村上春樹氏の『走ることについて語るときに僕の語ること』を読んで思った、
「走ること」がもたらす価値”
(本日のお話 2185文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は社内ミーティング、
ならびに企画のまとめなど、
久しぶりに社内作業でした。
夕方からは、
”ATD(=人材開発国際会議)基礎コンピテンシー講座”
なる、人材育成に必要な考えについて、
体系的に学ぶ講座に参加。
帰宅後、22時頃からは、
目標を掲げていたランニング6キロ。
<現在の走行距離 36キロ(あと124キロ)※あと7日>
だいぶ、ランニング負債(?)が溜まっておりますので、
この週末に取り返したいと思います。
*
さて、昨日の晩。
家に帰って、結構疲れていて、
「もう遅いから、ランニングは止めておこうかな」
と思いつつ、
「いやいや、ここで走らないと後悔しそうだ。
ちょっとだけでも走ろう」
と思いたち、ランニングウエアに着替え、
家を飛び出したのでした。
*
少し前から、健康ブームが来ていて、
「筋トレ」とか「ランニング」などが
注目されていますね。
私も走る人ですので、
今日は、走りながら考えた、
”「走ること」の価値”
について、思うところを
皆様にご共有できればと思います。
タイトルは、
【村上春樹氏の『走ることについて語るときに僕の語ること』を読んで思った、
「走ること」がもたらす価値】
それでは、どうぞ。
■有名な小説家、村上春樹氏。
知っている方は知っていると思うのですが、
彼は「走る小説家」です。
彼の著書で、
『走ることについて語るときに僕の語ること』(著:村上春樹)
というものがあります。
あの創作活動をしながら、
月間300キロ(!)走るのです。
「小説」と「走ること」は
村上春樹氏にとって密接に関わっており、
いわば、”仕事をドライブする必要不可欠な器官”のようなもの、
そんな彼にとって
”「走ること」とはいかなるものなのか”、
について書かれた本です。
(ランニングをする方には、ものすごーくおすすめです)
■そんな彼が、その著書の中で、
「走ること」について、こんなことを言っていました。
それが、大変共感できるものだし、
きっとそれが、
「走ることの価値」
なのでは、そんなことを
考えさせられたのでした。
(以下、引用です)
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「走っているときに頭に浮かぶ考えは、空の雲に似ている。
いろんなかたちの、いろんな大きさの雲。
それらはやってきて、過ぎ去っていく。
でも、空はあくまでも空のままだ。
雲はただのゲストに過ぎない。
それは通り過ぎて消えてものだ。
そして空だけが残る」
引用:『走ることについて語るときに僕の語ること』(著:村上春樹)より
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■少し、私の個人的な話をさせてください。
最近、色々なことがあり、
(学んだこと、考えること、アイデア、などなど)
頭の中が、ぐちゃぐちゃになり、
混沌としていたのでした。
何だか身体が重たくなるような気もするし、
そもそも「何が大切なんだっけな」と
自分を見失う感覚も覚えていました。
*
しかし、不思議なもので、
そんな思いがあっても、
「走ること」で、それらは、
クリアになっていくのです。
例えば、私の場合、ちょっと息が上がるレベルがよいです。
1キロあたり4分50秒くらいのスピードで走る。
「走ること」に集中します。
”呼吸”と”足の運び”に集中している。
だから、頭の中に色々、
”浮かばせられない”のです。
湧いてくる考え(=雲)も、
多くても、1つくらい。
そうやって走っていると、
『何が自分にとって大切だったのか』
がクリアになるような、
そんな感覚を覚えるのです。
*
「走っているとき、頭に浮かぶ考えは「雲」のようなもの。
やってきては、過ぎ去っていく」
この話が、非常に
それが、
「走っているとき、頭に浮かぶ考えは「雲」のようなもの。
やってきては、過ぎ去っていく」
「雲はただのゲストに過ぎない。
後は、空だけが残る」
という表現に、表されたことなのでは、
と感じたのです。
■そんなことを踏まえて、
”「走ること」がもたらす価値”
とはなんなのか。
その一つは、きっと
【頭の整理】
である、と
私は思うのです。
*
少し前から「マインドフルネス」
という言葉が、流行っています。
「マインドフルネス」とは
「禅」の話ですから、
”心を無にする”
”何事にもとらわれない”
”今、この瞬間だけに集中する”
ことで、心の安らぎを得る、
というような話です。
そして、なぜ、
その「マインドフルネス」という言葉が
流行ったかというと、それは現代人の多くが、
「いろいろな雑事に心乱されている」
からだと思います。
それこそ、
村上春樹氏の言葉を借りて言うならば、
「色んなかたち、大きさの”雲”(=考え、悩み、アイデア)が
まざりあい、頭の中でごちゃごちゃになっている状態」
なのでしょう。
それらは、
居心地が悪く、解放されたい、整理をしたい、
と願うものだと思います。
■混乱は、ストレスです。
それらを解消する方法は、
人によって様々。
そして、一つの方法として、
「走ること」は大きな価値をもたらすのだろうな、
そんなことを感じました。
「頭」と「体」。
「心」と「体」。
これらはつながっていることが、
脳科学的にも証明されてきました。
ということで、
『村上春樹氏の『走ることについて語るときに僕の語ること』を読んで思った、
「走ること」がもたらす価値』
として、
【頭の整理】
ができる、ということ、
ぜひ、走ることに抵抗感がある方には、
お伝えしたいな、
と思った次第です。
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<今日の未来習慣>
「身体が気持ちのいいペース」(←ココ重要)で、
1週間に1度、走ってみる。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。