人に気付きを与え、勇気を与える、2つの方法
(本日のお話 2238文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
新入社員研修『ディスカバリー』のご紹介や
来年度以降の「7つの習慣」の展開などについて。
また夜からは、3ヶ月前から、
月1回で参加している”極真空手”の会合に参加。
男同士、ガンガンと”突き”をし合ってまいりました。
お互いパンチやキックをぶつけあっているのに、
笑っているという、少年ジャンプのようなシーンが印象的で
とても楽しい時間でした。
拳で語るとはこういうことか、なんて思ったり。
とにかく、今日は手と足が痛いです。
*
さて、本日のお話です。
数日前の連休から今週火曜日にかけて、
「ストレングス・コーチング」
(=人の強みを引き出すコーチング)
のワークショップに参加してきました。
コーチになる資格をとるための、
研修みたいなものです。
その中で特に参加者の方からの言葉で、
印象的な学びがたくさんありましたので、
本日はそのお話について、
皆様にご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
【人に気付きを与え、勇気を与える、2つの方法】
それでは、どうぞ。
■今ではもう、
よく知られるようになった、
「コーチング」
という言葉。
企業単位でも、
導入をしてきている会社が、
増えているようです。
(部下の話を聞かない上司への施策として 汗)
ちなみに、もともと、
「コーチ」とは、
”馬車”を意味するそうですね。
すなわち、
『本人が行きたい方向に
(”馬車”を使うことで)
より速く、到達することができる』
という意味と言われています。
だから、
・本人が行きたい、モチベーションを感じる事を知る
・そのために「傾聴」をしつつ、相手の課題を整理する
というような、
”寄り添うサポーター”としての
意味合いが大きいのかもしれません。
相手の話を聞き、
理解し、整理し、
そして解決に導いていく、そんなプロセスです。
これはこれで、大変効果的だし、
素晴らしいですね。
■しかし私(紀藤)は、実は、
「コーチング」
という手法が苦手でした。
(コーチングに関わっている方、ゴメンナサイ)
というのは、
私が体験したことがあるコーチングは、
・非常に優しく、
・包み込むように、
・頷き、繰り返し、認めてくれる
というスタイルのコーチングでした。
イメージで言えば、
厳しい登山の最中で、
道なき道、獣道をかき分け、
岩をよじ登る自分の隣で、
「水を取ったほうがよいよ」
と共感、面倒を見てくれたり、
「大丈夫、きっとできるから」
と激励、元気を与えてくれたり、
「この荷物は置いていっていいよ」
と負担を理解して助言をしてくれる、
というイメージの、
”励まし、サポートしてくれる寄り添うパートナー”
みたいなのが、私(紀藤)が持つ、
「コーチング」のイメージでした。
■しかし、私(紀藤)は、Mです。
(精神的に)
「もっとズバっといって欲しい」
「共感するだけでなく、思考揺さぶって欲しい」
「別の視点を与えて欲しい」
と思うほうです。
ですから、
「そうですね」
「うん、うん、わかります」
「◯◯なんですね」
という
”共感が主の「コーチング」”に対して、
正直物足りなさを感じていたのでした。
(私の場合は、です!)
■そんなことを思っている矢先、
先日のコーチングセッションの中で、
参加者の一人がこんな発表をされたのでした。
「”コーチング”というと、
登山で言うと、
『隣で支える、寄り添う』という
イメージがありました。
でも、実際にコーチングをペアでやってみると、
”『寄り添う』だけじゃなくて、
『ヘリコプターで上から俯瞰』して道を指し示す”
ことが効果的である、と思いました。
コーチが上空に飛んでいって、
こっち方が近道だよ、と伝える。
そんなイメージがいい、と思いました」
という話でした。
■「寄り添う」だけではなく、
「ヘリコプターに乗って俯瞰」する。
主観を共感するのではなく、
客観的に指し示す。
犬の目(近くしか見えない)のではなく、
鳥の目(上から見える)で見る。
木ではなく、森を見る。
コーチングは、
”相手の「感情」に共感すること”
も大事です。
でも同時に
”相手が「見えていないもの」を指し示すこと”
もやっぱり大事です。
天秤のバランスのように、
どっちかだけに偏ってもいけないし、
人によって、その力加減も、
使い分けていく必要があるのでしょう。
■そして、思ったことは、
『コーチングとは大変深いものである』
ということ。
だから、”傾聴だけしていればいい”という話ではない”ということ。
このことを、強く気付かされたのでした。
ちょっと学んでしまうと、
「コーチングとは、傾聴である」
みたいに、画一的な物の見方をしてしまったりします。
でも、それではもったいない。
マニュアルに沿った”傾聴”を超えたものを目指してこそ、
そのスキル、ツールが持つ、最大限の力を発揮できるし、
そうしてこそ、より求める成果を生み出すことができる、
そのように思います。
■コーチングは
『寄り添う』だけでなく、
『ヘリコプターで俯瞰』してこそ。
言うなれば、
1, ”主観への共感”(寄り添う)して、
2,”客観的に提案”(ヘリコプターで俯瞰)をすること。
それが、
【人に気付きを与え、勇気を与える、2つの方法 】
なのだろう、
そう思った次第です。
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<今日の未来習慣>
相手の悩みについて、
「主観への共感→客観的に提案」という
流れを意識して、相談に乗ってみる。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。