とりあえず、「元気ハツラツ」を心がける
(今日のお話 1157字/読了時間1分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は台風があっという間に通り過ぎてきましたね。
季節のためか、体調を崩してしまい、
夕方、病院にいってまいりました。
この季節(気圧が変わりやすい時期)というのは、
不思議なもので、なぜか多くなるそう。
皆様も、十分にお気をつけくださいませ。
*
さて、体の調子が悪くなると、
つい心も億劫になってしまいがちですが、
本日は自戒の念も踏まえて、
私の好きな哲学者「中村天風氏」の言葉を借りつつ、
”とりあえず「元気ハツラツ」を心がける”
というテーマで、
思うところをお伝えさせていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■中村天風氏。
彼は、稲盛和夫氏、
松下幸之助氏など、
有名な経営者が「師」と仰いだと言われる、
有名な哲学者です。
彼の著書より、
こんなお話がありますので、
一部ご紹介させていただきます。
(以下、引用)
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「元気ハツラツ」
日頃私が「元気か」というと、
中には「元気です」と言う人もあれば、
「ハイ」と答える人もあるが、
時には「元気だと言いたいが、元気と言える状態でないから俺は言わない」
というような顔をしている人もあるが、
健康や運命に関係なく、いつも元気でいられるのが人間である。
今後はこの真理を絶対に貴重な悟りとして、
たとえ我が身に何事が生じようと、
またいかなる事態に会おうとも、
完全に生きるための根本基礎となる心の状態を、
断然消極的にしてはならない。
いつも「清く、尊く、強く、正しく」という
積極的態度で終始しなければならない。
そうすれば、自分でも不思議なほど、
元気というものが湧き出してくる。
(引用:『ほんとうの心の力』中村添付」
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■いかがでしょうか。
この話で、すごいなあと思うのが、
”健康や運命に関係なく、いつも元気でいられるのが人間”
と言い切ってしまうことでしょうか。
気持ちを元気にしていれば、
健康や運命は関係なく「元気でいられるのが人間」である。
この信念は学ぶべきことが多いのでは、
と感じます。
■天風氏の逸話で、
「体と心は別物。だから体が良い状態じゃなくとも、
それで、心が影響されることはない。
今から親知らずを自分で抜くから、見てろ。」
と歯科医師の前で、
歯科医師でも手こずるような
「親知らずの抜歯」を、自らの手で、
ペンチを持って行った、
というような話がありました。
■そこまで行くのは、
なかなか常人では難しいでしょう。
しかしながら、
「(体が)元気がないから、
(心も)元気がなくなる」
というような考えは、
常識的な考えと思われるけれども、
必ずしもそうではないのではないか?
と思えたほうが、
より健やかで、
よりたくましく
より幸福度の高い人生に近づくのではなかろうか、
そんなことを感じた次第です。
ということで、
どんな状態であろうとも、
”とりあえず「元気ハツラツ」を心がける”
こと。
体は元気でなくとも、
心は元気でいたいものですね。