選手を見てきて、

「”伸びる選手”と”伸びない選手”にはある特徴がある」

という事がわかったそうです。

では、それは何か。

非常にシンプルなのですが

【自分がどんな選手になりたいか、明確に語れるかどうか】

がその選手が大きく育つか、あるいはそうでないか、
を明確に分けているそうです。

ふとしたときに、コーチが選手に聞きます。
「キミ、どんな選手になりたいの?」
ちょっと間を置いて、
「できれば、一軍で活躍したいです(照笑)」
のような曖昧な回答はだめで、
「一軍の中継ぎローテーションに組み込まれた、
 カーブを得意としたピッチャーになりたいです」
くらい、生き生きと具体的に語れるかどうか。

特に、後者のように
具体的に語れる人は、ほぼ確実に3年以内にチャンスが訪れるそうです。
(何とも不思議な話ですね)

だからこそ、
「明確な目標が大事なんだ!」
と繰り返しお話されていました。


■イチロー選手も
「小学生から明確な夢を持っていた」という話は有名ですが、
色々な成果を出した人の話を聞けば聞くほど
「将来の明確なイメージ」というものは、
どうやら結果を大きく左右しているように感じます。

同様に”成功者の原則”と言われる
「7つの習慣」においても、
より豊かな、自分の想い描いた素晴らしい人生を送るためには、
【第二の習慣 終わりを思い描くことから始める】
ことができているどうか、がポイントである、と言います。

・自分が今の職場を去るとき、どんな上司だった、と言われたいか
・自分の人生が終わるとき、どんな人だった、と言われたいか

野球で「どんな選手になりたいか」を考えることが大事なように、
「どんな仕事人になりたいか」「どんな父親・母親でいたいか」も同様。

「将来のイメージを明確に考える」(終わりを思い描く)ことで、
”自分の目指す場所”を知ることができ、近づくこともできる、
そして、それは一つの原則なのかもしれません。


■目標を持つ・持たないも、
将来の明確なイメージを持つ・もたないも、
あくまでそれは個人の自由です。

でも、もし
”目標や将来の姿を考えること”が、
自分を豊かにする可能性があるのであれば、
やってみて損はなさそうな気もします。

と、いうわけで
年が明けて半月もたっていない今ですので、
あらためて「今年の目標」なるものを、
考えてみるのもよいかもしれませんね。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 人が想像できることは、
必ず人が実現できる。

              ジュール・ヴェルヌ 

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