すね毛を剃るより先に、すべきことがある ~トライアスロン完走への道~
(今日のお話 2059文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、「戦略実行」のエグゼクティブ向け、
ワークセッションの実施。
ならびに、夜は某サービス業のお客様と
懇親会でした。
*
さて2ヶ月後の8月27日に人生初出場となる、
「トライアスロン大会」に向けて、
絶賛練習をしております。
時間が許す限り、
これまでやったことがないスイムの練習をしています。
今日は、その練習の中で気づいたこと、
そしてそこから得た学びについて、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
「すね毛を剃るより先に、すべきことがある」。
それでは、どうぞ。
(至って真面目な話です)
■すると、こんな記事が。
参考『水泳(競泳)しているなら、毛は処理しないと!方法を解説します』
”すね毛を剃る”と水泳のタイムが速くなる。
どうやら色々調べていくと、
真剣にスイム、トライアスロンをやろうとするなら、
すね毛を剃るとタイムが早くなる、と、どこかしこに書かれています。
挙句には、友人からも、
「トライアスロンやるなら、すね毛は全剃りでしょ」
とアドバイスを頂き、ものは試しと
「すね毛、全剃り」を実施することにしたのでした。
ヒゲ剃りの後部分の、
長い毛を剃るためのオプション部分を使い、
お風呂場にて”すね毛”に別れを告げます。
しかし、これもタイムを速くするため。
そして、ツルツルになりました。
そして、
先日いざ、100メートル泳ぎ、
振り返ってタイムを見てみます。
しかし全く、変わらず。
そして、思いました。
『やっぱり、楽な方法なんて、ない』
と。
■なんとなく理解していましたが、
結局、スイムのためにすね毛を剃る、と言うのは、
本当に重要なことでは、ない。
大切なのは、
もっと本質的なこと。
・泳ぎのフォームを整える
・長く、力強く泳ぐために筋力をつける
・水流に逆らわない呼吸法を身に付ける
・もっともっと練習する
そういった、
地味で、地道で、ウルトラCではない、
粛々とやる必要がある「愚直な努力」。
それに勝るモノはない、ということ。
何となく頭で分かっていながらも、
安直な方法を試し、すね毛を剃り、
何の変化も起こらない状況を知り、
改めて、その原則を思い知ったのでした。
■ちなみに、これに関連する話で、
ふと思い出したことがありました。
それは、世界3000万部のリーダーシップの本、
「7つの習慣」の話で書かれている、
『個性主義と人格主義』
という話。
『個性主義』とは、
表面的なテクニックに頼ること。
すぐに成果を得ようとすること。
つまり、「木」に例えるのであれば、
目に見える”葉”の部分をなんとかしよう、
とテクニックやスキルに頼ること。
『人格主義』とは、
あり方、姿勢など目に見えない部分を、
大切にすることです。
「木」に例えるのであれば、
目に見えない”根”の部分を強くすること。
努力、忍耐、継続、ここに注目します。
短期的に手っ取り早く成果を得ることができる
「テクニック」「スキル」も確かに重要。
でも、長期的・継続的に成果を得ようとするのであれば、
この”根”の部分(人格の部分)にこそ、注目しなければいけない。
というのです。
つまり、この話を、
先程の私のエピソードに当てはめるのであれば、
”すね毛を剃る”
(=表面的な”葉”の部分でなんとかしようとする)
のではなく、
”自分自身の、泳ぎの根本的な能力を愚直に磨く”
(=本質から変わる。”根”の部分を強化する)
ことが大事である、
といえるのかもしれません。
(ちょっと強引ですが)
■本当に望む結果を得続けようとするのであれば、
本質的に、自分の能力を上げなければいけません。
すね毛を剃り、
それで手っ取り早く成果をえようとしても、
ただ、スーツのスラックスのが、
肌にペタペタと張り付き気持ち悪いだけで、
何の成果も得られませんでした。
私がすべき事は、すね毛を剃ることでは、なかった。
大切な事は、地力を上げること。
本質に向き合うこと。
”表面的なことで、
ごまかそうとしてはいけない”
そんなことを改めて思った次第です。
ということで、
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手っ取り早いテクニック論ではなく、
愚直で、地味な日々の練習を何より重視する
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こと、大切にしていくことを
オススメいたします。