『お~い!竜馬』
(今日のお話 1935字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日、土曜日はプライベートの
スイムレッスンのため、船堀へ。
その後は、家に帰り、
久しぶりにゆっくり本を読んだり、
映画を見たりしていました。
梅雨だからか、バイオリズムがやや下がっており、
活動的に色々飛び回るよりも、
少し精神的な休養や、深い思索をしたい気分になっております。
(と、いいながら色々やっているのですが)
*
さて、そんな中、
前から読もう読もうと思いつつ、
ようやく読み進め始めた本。
それが、『竜馬がゆく』(著:司馬遼太郎)でした。
面白すぎて、半日ほどで1巻を読み終わってしまいました。
1~8巻まであるので、これからが楽しみで仕方ありません。
ということで、毎週日曜日の、
今週のおすすめの一冊のコーナー。
今日は、そんな「坂本龍馬」に関連した一冊を、
皆様にご紹介させていただきたいと思います。
今週の一冊は、
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『お~い!竜馬(全12巻)』 武田 鉄矢 (原作・原案)‚ 小山 ゆう (作画)
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です。
(「竜馬がゆく」(著:司馬遼太郎)ではありません。
これは全巻読み終わってからご紹介させていただきたいと思います!)""
■私の大学4年生の頃でしょうか。
当時、私の後輩でアキラという、
世界をバックパッカーとして回っていた友人がいました。
そんなアツい彼が、
世界を旅する中感じた、
日本の歴史のスゴさや文化の話を語るとき、
「ヤスさん(私のこと)、日本を知るなら、
『お~い!竜馬』は絶対読んだほうがいいっすよ!
激アツだし、勉強になります!!」
と、ふいに、
この本を勧められたのでした。
大学生当時は、
私は歴史なんて全く興味なかったし、
「坂本龍馬ね、なんだか有名な人でしょ?」
くらいにしか思っていませんでした。
ですから、
”『お~い!竜馬』という本がなんだか良いらしい”
という記憶は残りながらも、
買うことも、読もうとすることもせず、
そのまま時は過ぎていったのでした。
■そして、それから5年後。
何かのきっかけか覚えていませんが、
ふと歴史や坂本龍馬について興味が湧いたとき、
そのことを思い出したのでした。
そして、漫画喫茶で、
ふと読み進めたところ、
(超絶、面白い!!)
と、一瞬で虜になってしまいました。
そして、そのまま全巻を購入。
それからというもの、
幾度となく、読み重ねてきたのでした。
そして、それが
私自身の「日本の歴史(特に幕末)」への興味と、
歴史観の下地になっていったように思います。
■では、何がそんなにいいのか?
これは、一言、
「マンガだから」
です。
著者の武田鉄矢氏と小山ゆう氏曰く、
「嘘と本当のギリギリを狙った」
と言っているように、
”フィクションだけど、ノンフィクションでもある”
そんなストーリーなのです。
そんな本物っぽい史実に基づいた話もある。
でも、誇張的な表現、作り話もあり、惹き込まれる、
そんな作品であり、マンガなのです。
■思うのですが、
・日本の近現代史(日清戦争~太平洋戦争)
・日本の歴史(幕末~明治維新)
を教養として大事と思う人、
興味があるという人は、
それなりにいると思うのです。
日本という国に住んでいれば、
自然と沸き起こってくる感情なのでしょう。
当然、坂本龍馬だって、
誰もが聞いたことがある偉人。
知りたいと思うのは当然でしょう。
しかし、今と違う時代というのは、
イメージがつかないのです。
1830年ごろ、当時の人達が、
・どんな生活だったのか
・どんなことを日常思っていたのか
・何に不満を持っていたのか
・何に危機感を感じていたのか
・どのような身分制度だったのか
そんなことは、
遠い世界、過去の世界になりすぎて、
イメージができない。
だから、大切な教養といいながらも
考えるのが面倒くさくて、特に掘り下げようと思わない。
だから、「日本の歴史」は
中学・高校のなんだか難しい暗記モノ、
で終わってしまっている。
そんな構図になっているのではないだろうか、
と思うわけです。
■『お~い!竜馬』は、
フィクションではあります。
しかし、
”その歴史の対極と道筋を理解しつつ、
わかりやすいヒューマンストーリーとして描いている”
ところが、大変魅力的な本である、
と私は思います。
坂本龍馬ファンで知られる、
「武田鉄矢」を脚本として迎えた、
歴史のエントリーモデルとしては、
”最強の歴史本”
といえるのではと思います。
ということで、
まだ幕末の歴史、明治維新の歴史、
そして坂本龍馬について詳しく知らない方は、
ぜひ、
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<今週の一冊>
『お~い!竜馬(全12巻)』 武田 鉄矢 (原作・原案)‚ 小山 ゆう (作画)
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をお読みいただくこと、お勧めいたします。
視座がぐっと広がり、
日本の見え方も変わってくるのではなかろうか、
そのように思う次第です。""