モノを減らすと、快適に働ける
■おはようございます。紀藤です。
退院して初の休日。
(まあ、入院中もずっとお休みでしたが…汗)
何だか嬉しくなり、調子に乗ってみかんを食べたところ、
とんでもない激痛で悶絶をした休日でした
やっぱり、傷口に酸はダメでしたね(苦笑)
■さて、その後は家のデスク周りの片付けを。
というのも入院中に、
『モノが少ないと快適に働ける』(著:土屋正)
という本を読み、感銘を受けたためです。
皆さまもご経験があるかと思いますが、
「何もない空間」(例えば、カフェ、公園など)の方が、
不思議と集中力が高まる、という事はないでしょうか。
私は「何もない病院」で1週間過ごして、
物凄く”読書に集中できる感じ”を体感しました。
この本においては、著者が、
「なぜ”モノを減らすこと”が”質の高い仕事”に繋がるのか」
について自身の体験について語ります。
■本日は、そのお話から「知的生産性」について、
少し考えてみたいと思います。
まずは、『モノが少ないと快適に働ける』(著:土屋正)の著者が、
働き方に対する大きな「考え方の変化」を感じたエピソードのご紹介から。
彼が独立をした当初
レンタルオフィスを利用して働き始めたときの気づきです。
短い内容ですが、どうぞ。
一番の気づき、それは、
仕事道具はより少ない方が快適であるということだった。
レンタルオフィスは、
いつ誰が来てもすぐに仕事ができるように、キレイな状態が保たれている。
そこに自分が厳選した仕事道具を配置して仕事をする。
すると、余計なノイズがないので、
”その時やるべきことに集中し没頭すること”
ができるようになった。
それまでたくさんの仕事道具に囲まれて仕事をしてきたものだから、
モノが少ないというのは、さぞかし不便だろうと心配していた。
しかし、その時痛切に感じたのは、不便さではなく、
モノが少ないことの快適さだった。
これが私の大きなターニングポイントとなった。
『モノが少ないと快適に働ける』 著:土屋正
■余計なノイズがないので、”その時やるべきことに集中し没頭すること”ができるようになった。
この一文に、「生産性の秘訣」が詰まっているような気がしてなりません。
彼が著書において何度も言っていることは、
「色んなものがあると、知らず知らずのうちに気が散ってしまう。
だからモノを減らして、集中できる状態をつくろうよ。
そしたらもっといい仕事できるよ。」
ということでした。
机の上にあるすぐには使わない書類、文房具、本・・・
これらは自分が意識をしていてもいなくとも、
自然と目に入ってきて何かしらの情報を脳に伝えてしまう。
そうすると、脳が要らない情報をキャッチして処理をして、
その分、集中力が妨げられてしまうのではないか。
結果として、最も成果を生み出すはずの、
クリエイティブで効率的な仕事の妨げとなってしまう。
と。
有名なクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏も、
「デスク上には何もない方が何かを生み出そうとできる。
モノがありすぎると生み出そうという気持ちにはなれない。」
というようなことを言っていましたが、
この話も上記の話と通ずるものがあるように思います。
■現代の私たちは、「脳」を使って、
知的な仕事をしている人が多数ではないかと思います。
で、あるならば、
・体が資本のアスリートが、体のために栄養環境に気を遣うように
・歌手が部屋の湿度を保ち、喉のために環境を整えるように
「脳」を仕事のツールとして使う私たちも、
できるだけ「脳が集中できる環境」を考えることが、大事なのかもしれません。
そのために
「ノイズを減らす環境をつくること」すなわち、「モノを減らすこと」
これが、一つのヒントになりそうです。
■さてさて、最後に少し営業の話ですが(失礼)、
フランクリン・コヴィーでは上記の話と同様に、
「知的生産性の向上」
というものを研究しています。
そしてその結果、
「5つの選択」というプログラムを開発いたしました。
そこでは、「知的生産性」を高めるためにはいくつかの工夫がある、と言います。
ここでお伝えをすると長くなるので、控えさせていただきますが、
平たく言うと、
【選択】【集中】【エネルギー】
ということがとても大事である、ということをお伝えしています。
今日のお話に通ずることを、原則レベルでお伝えする内容ですので、
ご興味がある方は、年明けに説明会がありますので来てみてくださいね。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。