人がまだ見ぬ世界を、ありありと描ける人をリーダーと呼ぶ
(本日のお話 2034文字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
ならびに夜からは、私のもう一つのミッションである、
「サムライ塾」なる学びの場の開会式でした。
今年は5期生ということで、経営コンサルから、人事、
講師、営業や、IT、教育、ものづくりなど他業種の社長など、
多種多様な顔ぶれの人材が11名集まり、3ヶ月かけて、
歴史や世界、そして自分自身のことを深ぼる。
そして1皮どころか、100皮くらい向けることを目指す、そんな学びの場です。
ちなみに、完全ボランティアで運営されており、
私は今年の運営委員会のリーダーとして務めます。
なので、休日はほとんど
それ関連の仕事や勉強をしている昨今です。
ただ、仕事だろうが、プライベートだろうが、
人が何かを感じ、変わっていく姿を見ることは、
本当に素晴らしいし、心からふつふつと湧き上がるものを感じます。
きっと、好きなんだろうな、と思います。
これから3ヶ月のサムライ塾。
駆け抜けたいと思った次第です。
(もちろん、仕事も、ですが)
そして、本日土曜日も引き続き、
サムライ塾の運営のメンバーとともにミーティングでした。
*
さて、本日のお話です。
昨日の「サムライ塾」開会式で、スペシャルゲストとして、
ある著名なお二人にお越し頂きました。
そして、その方々のお話が、
非常に感銘を受けるものでした。
今日はそのお二人の話から感じたことについて、
皆様にご共有させていただければと思います。
タイトルは、
「人がまだ見ぬ世界を、ありありと描ける人をリーダーと呼ぶ」
それでは、どうぞ。
■私の大好きな本で、
『リーダーシップの旅 見えないものを見る』
野田 智義 (著)‚ 金井 壽宏 (著)
という本があります。
この本で語られていることは、
「リーダーとは、どのような人のことを言うのか」
「リーダーとして成長するプロセスとは?」
そんなことについて語られている本です。
そして、昨日の著名な2名の方の話を前に、
そのお話を思い出さずにはいられませんでした。
■昨日の2名のゲストの方。
この場でお名前をご紹介させていただくことが
できないのが残念なのですが、
1名は、有名な神宮の館長であり、かつ武道家としても有名な方。
世界を股にかけ講演をされ、「日本精神を有するリーダー」を育てることを使命としています。
そして、1名は、有名大学の教授でもあり、
ロボット分野において大変な功績を残しておられます。
「天才」と称されるにふさわしい、元経営者であり、
武道家であり、研究者である、現代のレオナルドダヴィンチのような方。
どちらも、普通にしていたら、
絶対にお目にかかれないような人。
インターネットで名前を検索すると、
ずらーっと名前が出て来る、それくらいの影響力の大きい方であることは
間違いありません。
そしてそのお二人が、それぞれ、
「サムライ塾」で学ぶ5期生の方々を含め、
お言葉を頂いたのでした。
■例えば、神宮の館長が語ったお話(一部)。
「日本人には、古来より「倍返し」の考え方があり、
それは恨み・辛みではなく、良いことを指した。
1000円のものを頂戴したら2000円のものを返す
受けた恩を倍にして返す、人や社会に恩を返すことで全体としてよくなる。
そのような思想を国民として共有している、それが日本です。
自己の利益ではなく、相手の利益を願う。
そして自他同一の精神を持ち、リーダーシップを発揮できる人
それが日本人である。
だから、孤立主義が高まる世界で、
日本が果たすべき役割があると信じている。」
という思い。ビジョン。
また、ロボットの分野で、日本、否、
世界の先端を走る教授曰く、
「ロボットに感情を持たせることができれば、
崩壊した日本の家庭を救うことができる。
また、テクノロジーを活用していけば、
人のお金の使い方が変わり、無駄な競争がなくなる。
いま研究している数学が、今のスタンダード、
常識を変えることができたら、争いはなくなり
最終的に、戦争はなくなる。そんな世界を作りたい」
そんな思い、ビジョンでした。
■本当はもっともっと深くて、良いお話でした。
が、伝わりきらないことは、私の力不足です。
ご容赦ください。ただ、大変心動かされるお話でした。
そしてその中で、
強く、体感覚で思ったこと。
それは、
【まだ、多くの人が見えていない世界を思い描ける人。
それが”リーダー”なのだろう】
ということ。
お二人の話は、恐らく私は、100%理解はできてないと思います。
しかし、こうなったら素晴らしい、
こんな世界にできたら面白そう、ワクワクする。
その気持ちは聞いていて湧き上がってくるのです。
熱っぽく語り、
ビジョンが聞いている人の心を掴んで止まない。
そんな人に、周りは心動かされ、
ついていきたい、力になりたいと思うもの。
そう思わるがゆえに、
「人が見えていない世界を思い描ける人」
が、自然とリーダーへとなっていくのであろう、
そんなことを思ったのでした。
■日本の幕末の際も、
吉田松陰、勝海舟、坂本竜馬、西郷隆盛、
多くのリーダーは、
まだ“他の人が見えていない世界”を語りました。
そして人に、そうなったら素晴らしい、と想像させました。
そして人の力を使ったゆえに、
大きな事をなしえたのだと思います。
自分の独りよがりでなく、
私心を超えたビジョン。
人のため、世のためになる夢。
綺麗事ではなく、事実として
自分の目標や志が、そういったものに変容した途端、
人はリーダーとなり、思い描くものを実現できる、
そんな存在になれるのだろう、
そんなことを2名の偉大な先生方から
感じさせられました。
そして、そんな世界を思い描けるよう、
学び、世界を広く見る必要があるのだろう、と思う次第です。""