ぶれない自信をつくる唯一の方法
(本日のお話 1726文字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は、明治神宮に参拝。
その後、「至誠館」という武道場にて
空手、柔道、剣舞、合気道を始めとした「武道演武」を拝見。
また、
新体操指導者であり、オリンピックに率いた、
山崎浩子氏の講話を聞きました。
素晴らしいお話で、
気が引き締まった1日でした。
(このお話は後ほど!)
*
また、ランニングは、
6日に実施した峠走のダメージが予想以上に激しく、
本日も回復をさせるべく、休養。
未だ、筋肉痛です。
<現在の走行距離 132キロ(あと118キロ)※あと12日>
*
さて、本日のお話です。
先日話を聞いた、山崎浩子氏の話が、
非常に勇気づけられるものであり、
またとても学びになったのでした。
今日はそのお話の内容を、
皆様にご共有させていただくとともに、
思うところをお伝えできればと思います。
タイトルは、
【ぶれない自信をつくる唯一の方法】
それでは、どうぞ。
■山崎浩子氏。
種子島に生まれ、
高校1年から新体操を始め、
9年後、オリンピックに出場。8位に入賞する。
その後、芸能活動や、
新体操の指導員として活躍されている、マルチな方です。
*
そんな彼女が、
高校時代の「鬼コーチ」と、それにまつわるお話を、
先日の講話でされていました。
こんな内容でした。
(以下、思い出しながら書きます)
「当時は、今では考えられないけど、
叩く、蹴るは当たり前で、本当に毎日が辛かった。
叩かれすぎて、どうやったら、
”上手に叩かれるか”が
新体操部に入って、一番に覚えたことだった。
最初は6人の団体メンバーの中で、
レギュラーにはなれず、補欠メンバー。
褒められることなどなく、
あまりにもつらすぎて、もう辞めたい、
とコーチに伝えたこともあった。
でも、結局、辞めることはなかった。
*
高校2年の時、
初めてレギュラーに選ばれた。
そして、全国大会に出る機会を得た。
そして、最後の演技の直前に、
ずっと厳しかったコーチが、優しく、
私たちに、こう言った。
『自分達を信じて。あなた達なら絶対できる。
あなた達は、誰よりも練習してきたのだから』
そう言われた瞬間、
ふっと肩の荷がおりた気がした。
練習では厳しくて辛かったのに、
本番は、楽しくて、楽しくて、仕方なかった。
皆でこれまでやってきたことを
全部出し切ることができた。
そのことが何より嬉しかったことを、
40年以上たった今でも覚えている。
結果はもちろん優勝できたけど、それ以上に
自分がやってきたことを出せたことが、嬉しかった。
そして、その時思った。
(コーチは、この瞬間を、私たちに味わわせたかったんだな。
厳しさも、全部、この瞬間のためだったんだ)
と。
そして、それが自信になり、
オリンピックに出場、入賞することができました」
そのようなお話でした。
■このお話を聞いて、
厳しい、という裏に隠れた「コーチの本当の優しさ」に、
深い感銘を受けると共に、思うことがありました。
それは、
『何十年経とうが、決して忘れられないこと』
そして、
【自分に深い自信を与えてくれるもの】
というのは、
楽な道の上にあるものでは、
決してない、ということでした。
それこそ、何十年たっても色褪せない、
”自分を形作ってくれた瞬間”というのは、
・自分を出し切ったとき、であったり、
・自分に負けず、立ち向かえた瞬間、だったり、
・自分を律して、努力を続けられたこと、だったり、
地味で、愚直で、泥臭い、
そんな未知の上にあるのであろう、
そんな当たり前だけれども大切なことに、
改めて気付かされたのです。
■先日、妻と昨年の振り返りをしていて、
こんな話になりました。
私は昨年を振り返って、
印象的だった、自信を与えてくれた出来事の一つに、
「100キロマラソンという、
自分に負けずに走り抜けられた”あの1日”が、自信になった」
という話をし、
妻は妻で、
「フルマラソンを初めて完走したこと。
膝がもうダメだったけど、諦めなかった”あの日”が、
自分の小さな自信になった」
という話をしていました。
大切なことは、
”距離”の問題でもないし、
”成し遂げたこと”の種類でもなく、
ただ、自分が、
『このことはやり遂げられた』
という感覚を持てた瞬間、
その感覚こそが、大事だと、
やはり思うのです。
どんなに小さくとも、
”小さな自信”をたくさん、
たくさん積み上げられることが、
”自分自身の中に軸”
を作る一歩一歩であるし、
”小さな達成”を、
薄紙を重ねるように積み上げることこそが、
【ぶれない自信をつくる唯一の方法】
である、
そのように思ったのでした。
今年も、一歩一歩。
積み上げていける1年にしていきたいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。