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562号 2015年6月25日

なぜドラッカーのマネジメントを学ぶことがよいのか?

(今日のお話 1850文字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
お昼はお客様とランチミーティングでした。

上場に向けて、これから加速していかれるとのこと、
お話を伺っていて、こちらまでわくわくしてしまいました。

変化に向けての理念浸透、
ぜひお手伝いができることを楽しみにしております。
(Tさん、ありがとうございました!)

ちなみに夕方からは、毎月1回言っている、
「ダイヤモンド経営塾」にて、
ドラッカ―・マネジメントについて勉強でした。

加えて、勉強会の冒頭に
経営者や経営幹部の皆様の前で、
自己紹介させて頂く貴重な機会を頂いたり、
夜からは、結婚3年目記念日という事で、
嫁と生まれて初めて帝国ホテルにて夕食。
(福利厚生倶楽部のクーポンの恩恵で、
 庶民的な価格で楽しませて頂きました。)
 
何だか色々詰まっていた1日でございました。

週の後半も頑張りたいと思います!

■本日のお話です。

昨日、ドラッカーのマネジメントについて、
勉強をさせて頂きましたが、
自分の無知を知るとともに、
本当にたくさんのことを学ばせて頂きました。

今日からしばらく、
そんな「ドラッカーの学び」から、
大切だと感じたことを共有したいと思います。

本日は第一段。

では、どうぞ。


■皆さまの中にもきっと、
「ドラッカー」について学ばれた方、
いらっしゃるのではないかと思います。

ピーター・ドラッカ―と言えば、
世界を代表する経営学者であり、

”マネジメントの父”
”経営の神様”

とも称される超有名人。

数十冊もの本を執筆し、
的確に未来の社会(現代)がどうなっていくかを予見し、
「未来学者(フューチャリスト)」と呼ばれたり、
数えきれないほどの経営者に影響を与え、
アメリカ政府から大統領自由勲章なども受賞したりした、
誰もが知る大人物です。

そんなドラッカー教授から
直接教わった経験も持たれる、

国永秀男さん

から、ドラッカ―の世界を2時間ほどで
ご教授頂きました。


■その冒頭で、国永さんが参加者に、

「なぜドラッカーのマネジメントを学ぶことがよいのか?」

という問いを投げかけました。

なぜドラッカーを学ぶとよいのか。

ドラッカーを知っておいた方がよい、
というのは誰も否定するところではないと思いですが、
改めて「なぜドラッカーか?」と問われると、
少し戸惑ってしまいます。

国永さんがいうには、その答えは、

【ドラッカーは”マネジメント”について、体系的に学べるから】

とのことでした。


■しばしば国永さんは受講生の中で、

「私、マネジメントできていますから!(だから必要ありません)」

という人に会われるそうです。

しかしながら、「できています!」という人に限って、
大体出来ていない・・・

はたから見たら全然出来ていないのに、
何故自分では「出来ています!」と自信を持って言えるのか。

それは、

「マネジメントの”全体像”を知らないからである」

というわけです。

つまり、言い換えるのであれば
”自分が出来ていないこと”があることにすら、気が付いていない”
という状態です。

いわば、田舎のヤンキーが、
その世界の広さを知らぬがゆえに、
「俺は世界一強い」とうそぶくようなイメージでしょうか。

「井の中の蛙」という言葉に代表されるように、
他の世界があると知らないからがゆえに、
一番だ!出来ている!という自信をもってしまっている、

この状態が意外と多いのだそうです。


■では、そうならないためにどうしたらいいのか。

これを解決する方法が、

【全体を<体系的>に学ぶ】

ということである、と国永さんは言うのです。

そして彼は続けます。

「自分が何を知っていて、何を知らないのか。

 マナジメントのどの部分は得意で、
 どの部分は苦手なのか。

 これが分かるだけで、
 加速度的に学びが深くなるのです。

 同じ努力、同じ時間を費やしても、
 質と結果が全く変わってくる。

 そして、私が知る限り、
 ドラッカーのマネジメントは、
 <マネジメントの体系>を描き出した、唯一のものだと考えています。

 だから、この<体系>を活用しない手はない、

 そう思うのです。」


■世の中には、
既に研究された”知”がたくさんあります。

例えば、ドラッカーは、
「マネジメントの全体像」を描き出しました。

そして、全体像を
<体系的>に学ぶことで、
思考が整理され、学びのスピードが加速度的に高まる。

そしてこのことは、
何もドラッカーに限らず、
あらゆる分野の学びに共通する

「学びの原則」

とも言える、普遍的なものではないか、
そう思うのです。

まとめると、
何かを学ぶときは、

1、まず体系的に学ぶこと。
2、そして、自分に何ができて、何が足りないのかを知ること。
3、すると、その分野において、何を学ぶべきかわかる。
  またその分野の新しい知識を得た時にも、整理しやすい。

このようなステップが、
「学びの王道」ではないか、
と強く思った次第です。

まずは全体を見ること。
そして部分を深ぼる。

有限の時間のだからこそ、
効果的に学びたいものですね。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 どんな分野の知識でも、それに熟達するには、
隣接するものについて学ばねばならない。
したがって何かを知るには、全てを知らなければならないのだ。

        オリバー・ウェンデル・ホームズ

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