「違う人、違う視点、違う表現」。
人は、“違い”で気付き、行動が変わり、成長する。”
(本日のお話 2234文字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、3件のアポイント。
ならびに終日、
『4Dx(実行の4つの規律)ゴールアライメント』の
公開コースの実施でした。
“戦略”を達成するための、
個人の実行力を高めるためのプログラム。
決めたことを実行し、結果を出すために、
・どのように考えたらよいのか、
・どのような仕組みが必要なのか、
などを「実行の4つの規律」として
まとめているプログラムです。
ちなみに、この4Dxの仕組み、
手前味噌ながら、なかなかすごいんです。
私の同僚(男性、子供が4人いる)が
子育て(勉強させたい)に活用したそうです。
すると、皆が競い合って、
勉強をするようになり、
偏差値が10くらいあがったそうです。
詳しくは「スコアボード」という仕組みが活きた、
ということなのですが、
長くなるのでその話は改めて。
とにかく、
「家族」という組織だけでなく、もちろん
「会社」「部署」という組織にも通ずる内容です。
決めたことを、楽しみながら、
モチベーションを保って、継続的に実行するために、
大変活用できるプログラムでございます。
決めたことをやり切るには、
“仕組み”が大事、というお話でした。
*
さて、本日のお話です。
先日、ずっとやっていなかったテニスをやりました。
テニススクールに、毎月月謝を払っているものの、
全く行けていないため、完全に無駄金(涙)
そんなスクールに、久しぶりに参加をしてみたのでした。
そうしたところ、色々な変化があり、
また多くの気付きがありました。
今日はそのお話について、
皆様にご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
【「違う人、違う視点、違う表現」。
人は、“違い”で気付き、行動が変わり、成長する】。
それでは、どうぞ。
■3年前から通っているテニススクール。
個人的に大好きなスポーツです。
これほどハマった競技は生まれて初めて。
そのスクールの仲間も、
楽しく、色々な業界で活躍している人ばかりでした。
弁護士、薬剤師、医者、大学生、など
優秀な方も多く、とてもいいクラスだったのです。
しかし、時は移ろいゆくもの。
卒業、結婚、時には怪我などで、
少しずつメンバーもいなくなっていきました。
ついには今月末でお世話になってきたコーチも
退職するということでした。
(なんとも切ない)
■「皆でワイワイやって楽しかったですね」
そんな話をしつつ、コーチと、
最後になるかもしれないレッスンを行ったのでした。
そして、お世話になってきたコーチの横には、
引き継ぎのために、テニス一筋でやってきた若者(=新しいコーチ)
がいました。
気合の入った若者。大学生だそう。
体育会系の雰囲気が全面に出ています。
そして、その新しいコーチからも指導を受けつつ、
久しぶりにラケットを握ったのでした。
■さて、テニスはとても繊細なスポーツで、
ちょっとした“球をつかむ感覚”などで、
ガラリとプレイが変わったりします。
そして、今回、久しぶりにやったことに加えて、
「普段教わらない人から教わった」
ことで、多くの気付き、
そして図らずも劇的な成長があったのでした。
*
少し、マニアックな話ですが、
テニスで「サーブ」を打つのですが、
これが簡単なようで、奥が深い。
サーブを打つ時に、
”今までのコーチ”からは、
「ラケットを右上に投げるように打つんだ」
と教わっていました。
が、なかなかその感覚がわからず、
ずっと苦戦をしていました。
しかし、今回の新しいコーチからは、
「サーブを打つときは、
”ボールの下をこするイメージ”で打つといいですよ」
と全く違う教わり方をしたのでした。
そして、やってみました。
すると、横で見ていた“今までのコーチ”が、
「そうそう!それだよ、いいね。
それが”右上に投げる感じ”なんだよ」
と予想外にも、「全然出来てない」の連発だったのに、
「いい感じ」に打てている、というお墨付きをもらったのでした。
■結果的に、”気付き”を得たのは、
“新しいコーチ”からのアドバイスです。
別に、今までのコーチの教え方が悪い、
というわけではない。
ただ、
「ボールの下をこするイメージで打つ」という新しい表現が、
自分の感性とマッチして、
壁にぶつかっていた自分に気付きを与え、
結果にも、ブレイクスルーを与えたのでした。
結果、やることは同じ。
どちらのコーチも、同じことをいっていた。
ただ、
「違う人から教わった」
「表現の方法が違った」、
という話なのです。
どちらがいい、という話ではなく、
【今までと違う人、視点、表現からのアプローチ】
が、自らの行動が変わり、
そして結果が変わったということが、
私にとって、大きな気付きになったのでした。
■「言葉」とは面白いものです。
同じことを言っているとしても、
同じように行動を変えたいとしても、
・「言う人が変わる」
・「表現方法が変わる」
・「違う視点から指摘される」
そういったことで、
結果が、ガラリと変わることがあるものです。
“違う視点”、“違う人”、“違う表現”によって、
同じ“悩みのループ”から抜け出すことができたり、
自分の可能性を覆っていた、”透明な天井”を壊すことができたり、
思いもよらぬ、プラスの影響が、
出てきたりするものである、
そのことを、まざまざと気付かされました。
*
だからこそ、皆様自身、
もし成長を求めるのであれば、
自らを変革、変容したいと願うのであれば。
ぜひ、
『様々な人のフィードバックをもらう』
こと、お勧めしたいと思います。
違った人、視点、表現の
アドバイス、フィードバックを自ら拾いに行くことが、
自らを変えうるきっかけになると思うのです。
そして、同時に、
人に変革、変容をもたらそうと願う人にとっても、
『自分の価値観での、率直なフィードバックをする』
ことも、とても大切なこと。
それが、その相手への
“大きな成長のきっかけ”になるのですから。
繰り返しますが、
【「違う人、違う視点、違う表現」。
人は、“違い”で気付き、成長する】
もの。
そのことを忘れず、
色んな視点に晒されていきたい、
そう思った次第です。