「然るべき型」を知れば、75mから1500mへと、一夜で泳げるようになる
(今日のお話 1790文字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は8月末に向けての、
トライアスロンの出場に向けて、
近くのプールにてひたすら泳いでいました。
おじいちゃんおばあちゃん、
ちびっこが泳ぎ回る王子のプールにて、
ひたすら25メートルを往復するというシュールな練習でしたが、
生まれて初めて、
1500メートルという距離(!)を、
泳ぐことができました。
しかも、結構楽に、です。
(ちなみに、今までの最高記録は75m)
本日の、お話です。
今日は、そんな新記録を可能にした、
”スイミングレッスンで教わった「型」”
を通じた、学びをご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
”「然るべき型」を知れば、75mから1500mへと、一夜で泳げるようになる”
それでは、どうぞ。
■私が
「トライアスロンをやる!」
と宣言した際に、
友人から強烈に勧められた、
『TIスイムサロン』という教室。
ここでは、
「泳ぐを科学する」
というような表題が掲げられており、
その言葉の通り、
・泳ぎのメカニズム
・人の身体の構造
・泳ぐための効率的な動き方
・早く、長く泳ぐための心構え
などなど、
”泳ぐ”という、誰もが
幼いころ習ったであろう行為を
今一度、因数分解して理解する、
そんなことを教えてくれる教室です。
■先週土曜日に、
そのレッスンに行ったのですが、
それがまた、衝撃的な体験だったのでした。
船堀の駅を降りて、
5分くらいあるくと、
小さな「店」みたいなものがあります。
正直、どこにもプールが入るスペースは、
見当たりません。
そこで待っていると、
ある”部屋”に案内されます。
そこに入ると、
小さい、”いけす”のようなものがあるのです。
縦3メートル、横2メートルくらいの、
小さい箱みたいな場所です。
そこでは、前から水が流れてきて
泳いでも前に進まない。
つまりハムスターみたいになります。
その場でとどまって泳ぐのです。
かつ、自分の前、下、上に鏡がついていて、
自分のフォームが泳ぎながら確認できる。
自分の泳ぐ姿勢は、常に録画されており、
自らフォームのチェックをできる。
そして、自らの泳ぎ方を見つつ、
正しい泳ぎ方と照らしあわせ、
「泳ぎの”型”を学ぶ」
そんなスクールでした。
■学んだことは、1時間でしたが、数え切れないほど。
例えば、
・身体の軸をぶらさない。
・水面に対して、40°の角度で、
腕を入水させること。
・腕を下に沈めることで、浮力が分散し、
お尻が浮き、身体がまっすぐになる
・”手のかき方”はリラックスすることで、
水を沢山つかむことができる。
・腕のロールに合わせて、身体を45~80°傾ける。
・その動きに合わせることで、
1.6秒の息継ぎ時間を確保できる。
などなど、
「小学生時代になんとなく習っていた泳ぎ方」
とは全く違う、
”泳ぎ方の型”
を徹底的に叩き込まれたのでした。
■そして、翌日、日曜日。
その”型”をひっさげて、
市民プールで、おじいちゃんおばあちゃんに囲まれながら、
とにかく練習してみよう、とする。
すると、本当に不思議なものです。
なぜだか、スイスイ、
負荷なく泳ぐことができて、
気がついたら1500メートル泳いでいた。
そんな”結果”を得ることができたのでした。
■そして、この体験を通じて、
改めて思ったのです。
日本の武道でも、
『守破離』
という言葉があるように、
もし何かに熟達せんと願うのであれば。
最初にすべきことは、
【然るべき「型」を学ぶこと】
このことが、兎にも角にも重要である、
ということ。
それが、望む成果を得るための、
一番の近道である、そう思ったのです。
そして、それらの”型”は、
泳ぎだけでなく、あらゆるものがあると感じます。
・速く長く泳ぐための”型”
・速く走るための”型”
・遠くへボールを投げる”型”
・上手にボールを蹴る”型”
そんな、”身体の動かし方”は当然そう。
そして同時に、
・『成果を上げる仕事の”型”』
・『上位20%のトップセールスの”型”』
・『人間関係を良好に対応する”型”』
・『一定以上のメルマガをかき続ける”型”』
などもあるのです。
ということで、もし、
何かに熟達せんと欲するのであれば、
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知らない世界に飛び込むなら、
お金と時間をかけてでも、まず”型”を学ぶ
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ということ、ぜひお勧めしたいと思います。
結局、そちらのほうが、効果的だし、効率的。
急がば回れ、ですね。