『ヤル気の科学―行動経済学が教える成功の秘訣』
(今日のお話 1234字/読了時間1分半)
■こんにちは。紀藤です。
本日は、神奈川県の足柄峠にて、
有名な峠走25キロを仲間と実施。
そして、これからは
テニスに行ってきます。
このGWは、100キロマラソンに向けて、
とにかく運動をしまくる予定です。
*
さて、本日お話です。
毎週日曜日は、今週のオススメ本を紹介する、
「今週の1冊」のコーナー。
今週、皆さまにご紹介させていただく本は、
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『ヤル気の科学―行動経済学が教える成功の秘訣』
(イアン エアーズ (著)‚ Ian Ayres (原著))
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です。""
■「やる気」とは、不思議なものです。
ある日は、「やる気」に溢れ、
ものすごい集中力を発揮して、
バシバシ仕事終わらせることができる。
かたや、あるときは、
全然「やる気」にならず、
いつまでもごろごろ、ダラダラしながら、
1日が過ぎていく。
あることについては、
継続的に続けられるのに、
別のことに関しては、
全く続けられない。
大事だとわかっているものの、
コントロールがしづらく、
しかしながら私たちが働く上、
何かを実現する上でとても重要な要素が
「やる気」
ではないでしょうか。
■では、そんな「やる気」には、
どんなメカニズムがあるのでしょうか?
そんな「やる気のメカニズム」について、
イエール大学のイアン教授が解き明かした本が、
この
『ヤル気の科学―行動経済学が教える成功の秘訣』
で書かれているのです。
そして、この本では
「やる気」に関わる行動科学を、
色々な側面から伝えています。
例えば、
”「損失は大きく見える」性質を利用せよ”
(得るものよりも、失うものの方が大きく見える。
「やらなかったら、何かを奪われる」、という約束が最も効果的)
”ガミガミ屋はなんだかんだで役に立つ”
(人は「人にどう思われるか」を気にする生き物。
だから、ガミガミ説教をする人を側に置くと、
決めたことをやる確率が高まる(場合がある))
”失敗したときの「遊び」が重要”
(目標を破っても、大目に見るゆとりや、
高すぎる目標を設定しないことが、
「やる気」を継続するために重要である)
などなど。
面白いもので、
上記のような事を通じて、
人を「コミット」させると、
何かを行動できるようになります。
そして、
”行動すると後発的に
「やる気」が湧いてくる”
ものなのです。
■難しいと思われることを
チャレンジし続けて達成する人。
逆に、いつも決めたことをやり遂げられない人。
ここには、確かに何かの
「法則」があるようです。
そして、その「法則」を、
多数の実験とそして分析により、
解き明かした本がこの『ヤル気の科学』なのです。
私もこの本を読んでから、
「宣言して、自らの外堀を囲う」
「ある程度決めたことでも、ゆとりを持たせてOKとする」
「仲間(ガミガミ屋)をつくる」
などの工夫をし始め、
結果、色んな事が達成できるようになりました。
「やる気」のメカニズムを知りたい方、
ぜひ手にとって読まれてみてください。
ちょっと小難しい表現が多いですが、
そういった内容が嫌いでなければ、
参考になるはずです。
知的な側面から、
「やる気」を分析したい人は、オススメでございます。