なぜドラッカーのマネジメントを学ぶことがよいのか?
(今日のお話 1850文字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
お昼はお客様とランチミーティングでした。
上場に向けて、これから加速していかれるとのこと、
お話を伺っていて、こちらまでわくわくしてしまいました。
変化に向けての理念浸透、
ぜひお手伝いができることを楽しみにしております。
(Tさん、ありがとうございました!)
ちなみに夕方からは、毎月1回言っている、
「ダイヤモンド経営塾」にて、
ドラッカ―・マネジメントについて勉強でした。
加えて、勉強会の冒頭に
経営者や経営幹部の皆様の前で、
自己紹介させて頂く貴重な機会を頂いたり、
夜からは、結婚3年目記念日という事で、
嫁と生まれて初めて帝国ホテルにて夕食。
(福利厚生倶楽部のクーポンの恩恵で、
庶民的な価格で楽しませて頂きました。)
何だか色々詰まっていた1日でございました。
週の後半も頑張りたいと思います!
■本日のお話です。
昨日、ドラッカーのマネジメントについて、
勉強をさせて頂きましたが、
自分の無知を知るとともに、
本当にたくさんのことを学ばせて頂きました。
今日からしばらく、
そんな「ドラッカーの学び」から、
大切だと感じたことを共有したいと思います。
本日は第一段。
では、どうぞ。
■皆さまの中にもきっと、
「ドラッカー」について学ばれた方、
いらっしゃるのではないかと思います。
ピーター・ドラッカ―と言えば、
世界を代表する経営学者であり、
”マネジメントの父”
”経営の神様”
とも称される超有名人。
数十冊もの本を執筆し、
的確に未来の社会(現代)がどうなっていくかを予見し、
「未来学者(フューチャリスト)」と呼ばれたり、
数えきれないほどの経営者に影響を与え、
アメリカ政府から大統領自由勲章なども受賞したりした、
誰もが知る大人物です。
そんなドラッカー教授から
直接教わった経験も持たれる、
国永秀男さん
から、ドラッカ―の世界を2時間ほどで
ご教授頂きました。
■その冒頭で、国永さんが参加者に、
「なぜドラッカーのマネジメントを学ぶことがよいのか?」
という問いを投げかけました。
なぜドラッカーを学ぶとよいのか。
ドラッカーを知っておいた方がよい、
というのは誰も否定するところではないと思いですが、
改めて「なぜドラッカーか?」と問われると、
少し戸惑ってしまいます。
国永さんがいうには、その答えは、
【ドラッカーは”マネジメント”について、体系的に学べるから】
とのことでした。
■しばしば国永さんは受講生の中で、
「私、マネジメントできていますから!(だから必要ありません)」
という人に会われるそうです。
しかしながら、「できています!」という人に限って、
大体出来ていない・・・
はたから見たら全然出来ていないのに、
何故自分では「出来ています!」と自信を持って言えるのか。
それは、
「マネジメントの”全体像”を知らないからである」
というわけです。
つまり、言い換えるのであれば
”自分が出来ていないこと”があることにすら、気が付いていない”
という状態です。
いわば、田舎のヤンキーが、
その世界の広さを知らぬがゆえに、
「俺は世界一強い」とうそぶくようなイメージでしょうか。
「井の中の蛙」という言葉に代表されるように、
他の世界があると知らないからがゆえに、
一番だ!出来ている!という自信をもってしまっている、
この状態が意外と多いのだそうです。
■では、そうならないためにどうしたらいいのか。
これを解決する方法が、
【全体を<体系的>に学ぶ】
ということである、と国永さんは言うのです。
そして彼は続けます。
「自分が何を知っていて、何を知らないのか。
マナジメントのどの部分は得意で、
どの部分は苦手なのか。
これが分かるだけで、
加速度的に学びが深くなるのです。
同じ努力、同じ時間を費やしても、
質と結果が全く変わってくる。
そして、私が知る限り、
ドラッカーのマネジメントは、
<マネジメントの体系>を描き出した、唯一のものだと考えています。
だから、この<体系>を活用しない手はない、
そう思うのです。」
■世の中には、
既に研究された”知”がたくさんあります。
例えば、ドラッカーは、
「マネジメントの全体像」を描き出しました。
そして、全体像を
<体系的>に学ぶことで、
思考が整理され、学びのスピードが加速度的に高まる。
そしてこのことは、
何もドラッカーに限らず、
あらゆる分野の学びに共通する
「学びの原則」
とも言える、普遍的なものではないか、
そう思うのです。
まとめると、
何かを学ぶときは、
1、まず体系的に学ぶこと。
2、そして、自分に何ができて、何が足りないのかを知ること。
3、すると、その分野において、何を学ぶべきかわかる。
またその分野の新しい知識を得た時にも、整理しやすい。
このようなステップが、
「学びの王道」ではないか、
と強く思った次第です。
まずは全体を見ること。
そして部分を深ぼる。
有限の時間のだからこそ、
効果的に学びたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。