まずは相手に与え、喜んでもらう
■おはようございます。紀藤です。
本日、400号目。
何だかちょっと嬉しいです。
また昨日は、A社の皆様との懇親会。
非常にディープな話まで語らい、
とても楽しい時間でした。
皆さま、ありがとうございました!
■さて、本日のお話です。
有名な『自助論』より。
”人と交際する上でのポイント”
というテーマに触れています。
スコットランドの地質学者ヒュー・ミラーの伯父は立派な人物だったが、
つねづねミラーにこう諭していた。
「人と交際する時は、多少なりとも相手に得をさせるほうがよい。
相手の便宜を計り、何でも十分に与え、決してもの惜しみをするな。
そのほうが結局は自分の得になるのだから」
ある有名なビール業者は、
自分の成功はモルトを惜しまず使ったからだと述べている。
彼は樽のところへ行って試し飲みをするたび、必ず
「まだ水っぽいな。もっとモルトを混ぜろ」
と職人に命じたという。
彼の気前のよさがビールにも伝わったのか、
そのビールはコクが増し、イギリスはもとより海外でも大評判となった。
そして彼は莫大な財を手に入れたのである。
「自助論」 サミュエル・スマイルズ 著 より
■まず、与えること。
それが結局は自分のためになる。
確かに考えてみれば、
相手から何かをしてもらったり、
嬉しいことをされたりすると、
「お返し」をしたい、と自然に思えますよね。
■ちなみに、「7つの習慣」では、
人間関係の成功のための”姿勢”として
【第四の習慣 Win-Winを考える】
という自分と相手のどちらもWinになれることを、
目指しましょう、といいます。
しかしながら、場合によっては、
”長期的なWin-Winを考えた、lose-Win(自分がlose、相手がWin)”
というのも選択すると効果的である、
とも言っています。
先ほどの自助論の話で考えると、
「モルトをもっと混ぜること」= コストが増える
ということで短期的に見れば、
”loseーWin(自分がlose、お客さんがWin)”です。
ただ、それによって
お客さんが喜び、売り上げが益々伸びる、
ということを考えてみれば、長期的には、
”Win-Win(自分もWin、お客さんもWin)”
となります。
■とにもかくにも、
まずは与え、相手に喜んでもらうこと。
それが結果的に自分のためになる。
短期的なメリット・デメリットを考えがちな現代ですが、
こと人間関係については、
長期的に見ることが大切なのかもしれません。
「相手のために」。
シンプルだけども、大切なキーワードですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。