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400号 2014年10月23日

まずは相手に与え、喜んでもらう

■おはようございます。紀藤です。

本日、400号目。
何だかちょっと嬉しいです。

また昨日は、A社の皆様との懇親会。
非常にディープな話まで語らい、
とても楽しい時間でした。

皆さま、ありがとうございました!

■さて、本日のお話です。

有名な『自助論』より。

”人と交際する上でのポイント”
というテーマに触れています。


スコットランドの地質学者ヒュー・ミラーの伯父は立派な人物だったが、
つねづねミラーにこう諭していた。

「人と交際する時は、多少なりとも相手に得をさせるほうがよい。
 相手の便宜を計り、何でも十分に与え、決してもの惜しみをするな。
 そのほうが結局は自分の得になるのだから」

ある有名なビール業者は、
自分の成功はモルトを惜しまず使ったからだと述べている。

彼は樽のところへ行って試し飲みをするたび、必ず
「まだ水っぽいな。もっとモルトを混ぜろ」
と職人に命じたという。

彼の気前のよさがビールにも伝わったのか、
そのビールはコクが増し、イギリスはもとより海外でも大評判となった。

そして彼は莫大な財を手に入れたのである。

「自助論」 サミュエル・スマイルズ 著 より


■まず、与えること。

それが結局は自分のためになる。

確かに考えてみれば、
相手から何かをしてもらったり、
嬉しいことをされたりすると、
「お返し」をしたい、と自然に思えますよね。


■ちなみに、「7つの習慣」では、
人間関係の成功のための”姿勢”として

【第四の習慣 Win-Winを考える】

という自分と相手のどちらもWinになれることを、
目指しましょう、といいます。

しかしながら、場合によっては、

”長期的なWin-Winを考えた、lose-Win(自分がlose、相手がWin)”

というのも選択すると効果的である、
とも言っています。

先ほどの自助論の話で考えると、
「モルトをもっと混ぜること」= コストが増える
ということで短期的に見れば、
”loseーWin(自分がlose、お客さんがWin)”です。

ただ、それによって
お客さんが喜び、売り上げが益々伸びる、
ということを考えてみれば、長期的には、

”Win-Win(自分もWin、お客さんもWin)”

となります。


■とにもかくにも、
まずは与え、相手に喜んでもらうこと。

それが結果的に自分のためになる。

短期的なメリット・デメリットを考えがちな現代ですが、
こと人間関係については、
長期的に見ることが大切なのかもしれません。

「相手のために」。

シンプルだけども、大切なキーワードですね。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。

【本日の名言】 真の意味で僕を豊かにしてくれたのは、
僕が受け取ったものより
おおくのものを与えた場合だけでした。

               サン=デグジュペリ

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