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1425号 2018年1月8日

ぶれない自信をつくる唯一の方法

(本日のお話 1726文字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。

昨日は、明治神宮に参拝。

その後、「至誠館」という武道場にて
空手、柔道、剣舞、合気道を始めとした「武道演武」を拝見。

また、
新体操指導者であり、オリンピックに率いた、
山崎浩子氏の講話を聞きました。

素晴らしいお話で、
気が引き締まった1日でした。

(このお話は後ほど!)



また、ランニングは、
6日に実施した峠走のダメージが予想以上に激しく、
本日も回復をさせるべく、休養。

未だ、筋肉痛です。

<現在の走行距離 132キロ(あと118キロ)※あと12日>




さて、本日のお話です。

先日話を聞いた、山崎浩子氏の話が、
非常に勇気づけられるものであり、
またとても学びになったのでした。

今日はそのお話の内容を、
皆様にご共有させていただくとともに、
思うところをお伝えできればと思います。


タイトルは、


【ぶれない自信をつくる唯一の方法】


それでは、どうぞ。

■山崎浩子氏。

種子島に生まれ、
高校1年から新体操を始め、
9年後、オリンピックに出場。8位に入賞する。

その後、芸能活動や、
新体操の指導員として活躍されている、マルチな方です。



そんな彼女が、
高校時代の「鬼コーチ」と、それにまつわるお話を、
先日の講話でされていました。

こんな内容でした。

(以下、思い出しながら書きます)


「当時は、今では考えられないけど、
 叩く、蹴るは当たり前で、本当に毎日が辛かった。

 叩かれすぎて、どうやったら、
 ”上手に叩かれるか”が
 新体操部に入って、一番に覚えたことだった。

 最初は6人の団体メンバーの中で、
 レギュラーにはなれず、補欠メンバー。

 褒められることなどなく、
 あまりにもつらすぎて、もう辞めたい、
 とコーチに伝えたこともあった。

 でも、結局、辞めることはなかった。

 *

 高校2年の時、
 初めてレギュラーに選ばれた。
 そして、全国大会に出る機会を得た。

 そして、最後の演技の直前に、
 ずっと厳しかったコーチが、優しく、
 私たちに、こう言った。


 『自分達を信じて。あなた達なら絶対できる。
  あなた達は、誰よりも練習してきたのだから』


 そう言われた瞬間、
 ふっと肩の荷がおりた気がした。

 練習では厳しくて辛かったのに、
 本番は、楽しくて、楽しくて、仕方なかった。

 皆でこれまでやってきたことを
 全部出し切ることができた。

 そのことが何より嬉しかったことを、
 40年以上たった今でも覚えている。

 結果はもちろん優勝できたけど、それ以上に
 自分がやってきたことを出せたことが、嬉しかった。

 そして、その時思った。

 (コーチは、この瞬間を、私たちに味わわせたかったんだな。
  厳しさも、全部、この瞬間のためだったんだ)

 と。

 そして、それが自信になり、
 オリンピックに出場、入賞することができました」



そのようなお話でした。


■このお話を聞いて、

厳しい、という裏に隠れた「コーチの本当の優しさ」に、
深い感銘を受けると共に、思うことがありました。


それは、

『何十年経とうが、決して忘れられないこと』

そして、

【自分に深い自信を与えてくれるもの】

というのは、

楽な道の上にあるものでは、
決してない、ということでした。


それこそ、何十年たっても色褪せない、
”自分を形作ってくれた瞬間”というのは、


・自分を出し切ったとき、であったり、

・自分に負けず、立ち向かえた瞬間、だったり、

・自分を律して、努力を続けられたこと、だったり、


地味で、愚直で、泥臭い、
そんな未知の上にあるのであろう、

そんな当たり前だけれども大切なことに、
改めて気付かされたのです。


■先日、妻と昨年の振り返りをしていて、
こんな話になりました。

私は昨年を振り返って、
印象的だった、自信を与えてくれた出来事の一つに、

「100キロマラソンという、
 自分に負けずに走り抜けられた”あの1日”が、自信になった」

という話をし、

妻は妻で、

「フルマラソンを初めて完走したこと。
 膝がもうダメだったけど、諦めなかった”あの日”が、
 自分の小さな自信になった」

という話をしていました。


大切なことは、
”距離”の問題でもないし、
”成し遂げたこと”の種類でもなく、


ただ、自分が、

『このことはやり遂げられた』

という感覚を持てた瞬間、
その感覚こそが、大事だと、
やはり思うのです。


どんなに小さくとも、
”小さな自信”をたくさん、
たくさん積み上げられることが、

”自分自身の中に軸”

を作る一歩一歩であるし、


”小さな達成”を、
薄紙を重ねるように積み上げることこそが、


【ぶれない自信をつくる唯一の方法】


である、

そのように思ったのでした。


今年も、一歩一歩。

積み上げていける1年にしていきたいものです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【本日の名言】 ゆうゆうと焦らずに歩む者にとって長すぎる道はない。
辛抱強く準備する者にとって遠すぎる利益はない。

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