自分でやるから、わかることがある。“教えること”が最強の学びである
(本日のお話 2314文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は1件のアポイント。
ならびに、「戦略実行(4Dx)」のプログラムについて、
御興味をお持ちいただいた、大手IT企業の皆様に、
出張説明会に行ってまいりました。
そして夜は以前参加した、
「組織コンサル養成塾」で知り合った皆様と、
情報交換も兼ねてお食事など。
家に帰ってからは、今週末に行う勉強会のテーマである
『ポスト資本主義』なるものについて、本を読み、調べていました。
頭が夏休みモードから、
集中モードになってきて楽しくなってきました。
ますます加速していきたいと思います!
*
さて、本日のお話です。
昨日、弊社の急成長中のプログラム「戦略実行」について、
2時間ほどで私の口から、出張説明会として、
お伝えする機会をいただきました。
が、元々このプログラム説明会は、
弊社の講師が行っているイベントです。
ですので、会社の仕組みとしては、
正直、私のような「営業」が行うイベントではなかったのですが、
「やるからわかるコトもあるのだろう」
と思い、許可を得た上で、
実際に自分でやってみることにしました。
そして、昨日改めて自分の口から話をする機会を頂いたのですが、
話せば話すほど、
「自分でやるから、わかることがある。
“教えること”が最強の学びである」
ということを、心から、
身に染みて感じたのでした。
本日は、この体験について思うことを
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、そのまま
「自分でやるから、わかることがある。
“教えること”が最強の学びである」。
それでは、どうぞ。
■ちょっとネタばらし(というか自慢?)なのですが、
私たちフランクリン・コヴィーでは、
かなり入念に作り込んだ、
「研修プログラムの説明会」
を行っています。
当然ながら、何かしらのきっかけで
「7つの習慣」「戦略実行」「生産性」なりに興味を持っていただいた方、
そして、足を運んでいただいた方の約2時間を頂戴するわけです。
ですから、そこは“勝負の場“であり、その2時間で、
「これは目からウロコだった」
「このプログラムは、もっと知りたい。
ぜひ他の人にも聞かせたい!」
と思ってもらわねば、次はありません。
ですから、私たちは、
興味を持っていただいた方には、
プロの講師が主催する、「無料プログラム説明会」に来ていただくことを、
”戦略的に”、お勧めしたりするわけです。
■しかし、です。
本気であるがゆえ、「プロの講師」が前に立ち、
そして話をする形態をとっているものの、
お客様とご縁を頂いた営業としては、
なんとなく、他人任せにしている気もしてならなかったわけです。
(とか言ってはいけませんが)
”商品のエバンジェリスト”たる、
自分自身が、高いレベルで語れずして、
講師に負けないレベルで語れずして、
お客様を魅了することなどできないだろう、
と。
と、いうことで、
「自分で説明会をする!」と決めてから、
講師が話している映像を見て、
話している言葉を全部書き出して、
・全体のストーリー
・それぞれのスライドで何を伝えたいのか
・強調すべきポイント
・例え話の入れ方
・間のとり方
Etc
などをコピーして、
実際にやってみることにしたのでした。
■そして、昨日、改めて
「戦略実行」に関して、
“出張プログラム説明会”(第二回目)
を、私自身の口から
お伝えする機会を頂いたのでした。
そして、気合を入れて臨んで、
二時間たったその時に、心より思ったことがあります。
それは、
よくよく言われていることではありますが、
『自分でやるから、本質がわかる。
「教えること」が最強の学びである』
ということでした。
これは前から、
私自身何度も言っていることであり、
かつよく知られていること。
でも、今回真剣に取り組んで、改めて、
それを読んで字のごとく”痛感“したのです。
■弊社の研修を破っている講師が、
こんな事を言っていました。
それは、
『研修の受講者は、セミナーの最中に
「講師から聞いたこと」は、ほとんど覚えていない。
でも、セミナーの最中に
「自分がしゃべったこと」はよく覚えているものだ』
と。
人は、「聞くだけ」「読むだけ」という“インプットのみ”では、
右から左に知識が通り抜けるだけで、
心や頭にひっかからずに、サラリと過ぎ去っていきます。
だから、聞いたはず、読んだはず、のことでも、
取り逃してしまう。
深い学びに、ならない。
そして、忘れる。
しかしながら、
「学んだことを、人に伝える」
「学んだことを、要約して書く」
という、”アウトプット”が前提の学びであった場合、
全く違うものになります。
自分の言葉で伝えると、
わからないところには一つ一つに疑問が生まれます。
ただただ、右から左に流れるということは、なくなります。
というより、厳密に言えば、できなくなります。
しかも、その
「学んだことを人に伝える」
という舞台が、
・“お金をもらう”という条件が加味されている
・“プロフェショナルとして伝える”という前提
だったりすると
その学びの効果は、絶大。
質問にも全て答えつくすくらいの、
深く、詳しい理解が必要になりますから、
その学びのインパクトは、とんでもないレベルになるわけです。
多分、普通に本を読むレベルの10倍はくだらない
(と思っています)でしょう。
■私たちは、いくつになっても、
本を読んだり、研修やセミナーを受けたりするなど、
「学ぶ機会」
を持ちえます。
セミナーであれ、
読書であれ、なんであれ、
それらはあくまでも「手段」。
その「手段」が目指すゴールというのは、
【質の高い「学び」を得ること】
であるはず。
決して、読めばいい、聞けばいい、
という話ではないのです。
そんなことを改めて考えた時、
自らの学びの効果を高めるために、
もっともっとできる工夫はあるはず。
そしてそのための、
ベスト・ソリューションが、
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「インプット」と「アウトプット」はセットにして学ぶ
(=学んだことは、必ず、人に教えたり、文書にまとめること)
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ことこそが、最強の学習の黄金率である、
そのように強く思うのです。
「自分でやるから、わかることがある。
“教えること”が最強の学びである」。
これは、真理です。
もしやっていない方がいたら、
ぜひ実行をお勧めいたします。
一発で、その効果がわかること、保証します。