名コーチが語る”伸びる野球選手”の特徴
■おはようございます。紀藤です。
先日、とある講演会に参加しました。
それは「尾花高夫さん」という
プロ野球のコーチの講演会です。
正直なところ、私はあまり野球には興味がありません。
ですので、尾花さんのことも正直存知あげていませんでした。
(じゃあ何故いったのか、という話ですが…苦笑)
それでも、
・非常に寿命の短いと言われる球界に20年以上携わり、
・日本一を4回、リーグ優勝を7回も経験されたという実績、
・王監督を支え優勝に導いた、
などという経歴を聞けば、その凄さは理解ができます。
■そんな尾花コーチが、
仰っていた興味深いお話がありました。
野球、というと実力の世界、
特にフィジカルの素質がものを言う世界、
そんなイメージがあります。
しかし、彼は、
コーチとして数えきれないほどの選手を見てきて、
「”伸びる選手”と”伸びない選手”にはある特徴がある」
という事がわかったそうです。
では、それは何か。
非常にシンプルなのですが
【自分がどんな選手になりたいか、明確に語れるかどうか】
がその選手が大きく育つか、あるいはそうでないか、
を明確に分けているそうです。
ふとしたときに、コーチが選手に聞きます。
「キミ、どんな選手になりたいの?」
ちょっと間を置いて、
「できれば、一軍で活躍したいです(照笑)」
のような曖昧な回答はだめで、
「一軍の中継ぎローテーションに組み込まれた、
カーブを得意としたピッチャーになりたいです」
くらい、生き生きと具体的に語れるかどうか。
特に、後者のように
具体的に語れる人は、ほぼ確実に3年以内にチャンスが訪れるそうです。
(何とも不思議な話ですね)
だからこそ、
「明確な目標が大事なんだ!」
と繰り返しお話されていました。
■イチロー選手も
「小学生から明確な夢を持っていた」という話は有名ですが、
色々な成果を出した人の話を聞けば聞くほど
「将来の明確なイメージ」というものは、
どうやら結果を大きく左右しているように感じます。
同様に”成功者の原則”と言われる
「7つの習慣」においても、
より豊かな、自分の想い描いた素晴らしい人生を送るためには、
【第二の習慣 終わりを思い描くことから始める】
ことができているどうか、がポイントである、と言います。
・自分が今の職場を去るとき、どんな上司だった、と言われたいか
・自分の人生が終わるとき、どんな人だった、と言われたいか
野球で「どんな選手になりたいか」を考えることが大事なように、
「どんな仕事人になりたいか」「どんな父親・母親でいたいか」も同様。
「将来のイメージを明確に考える」(終わりを思い描く)ことで、
”自分の目指す場所”を知ることができ、近づくこともできる、
そして、それは一つの原則なのかもしれません。
■目標を持つ・持たないも、
将来の明確なイメージを持つ・もたないも、
あくまでそれは個人の自由です。
でも、もし
”目標や将来の姿を考えること”が、
自分を豊かにする可能性があるのであれば、
やってみて損はなさそうな気もします。
と、いうわけで
年が明けて半月もたっていない今ですので、
あらためて「今年の目標」なるものを、
考えてみるのもよいかもしれませんね。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。